初体験「桃梨」のライブ
前から気になっていたデュオ「桃梨」のライブを
やっと聴くことができた。
県民ホール未来会館の自主事業として
「和を奏でる女性たち」というテーマで、
鹿児島県の女性和太鼓グループ
「霧島九面太鼓 和奏〈わかな〉」との
ジョイントライブとして開催された。
桃梨はヴォーカル上村美保子とベースJIGENの二人組、
そして上村はワタシの地元出身。
基本的にベースとヴォーカルのみで演奏し、
オリジナル曲だけでなく、各地の民謡や古い歌謡曲などを取り入れた
楽しいステージが持ち味だという。
さて今日の約1時間のミニライブ、
ワタシは初体験であったが、どうも消化不良に終った。
まずは客層が悪かった。
観客約500人のほとんどが太鼓を目的に来た人たち。
ノリが悪く、トークへの反応も鈍くて、
演奏しづらかったのではないか。
次に、ベースとヴォーカルというユニットの限界。
ライブハウスならともかく、
これだけのホールで楽器がベース1本は、
あまりに音色がさみしくて1時間以上聴き続けるのは辛い。
あと1本、キーボードかギターが欲しいところだ。
しかし「『あ』の付く言葉」「しあわせな明日」などの
オリジナル曲は魅力的。
もっと分厚い演奏で聴いてみたいと思った。
これだけの曲が書けるのなら、
オリジナルで勝負してみてはどうか。
実は昨年4月、ある宴席で上村のお父さんと話す機会があった。
帰り際、CDを取り出しながら、
「娘が歌っとるで、イベントなんかで使ってやってくれんかの(岐阜弁)」
帰ってからひととおり聴いてみたら、これがなかなか面白い、
いつか生でと思っていて、今日やっと実現した。
もっと大きな編成でもう一度聴いてみたいと思った。
●「和を奏でる女性たち」桃梨ライブ
'06.9.16 岐阜県県民ホール未来会館
上村美保子(vo&鍵盤ハーモニカ)、 JIGEN(b)
*アンコールのみ和奏〈わかな〉(和太鼓)と共演
・春駒〜八竹(郡上節)
・しあわせな明日
・「あ」の付く言葉
・北のかもめ
・まつさか(郡上節)
・おはら節 ほか
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Comments
初めまして。私も未来会館行きました。
私は以前から桃梨が好きで見に行っています。
編成の加減は好み(私は不足感は感じませんが)だと思いますが、先日の選曲、郡上節(2曲)以外は全て桃梨のオリジナル曲ですよ。
桃梨さんの名誉のために、余計なお節介ですが書かせて頂きました。
失礼します。
Posted by: motoki | September 17, 2006 04:58 PM