贄の夜会/香納諒一
「犯罪被害者家族の集い」に参加した女性2人が、
帰り道で何者かに殺害される。
一人は女性ハープ奏者で両手首を切断、
もう一人はその知人女性、
こちらは、頭を石段に叩きつけられているという
猟奇的な殺人事件。
事件を担当する警視庁の大河内の周りには、
被害者の夫、集いに関わる弁護士など
怪しい人物が次々に登場し、
事件は複雑な構図に・・・
猟奇殺人あり、警察内部告発あり、
ハードボイルドあり、
さまざまな要素がてんこ盛りの社会派ミステリー。
600ページ近い厚さで読み応えも十分。
最後の最後までハラハラ、ドキドキ、
読後感は、とってもおもしろかった!
けど、登場人物が多く人間関係も複雑で、
焦点が散ってしまったという印象はぬぐい切れない。
というわけで、5段階評価は★★★★
【今日の歩数】5,537歩
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