チーム・バチスタの栄光/海堂尊
海堂尊のデビュー作「チーム・バチスタの栄光」を読んだ。
第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞している。
米国帰りの外科医桐生が率いるチーム・バチスタ。
バチスタと呼ばれる心臓外科の手術を専門に手掛け
その成功率は100パーセントを誇るエリート集団だったが、
立て続けに失敗する。
術死は偶然、医療事故、あるいは故意によるものなのか、
神経内科の田口医師が指名され、
内部監査に乗り出してゆく。
聞き取り調査をするうちに
チーム・バチスタの裏側が見えてくる・・・
ミステリーとしては謎解きの部分が平凡だが、
作品全体としてはよくまとまっている。
とても処女作とは思えない出来である。
チーム・バチスタの面々や
その他の登場人物にインパクトがある、っていうか
途中から登場する白鳥は、あまりに濃〜いキャラで
ワタシは拒否反応が出た。
病院や手術の現場のリアリティは、
さすが現役の医師だけある。
血を見るのが嫌いで
医学部をあきらめたワタシ(ウソ)にとっては
克明な描写は心臓ばくばくもんであった。
というわけで、5段階評価は★★★★
【今日の歩数】3,712歩
【昨日の歩数】6,023歩
【一昨日の歩数】4,234歩
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Comments
またまたこんばんわです。
いやあ、読む本の趣味似ていますね。
わが読書記録を紐解いてみると、今年の2月7日から読んでいます。編集作業真っ只中だったので、読了には1週間ほどかかりましたが、奇遇にも私の読書評価も★4つでした。
ちなみに今日は9,369歩でした。
Posted by: kubori | August 30, 2006 11:56 PM
kuboriさん
趣味が似ているなんて光栄です。
おすすめ本あったら教えてください。
毎日9,000歩ならまずまずですね。
私はこのところ、ウォーキングをさぼりっ放しです。
Posted by: るうかす | September 03, 2006 11:14 PM