小澤征爾音楽塾 マーラー交響曲第2番「復活」
体調を崩し今年1月から、すべての公演をキャンセルしていた小澤征爾の
復帰後初めての公演が7月20日、名古屋で開かれた。
「小澤征爾音楽塾」のマーラー交響曲第2番「復活」、
このオケは、若い奏者を教育するためのユースオーケストラ。
この日はそれぞれの指導者もオケに混じって演奏、
コンマスがN響の篠崎史紀、オーボエが宮本文昭、
フルートが工藤重典、ハープが吉野直子というように
日本を代表するメンバーが勢揃いした。
まんま、サイトウキネンオケでもあるのだが(笑)
さて、演奏は熱演ではあったものの、
まだまだかなというのがワタシの印象。
特に弦の弱さが気になった。
全体として訴えるものが伝わってこなかった。
また、ソプラノの松田奈緒美とアルトのナタリー・シュトゥッツマンも
期待した歌声にはほど遠かった。
これから3回、4回、公演を重ねるごとに
オケとしてのまとまりが出てくるのではないか。
来週公演する東京ではもっと期待できるかもしれない。
終演後は大変盛り上がった。
いわば小澤の快気祝いのような公演であったので
小澤が観客席に顔を向けるたびに、
われんばかりの拍手が送られていた。
指揮ぶりは今までとそれほと変わらないが、
表情が堅くて、全快にはもう少し掛かると思う。
●小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅦ
'06.7.20 愛知県芸術劇場 コンサートホール
マーラー交響曲第2番 ハ短調「復活」
小澤征爾指揮小澤征爾音楽塾オーケストラ
ソプラノ:松田奈緒美
コントラルト:ナタリー・シュトゥッツマン
合唱:小澤征爾音楽塾合唱団
【今日の歩数】14,063歩(仕事で野外イベントを開催したので随分のびた)
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