小泉和裕指揮東京都交響楽団
東京都交響楽団を初めて聴いた。
会場は岐阜市のサラマンカホール。
都響が東海地方を訪れるのは珍しいことだ。
チェロのソロは、オケ首席の古川展生、
最近はソロ活動も盛んで、
渋い風貌から人気もあるようだ。
オケのコンマスは矢部達哉、
これまたソロ活動やサイトウキネンオケで
おなじみの顔。
前半、サン=サーンスのチェロ協奏曲は、
大きなキズはないものの、
これといった個性もない凡庸な出来。
古川は期待はずれだった。
休憩後、メインの展覧会の絵では、
トランペットをはじめとするソリストに名手が多く、
安定した演奏が聴けた。
全体的に、リラックスした中での演奏は、
手堅くまとめたなという印象を受けた。
この日は、初心者向けの名曲がずらりと並べられた。
アンコール曲「ファランドール」まで、
サービス精神旺盛なプログラムに会場は大受けだった。
●小泉和裕指揮東京都交響楽団
'06.6.4 サラマンカホール(岐阜市)
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 チェロ 古川展生
(アンコール)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番ニ長調「アルマンド」
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
(アンコール)
ビゼー:アルルの女 第2組曲より「ファランドール」
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