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June 29, 2006

ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル

Hahn2


初めてヒラリー・ハーンのヴァイオリンを聴いた。
天才少女と呼ばれ、ベルリンフィルとの共演が日本デビュー、

写真を見ると知的だけど冷たいイメージ。
実際に演奏中のハーンは、時おり笑顔を見せ、
陽気なアメリカの女の子といった雰囲気だった。

さて、その演奏。
完ぺきな技巧で淡々とプログラムをこなしていく。
ワタシとしてはもっと情熱的な演奏が好みだが、
作為のない素直な音楽は心にしみた。

共演は当初、一緒にアルバムも出しているナタリー・シューの予定であったが
若いイム・ヒョスンに変更した。
事情はよくわからない。
しかし代役のヒョスンも、どうしてどうして
ハーンとの相性は悪くなかった。
とても情熱的なピアニストなのだろうが、
この日は抑え気味で脇役に徹していた。

●ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル
'06.6.10 サラマンカ・ホール
ヒラリー・ハーン(Vn) イム・ヒョスン(Pf)

イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調
エネスク:ヴァイオリンソナタ第3番イ短調「ルーマニアの民俗風で」
(休憩)
ミルシュテイン:ヴァイオリンのためのパガニーニアーナ
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第25番ト長調
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第3番変ホ長調
(アンコール)
アルベニス:タンゴ
プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」から「マーチ」

【今日の歩数】4,205歩(歩数計を自宅に忘れてしまった。この歩数は夜のウォーキングのみの値)

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June 28, 2006

信頼のThat'sレーベル

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Amazonで購入したデータメディアが、今日届いた。
That'sレーベル、太陽誘電のDVD-RとCD-R。
ここのメーカーが一番信頼できるので
今回もそれぞれ50枚入りのスピンドルケースで購入した。
この一流ブランドのDVD-Rが
1枚50円代っていうんだから、安くなったものだ。

【今日の歩数】5,970歩(ウォーキングをさぼってしまった・・・反省)

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June 27, 2006

ミンコフスキのモーツァルト

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最近のお気に入りディスクは
マルク・ミンコフスキ指揮、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル演奏の
モーツァルト交響曲集。
交響曲第40番ト短調と第41番ハ長調「ジュピター」、
そして歌劇「イドメネオ」のためのバレエ音楽が収められている。
ミンコフスキ初のモーツァルト交響曲集で、
国内盤の発売は7月となっているので、
待ちきれずに塔レコードで輸入盤を買った。

古楽器による演奏だが、これがなかなか衝撃的。
特に41番、1楽章は遅めのテンポで入り、
古楽器とは思えない堂々たる重量感のある演奏。
2、3楽章もそれを引き継ぐが
4楽章になると一転して、
息もつかせぬハイスピードに切り替わる。
スリリングなドライヴ感は、ほかではなかなか味わえない。

ダニエル・ハーディングと、このミンコフスキー、
若手指揮者のなかでは目が離せない2人だ。

【今日の歩数】10,127歩(祝、初1万歩超え)

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June 26, 2006

タイトル変更

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運動不足解消のため、
まずは1日1万歩以上歩くことにした。
低い目標設定かもしれないけど、
デスクワーク中心のワタシには
これもなかなか達成できない。

今日も意識して歩いたのだが、
夜のウォーキングをさぼったから5,787歩。
帰宅後、1時間ほど歩けば、
たぶん目標の数値に達しそう。

というわけで強い意志を表すため、
ブログのタイトルも変更した。
がんばろー

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June 25, 2006

歩数計を買った

とうとう歩数計を買った。
歩いた結果が数字に表れるって、とても励みになる。
早速今夜、使ってみた。
よくある、腰に付けるタイプでなく、
ポケットやかばんの中など、どこに入れておいても
カウントされるという、フリー装着タイプ。
見た目はたまごっちのよう。
かわいくてお気に入り。
さあ明日からカウントだ。
毎日何歩くらい歩くんだろう。

あ、今日の歩数は3,678歩ね。

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June 24, 2006

ウォーキングを始めた

人間ドックで動脈硬化が始まっていると診断され、
さらに肝臓も要精検、
造影CT、MRIの検査をすることになって
当分は不安な日々を過ごさなければならない。

1カ月ほど前からダンベルを使った体操を始め、
時に休みながらも今日まで続けてきた。
これはどちらかというと、腰回りのぜい肉対策。
今日からは運動不足解消のため、ウォーキングを始めることにした。
観覧車のある公園まで往復、
時間にしてちょうど1時間、
それほど疲れも残らず、気持ちいい汗を流した。

あとはいつまで続くか。
週末は何とかなるとして、平日は時間を作るのが難しいかもしれない
でも40代も後半に入り、
そろそろ生活の、というか人生の優先順位を考え直す時期に来ている。
「音楽がなくても生きていけるけど、
音楽がなくては生きている価値がない」
なんて本気で思っていたけど、
やはり「健康」の優先順位が一番。
当然といえば当然の結論にやっと気がついた。
健康を維持するために、カネはもちろんのこと
時間も最優先したいと思っている。

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June 23, 2006

一瞬、夢を見たブラジル戦

予選リーグの3戦目は、日本VSブラジル。
ベスト16に残るためには、
2点差以上の勝ちが最低条件。
可能性はほとんどないとは思いながらも、
望みを捨てずにテレビの前で応援。
しかし、力の差は歴然、1-4で完敗した。

前半、圧倒的に攻め込まれながらも何とか踏ん張り、
玉田、起死回生のファインシュートで先制。
まさにワンチャンスを生かした玉ちゃんには拍手!
あの歓喜の瞬間から、ロナウドの同点シュートまでの数分間、
日本国民の多くは夢を見たよね、きっと。
もしかすると奇跡はホントに起きるのではないかって。
でもやはり夢は夢だった・・・

ブラジルの選手たちは、
きれいなシュートしか狙ってなかったのではないだろうか。
それはジーコへの敬意なのかもしれない。
そう思えるほど、4点ともすばらしいシュート。
あんなふうに決められると、
1フットボールファンとしては言葉が出てこない。

うーん、一番悔しいのは、
あの運動量が少ないデブ(ロナウドね)に
2点も許したことかな。
このままJリーグ入りするのでは、なんて勝手な想像。

これからは純粋にW杯を楽しむこととしよう。
イングランドの優勝、熱望!

追伸
W杯後の日本代表を率いるのは、
たぶん、現ジェフ市原千葉監督のオシム。
ワタシの入手した情報が正しければだけど。

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June 19, 2006

人間ドック

人間ドックの結果が出た。
「胃・十二指腸系」「肝臓・胆のう・すい臓系」で要精査。
特に後者は、CTなどの精密検査を受けなさいとのこと。

さらに脳ドック、
頸動脈へのコレステロール付着と、
全体に動脈硬化が始まっていることを指摘された。
原因としては、運動不足、ストレスなど。

前から気にしていた体脂肪率も、
平均値を上回り「肥満」の域。
身長174センチ、体重68キロ、
数字だけ見ると「肥満」とは思えないのだけど、
体脂肪率って、単に身長・体重だけではわからないらしい。

動脈硬化、肥満・・・
うーん、ちょっと憂鬱な週の始まりとなった。

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June 17, 2006

ブログの更新どころではない

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ふだんは、ほとんどテレビを見ないのに、
W杯が始まってからは、帰宅するとすぐにテレビの前。
週末ともなると、22時、25時、28時キックオフの試合をライブ観戦、
起きたら録画中の試合と、
サッカー漬けの毎日が続いている。
もう、ブログ更新どころではない。

昨夜(今朝かな?、25時キックオフの試合)も、何がすごかったって、
オランダVSコートジボワールの死闘。
早々にファンペルシーとファンニステルローイの豪快なシュートで
オランダが2点を先取。
これは楽できるかなと思いきや、
さすがオランダをしのぐタレント集団、コートジボワール。
コネの猛スピードでドリブル+強烈なミドルシュートが決まり、
反撃ののろしを上げた。
以降、一方的に攻めまくったが、
あと1点が入らず予選敗退が決まった。
今のところ記憶に残るチームNo1かな。
残念なのはエース、ドログバがイエローカード2枚で
3試合目は出場できないこと。
もっと見てみたい選手だ。

その前の試合、アルゼンチンVSセルビア・モンテネグロでの
ロドリゲス、カンビアッソ、ロドリゲス、クレスポ、テベス、メッシ、
怒濤の6ゴールも圧巻。
でも、伝説の人、マラドーナの熱狂ぶりはどう?
ちょっと引いてしまうよなぁ。

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June 13, 2006

嫌われ松子の一生(中島哲也監督)

Matuko


前から気になっていた中島哲也監督「嫌われ松子の一生」を見てきた。
これは、日本映画史上に残る傑作だと言い切ってしまおう。
正確には、“怪作”なのかもしれないが、ワタシにとっては大傑作。

主人公、川尻松子の波瀾万丈の人生を描く。
生徒の不祥事がきっかけで教職を辞した松子は、
暴力をふるう売れない作家との関係を皮切りに
どんどん社会の深淵に落ちてく。

じつにやるせない物語なのだが、
中島監督はポップでエネルギッシュな作品として演出した。
70年代のテレビ映像や風俗を挿入したり、
ミュージカル風に展開したりと、
ある意味、映画の常識を超えた作品となっている。

松子役の中谷美紀がいい。
ソープ嬢、殺人犯など難しい役柄を見事に演じ切った。
脇役もそろっている。
なかでも体育教師役の谷原章介と、
アパート隣人役のゴリには、笑わせてもらった。

ラストシーンは、河原で殺された松子の魂(?)が、
川沿いに空を飛びながら、生まれ育った実家に戻る場面、
とても印象に残る感動的な終わり方だった。

古い話になるが、「太陽を盗んだ男」(長谷川和彦監督)や、
転校生」(大林宣彦監督)、「の・ようなもの」(森田芳光監督)を
初めて見たときのような衝撃を受けた。
この監督、これからも目が離せない。

というわけで、5段階評価は★★★★★

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オーストラリアVS日本 わくわくするゲームが見たかった

ひいきのチームが勝利するのに越したことはない。
しかしそれ以上に、心躍る、わくわくするようなゲームが見たい。
なぜなら、ワタシはフットボールが好きだから。

今日の日本代表のオーストラリア戦、
1ー3で逆転負けを喫して、
大事なグループリーグ初戦を落とした。
内容を振り返ってみよう。
これが私たちの望む日本代表の姿なのだろうか。
もし疑惑のゴールでの1−0で勝ったって
あの試合内容ではあまりにも悲しい。

お世辞にも組織的に機能しているとはいえないが、
選手一人一人が躍動するコートジボワール、
Ⅰ人退場者を出しながら、気迫プレーの数々で、
強豪スウェーデンに引き分けたトリニダード・トバゴ。
今大会も、W杯らしい好試合が続いていただけに
今日の日本代表の試合運びには疑問が残る。

今大会の初勝利よりもまず、
ジーコジャパンの総決算として
これが今の日本のフットボールだと、
選手がそしてサポーターが、世界に誇れるようなゲームを見せてほしい、
それがクロアチア戦に向けてのワタシの希望である。

目が冴えてしまったので、
チェコVSアメリカを見てから寝ようっと。

●2006FIFAワールドカップ グループリーグF組
 オーストラリア3−1日本

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June 11, 2006

小泉和裕指揮東京都交響楽団

東京都交響楽団を初めて聴いた。
会場は岐阜市のサラマンカホール
都響が東海地方を訪れるのは珍しいことだ。

チェロのソロは、オケ首席の古川展生
最近はソロ活動も盛んで、
渋い風貌から人気もあるようだ。
オケのコンマスは矢部達哉
これまたソロ活動やサイトウキネンオケで
おなじみの顔。

前半、サン=サーンスのチェロ協奏曲は、
大きなキズはないものの、
これといった個性もない凡庸な出来。
古川は期待はずれだった。
休憩後、メインの展覧会の絵では、
トランペットをはじめとするソリストに名手が多く、
安定した演奏が聴けた。
全体的に、リラックスした中での演奏は、
手堅くまとめたなという印象を受けた。

この日は、初心者向けの名曲がずらりと並べられた。
アンコール曲「ファランドール」まで、
サービス精神旺盛なプログラムに会場は大受けだった。

●小泉和裕指揮東京都交響楽団
'06.6.4 サラマンカホール(岐阜市)

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 チェロ 古川展生
(アンコール)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番ニ長調「アルマンド」
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
(アンコール)
ビゼー:アルルの女 第2組曲より「ファランドール」

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June 10, 2006

ネタはいくらでも・・・

4teen、痴情小説、嫌われ松子の一生、
東京都交響楽団、ヒラリー・ハーン・・・
ネタはいくらでもあるんだけど、
体がW杯モードで、パソコンならぬテレビにかじりつき。

まあぼちぼちアップしようと思う。
あっ、「嫌われ松子」は日本映画史上に残る傑作、
お見逃しのないように。

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June 08, 2006

さよならの代わりに/貫井徳郎

Sayonara

貫井徳郎の「さよならの代わりに」を読んだ。
タイムスリップを題材にした
SF、ミステリー&ラブコメディ、といったところか。
昔見た大林宣彦監督の映画「時をかける少女」を思い出した。

劇団「うさぎの眼」の公演の最中に起きた殺人事件。
事件にかかわる謎の少女、祐里、
不思議な言葉ばかりを残すが、真実ははっきりしない。
果たして犯人は誰なのか?
そして、謎の少女の正体は?

トリックも大したことないし、ちょっと拍子抜け。
それに、主人公の和希にはイライラさせられっぱなしだった。
いくら若いからといっても、こいつは純粋すぎやしないか。

まあ、少年少女向けのラブコメディだと割り切ってしまえば
それなりに楽しめるかも。

というわけで、5段階評価は★★★

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June 05, 2006

瞑想の森 市営斎場

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新しい斎場が市内に完成し、
竣工式と見学会があるというので出掛けてきた。
正式名称は「瞑想の森 市営斎場」、
分かりやすく言うと火葬場。
「静けさと自然に帰る」をコンセプトに、
斎場、墓地、周辺の森林が一体で整備された。

設計は伊東豊雄
せんだいメディアテーク(仙台市)や
ワタシのお気に入り、まつもと市民芸術館(松本市)で有名な建築家だ。
今年、王立英国建築家協会よりゴールドメダルを受賞、
世界でも重要な建築家の一人と言われている。

建物の全面に池を配置し、
自由曲面シェル構造の真っ白な屋根が水面に映る姿は
映画でも見ているように美しい。
中に入り、待合室のソファからガラス越しに見た眺望は
避暑地のホテルのロビーにでもいるような錯覚に陥る。

ただ心配なのはメインテナンス。
あの白い屋根を維持するには、
頻繁にクリーニングする必要があるだろうし、
強度はどうなんだろう、素人のワタシにはよく分からないが。
ともあれ毎年、維持管理のための予算を
しっかり付けていただきたいと願う。

余談だが、近くの八百○町に同名の公園がある。
そっちから見れば迷惑な話だよな、
自分のところと同じ名前の火葬場があるなんて。

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June 03, 2006

つま恋、2つのコンサート

今年は、つま恋(静岡県)で大きなコンサートが2つある。
昨年から始まった「ap bank fes’06」、
今年は7月15、16、17日の3日間。
幸運にも前売り券が手に入ったため、
最終日に行く予定。
ap bankとは、ミスチルの櫻井和寿とプロデューサーの小林武史が中心となって
環境プロジェクトを支援するために始まった融資活動。
その活動に共鳴したミュージシャンが
一同に集まるのがこのフェスというわけ。

今年も日替わりで豪華なゲストが登場。
最終日は、今井美樹・桑田佳祐・一青窈・くるり、ほか、
そしてメインアクトはMr.Children
ap bankの活動を支援しながら、
5時間半のコンサートを楽しんでこようと思う。

もう一つの、つま恋でのコンサートは、
吉田拓郎&かぐや姫コンサート・イン・つま恋2006
’75年に5万人を集めた伝説のオールナイトコンサートが
31年ぶりに復活した。
当時を知るフォークファンとしては聴き逃せない。
公演日は9月23日なのに、チケットはすでに完売。
さすがにオールナイトというわけにはいかないが、
13時開演、21時終演予定の約8時間のステージは、
年齢を考えれば限界かな、出演者、観客ともに。

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