ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル
初めてヒラリー・ハーンのヴァイオリンを聴いた。
天才少女と呼ばれ、ベルリンフィルとの共演が日本デビュー、
写真を見ると知的だけど冷たいイメージ。
実際に演奏中のハーンは、時おり笑顔を見せ、
陽気なアメリカの女の子といった雰囲気だった。
さて、その演奏。
完ぺきな技巧で淡々とプログラムをこなしていく。
ワタシとしてはもっと情熱的な演奏が好みだが、
作為のない素直な音楽は心にしみた。
共演は当初、一緒にアルバムも出しているナタリー・シューの予定であったが
若いイム・ヒョスンに変更した。
事情はよくわからない。
しかし代役のヒョスンも、どうしてどうして
ハーンとの相性は悪くなかった。
とても情熱的なピアニストなのだろうが、
この日は抑え気味で脇役に徹していた。
●ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル
'06.6.10 サラマンカ・ホール
ヒラリー・ハーン(Vn) イム・ヒョスン(Pf)
イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調
エネスク:ヴァイオリンソナタ第3番イ短調「ルーマニアの民俗風で」
(休憩)
ミルシュテイン:ヴァイオリンのためのパガニーニアーナ
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第25番ト長調
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第3番変ホ長調
(アンコール)
アルベニス:タンゴ
プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」から「マーチ」
【今日の歩数】4,205歩(歩数計を自宅に忘れてしまった。この歩数は夜のウォーキングのみの値)
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