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May 19, 2006

グッドナイト&グッドラック(ジョージ・クルーニー監督)

Mo4227


久しぶりに映画を見てきた。
俳優ジョージ・クルーニーが監督し、
今年のアカデミー賞6部門にノミネートされた「グッドナイト&グッドラック
伝説的なニュースキャスター、エド・マローを描いたシリアスなドラマ。
新聞を隅から隅まで読み、
テレビは報道番組しか見ないワタシにとっては
つぼにはまった大傑作だった。

舞台となったのは1950年代半ばのアメリカ、
ニュースキャスター、エド・マローと仲間たちが、
マッカーシー上院議員が主導した反共産主義運動、いわゆる“赤狩り”を
テレビの力で告発する様子が描かれている。
舞台は、CBS社内のスタジオや部屋に限定され、
BGMも、別のスタジオで演奏をする生バンドから流れる音楽だけ。
このあたりの演出がシンプルではあるが、実にかっこいい。

マッカーシーの登場場面は、当時のニュース映像をそのまま用いており、
これに合わせるためだろう、全編モノクロ映像となっている。
まるでドキュメンタリーを見ているようだ。

役者は、ほぼ完璧な布陣。
エド・マローを演じるデビッド・ストラザーンは、
本人と間違えるほどのはまり役。
夫婦であることを隠して仕事を続けていた
ワシュパー夫妻役のロバート・ダウニーJr.とパトリシア・クラークソン、
シグ役のジェフ・ダニエルズ、
ペイリー会長役のフランク・ランジェラ、
自殺するキャスター仲間、ドン・ホレンベック役のレイ・ワイズ、
そして監督のジョージ・クルーニーは、
マローの友人でありプロデューサー、フレッド役、
みな渋い演技だった。

名場面はたくさんあるが、
ワタシのお気に入りは、
ドン・ホレンベックが新聞から何度も叩かれ、自ら死を選ぶ。
その情報がスタジオのマローに届くと、
画面は一瞬真っ白になり、すべての音が消える。
間を置いて、隣のスタジオで歌っているダイアン・リーブス
「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」が流れる・・・
しびれる場面だ。

というわけで、5段階評価は文句なしの★★★★★

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