千夜千曲<33>リッチ・ガール/ニーナ・シモン
ニーナ・シモンのアルバム「ボルチモア」に
収録されている「リッチ・ガール」は、
言わずとしれた、D.ホール&J.オーツのヒット曲。
ニーナはこの名曲をソウルフルに歌い上げている。
このアルバムをを初めて聴いたのは、
学生時代にアルバイトをしていたDAC渋谷という店。
東急文化会館内にあった第一家庭電器のオーディオ専門店で、
当時は狭いながらも土地柄、結構売り上げはあったかと思う。
第一家電はその後経営破綻、文化会館のビルも今は解体されている。
そのDAC渋谷でオーディオチェックに使われていたのが
CTIレーベルから出ていたこのアルバム。
声を聴いて男性シンガーかと思っていた。
しかし名前やジャケットの顔は女性のようだ。
ライナーでやっと女性ジャズシンガーであることを知った。
余談になるが・・・
もう10年近く前、綾戸智絵のライブを、
名古屋のYAMAHAホールで偶然聴く機会があった。
ジャズというカテゴリーにとらわれず、
ピアノを弾きながら、ゴスペルをベースに
圧倒的な歌声を聴かせてくれた。
あ、この人は日本のニーナ・シモンだと思った。
以降、ワタシの「綾戸智絵」追っ掛けが始まった。
ニーナ・シモンはファースト・アルバムも素晴らしい。
「リトル・ガール・ブルー」「アイ・ラブ・ユー・ポーギー」など
名曲ぞろいで必聴。
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Comments
私この方は知りませんでしたが、
綾戸智絵さんは2回コンサートに行きましたよ。
だいぶ名が知れるようになった頃なので、
大体芸文の一番上の階の席が多いですけど・・・。
シャープアンドフラッツとのジョイントコンサートはいい思い出でしたね。
歌もいいけどトークも面白いからすぐに時間が過ぎてしまいますよね。
時間があれば聞き比べしてみます。
Posted by: きょうちき | February 05, 2006 07:44 PM
きょうちきさん
綾戸智絵は10回くらい見てますが、
ほとんどがライブハウス。
大きなホールで見たことないのです。
名古屋市内でしたら、栄のラブリーとか、
覚王山のスターアイズとか。
素直にブレイクしたことを喜びたいのですが、
狭いスペースでこそ彼女の本領発揮だと思うのです。
Posted by: るうかす | February 06, 2006 12:01 AM