
先日、図書館で借りてきた中の1冊が東野圭吾の「手紙」。
以前、読んだことに途中で気がついたが、
おもしろくて最後まで読んでしまった。
犯罪加害者の家族に対する社会の差別を描いた異色作。
殺人罪で服役中の兄を持つ主人公、直貴の苦悩を
残酷なまでに描いている。
勤め先の平野社長が主人公に語る言葉ー
「君が今受けている苦難もひっくるめて、君のお兄さんが犯した罪の刑」
「我々は君のことを差別しなきゃならない。
自分が罪を犯せば、家族をも苦しめる事になる−
すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね」
理不尽ではあるが、本質かもしれない。
といういわけで5段階評価は★★★★
Comments