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December 30, 2005

17年のベスト・コンサートは・・・

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今年1年で聴いたクラシック・コンサートは17本、オペラは7本。
その中で印象に残った公演を挙げてみると・・・

○ジャン=ギアン・ケラス&野平一郎
○マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団
 (vn)五嶋みどり
○バイエルン国立歌劇場「タンホイザー」
○新国立劇場 「 ニュルンベルクのマイスタージンガー」
○バイエルン国立歌劇場「 ニュルンベルクのマイスタージンガー」
○サイトウ・キネン・フェスティバル松本 シェーンベルク「グレの歌」
○ネルロ・サンティ指揮PMFオーケストラ
○フェニーチェ歌劇場「椿姫」
○上原彩子 ピアノ・リサイタル(展覧会の絵ほか)

ベストは、迷わず、
マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団。
今、一番気になる指揮者がヤンソンスである。
来年のコンセルトヘボウとの再来日も聴き逃せない。
そういえば、明日のVPOニューイヤーコンサートの指揮もつとめる。
楽しみだ。

オペラではバイエルン国立歌劇場「タンホイザー」。
歌手も高いレベル、
デヴィッド・オールデンの斬新な演出も、
謎解きのようでわくわくした。

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December 29, 2005

映画、今年の1本は・・・

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今年映画館で見た映画は21本と、例年に比べてずいぶん少ない。
そんななかからベスト10なんていうのは無理なので、
ベスト1を選ぶことにする。

ワタシが5段階評価で5つ★を付けたのは9作品。
うち旧作の「グッバイ、レーニン!」と
「ライフ・イズ・ビューティフル」を抜くと7作品。

ネバーランド(マーク・フォースター監督)
アビエイター(マーチン・スコセッシ監督)
海を飛ぶ夢(アレハンドロ・アメナーバル監督)
スターウォーズ エピソード3 シスの復讐(ジョージ・ルーカス監督)
シンデレラ・マン(ロン・ハワード監督)
ALWAYS 三丁目の夕日(山崎貴監督)
イン・ハー・シューズ(カーティス・ハンソン監督)

傑作ぞろいだが、あえて1本を選ぶとすれば
「イン・ハー・シューズ」。
そして次点は「海を飛ぶ夢」
次点にもう一作品、日本映画から挙げておく。
「ALWAYS 三丁目の夕日」。

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December 28, 2005

はじめての『指環』/山本一太

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おもしろい本を読んだ。
音楽評論家、山本一太の「はじめての『指環』」。

指環というのは言うまでもなく
リヒャルト・ワーグナーのオペラ(正確には楽劇)
「ニーベルングの指輪」の略。

延べ15時間以上にもなる、この長大な4部作を
飽きずに最後まで聴き通すためのガイドブック。
今までに指環に関する本は何冊か読んでいるが
どれもファンやマニアが対象のもの。
このオペラ、もともとがゲルマン神話と中世のニーベルンゲン伝説、
さらには登場人物の相関関係が複雑で、
理解するのに大変苦労する。
なのに、専門書はさらに深く入り込むので、
途中で放り出してしまうことも少なくなかった。

それに比べこの本は、対象をこれから指環を聴く人に絞り、
平易な表現で分かりやすく解説しているので
数時間で読み終えることが出来た。
そして、すぐにでも指環を聴きたくなった、見たくなった。

指環4部作とは、
序夜「ライン黄金」
第1夜「ワルキューレ」
第2夜「ジークフリート」
第3夜「神々のたそがれ」をいう。
ワタシが生で見たことあるのは第1夜と3夜。
2作品は未経験のままなのである。

ところが年明け早々にその機会が巡ってきた。
ゲルギエフが監督を務める「マリンスキー・オペラ」が
東京で4作品を連続上演する。
というわけで、いそいそと東京まで出掛けるワタクシであります。
チケット代だけでも10万円を超え、
さらに間を1週間あけて1泊2日の上京を2回。
新年早々、散財の旅となりそう。

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December 25, 2005

patisserie e.Acubi(パティスリー・アクビ)

今年のわが家のクリスマスケーキは、
最近オープンした「パティスリー・アクビ」の
いちごデコレーション。

ここのケーキは生クリームがおいしい。
甘くないし、後に残らないあっさりとした味。
デコレーションも品がよく、
どれにしようか、選ぶのにいつも迷ってしまう。

ワタシのおすすめは、
生クリームとカスタードクリームが入ったシュークリーム。
シューに含まれる焼いたスライスアーモンドが、
とても香ばしい。
これで1個120円也。

それからロールケーキ。
生クリームとマロンがたっぷり。

イートインコーナーもある。
ただし、おいしいスィーツを求める女性で
いつも満席状態。

●patisserie e.Acubi(パティスリー・アクビ)
 岐阜県羽島郡岐南町八剣北6-41
 Tel. 058-259-1833

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December 24, 2005

魔王/伊坂幸太郎

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緻密な構成と展開、軽妙な文体が伊坂幸太郎の持ち味だが、
魔王」はずいぶん雰囲気が異なる。

超能力を備えた主人公は、
伊坂作品にはたびたび登場するのでそれほど違和感はない。
しかし「憲法第9条」や「ファシズム」のような
小説にしては少々重いテーマを、
著者が取り上げるとは意外だった。

不思議な力を持っている兄弟の話。
「魔王」と「呼吸」の中編2作品から構成され、
前者は兄・安藤の視点から、後者はその5年後、
弟・潤也の妻・詩織の視点から描かれている。
両作品とも底流にあるのは、大衆のあやうさ、恐ろしさ。

読後感は良くないが、では面白くないかというとそうではない。
ミステリーともハードボイルドとも違う、
一種独特の香りのする作品に仕上がっている。

タイトルは、シューベルトの歌曲「魔王」から。
この曲にかかわるエピソードの部分がワタシは好き。

というわけで5段階評価は★★★★★

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December 23, 2005

諏訪内晶子 バッハプロジェクト2005

諏訪内晶子の「バッハプロジェクト」と銘打ったコンサートに出掛けた。
その名のとおりJ.S.バッハの作品を中心としたプログラム。

師走の忙しい時期に、会場はほぼ満席。
会話などから、ふだんとは客層が明らかに違うことがわかる。
多くはクラシックファンというより、諏訪内ファン。
まあそれはそれとして・・・

ヨーロッパ室内管弦楽団は8年前、
エマニュエル・クリヴィヌ指揮で
メンデルスゾーン4番「イタリア」を聴いた。
共演したアルゲリッチのベートーヴェン1番のサポートも見事で、
ワタシにとっては、ロイヤルコンセルトヘボウなどとともに
来日したら聴き逃せないオケのひとつ。

この日も、オケだけの演奏は2曲あったが、
どちらも完璧なアンサンブル。
6-6-4-4-2、あるいは4-4-2-1という小編成ながら、
力強さも感じさせる。
そして何よりも、メンバーが皆、
とても楽しそうに演奏しているのに好感が持てた。
今回は弦のみの来日だったが、次回はフルメンバーで来てほしい。

ソリストは諏訪内のほか、
オーボエのフランソワ・ルルーと
ヴァイオリンのチョーリャン・リン。
一番の聴かせどころは、
前半のプログラムの最後に置かれた現代曲、
ヴェレシュ作曲の「パッサカリア・コンチェルタンテ」。
この曲は諏訪内の出番がなく、
ソリスト兼指揮者としてステージに立ったのは
オーボエのルルー。
超技巧の難曲(たぶん)で、
ルルーはソロを吹くときは舞台前のパート譜を見ながら、
指揮するときはオケの前のスコアを見ながらと忙しい。
それを難なくこなしていた。
とてもリラッックスし、ステップを踏むように、
前を向いたり後ろを向いたりしていたのが微笑ましかった。

さて、主役は諏訪内晶子であるべきだが、
個性のない音色であまり印象に残らず、
オケやルルーの陰に隠れてしまった。
一人、真っ赤なドレスに身を包んで目立ってはいたが、
この日の主役はルルーとオケだった。

アンコールは4曲の大盤振る舞い。
拍手が鳴り止まず、
アンコールの最後に諏訪内が、
バッハの無伴奏を演奏したのもシナリオどおりか。
観客の多くは彼女のヴァイオリンに満足し、
ワタシはルルーとヨーロッパ室内管に感心して会場を後にした。

●諏訪内晶子 バッハプロジェクト2005
'05.12.21 愛知県芸術劇場コンサートホール
ヴァイオリン:諏訪内晶子
室内楽:ヨーロッパ室内管弦楽団
オーボエ:フランソワ・ルルー
ヴァイオリン:チョーリャン・リン

ヘンデル/合奏協奏曲変ロ長調
J.S.バッハ/ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ニ短調
  vn:諏訪内晶子 ob:フランソワ・ルルー
ヴェレシュ/パッサカリア・コンチェルタンテ
  ob:ルルー
(アンコール)
テレマン/12のファンタジーより第3番
  ob:ルルー

(休憩)

J.S.バッハ/ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調
  vn:諏訪内
C.P.E.バッハ/シンフォニア第5番ロ短調
J.S.バッハ/2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調
  vn:諏訪内、チョーリャン・リン
(アンコール)
サラサーテ/ナヴァラ
  vn:諏訪内、リン
バルトーク/44の民謡より ピチカートバグパイプ
  Vn:諏訪内、リン
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンソナタより“ラルゴ”
  Vn:諏訪内

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December 22, 2005

クリスマス・プレゼント

わが家のクリスマス・プレゼントがそろった。

kate

妻は、いろいろ迷った結果、
ケート・スペードのバッグ。

tiffany

中3の長女は、
ティファニーのハートタグペンダント。

doubutu

中1次女は、
ニンテンドーDSのソフト
「おいでよ どうぶつの森」

bruce

そして私。
ブルース・スプリングスティーンの
デジタル・リマスターCD+ボーナスDVD2枚のセット
「明日なき暴走 -30th Anniversary Edition」

一番安いじゃん・・・

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December 19, 2005

最近の雑誌から

最近読んだ雑誌の中から・・・。


hf

「high fashon」12月号。
「ファッションは本を必要としている。」をテーマに、
ユニークな書店や、デザイナーの書棚などを
紹介したりしている。
残念なことに個性的な書店は、地方都市には少ない。
文化のバロメーターでもある。
本のディレクションなんていう仕事、
もし生まれ変わったらぜひ就いてみたい職業のひとつ。


cover_512

「広告」12月号の特集は
「クリエイティブでなければ、街は生き残れない」。
創造都市を語る大阪市大の佐々木教授や
横浜市の中田市長のインタビューを興味深く読んだ。
「文化創造都市」を目指す市があるとすれば、その職員は必読。


designer

「AERA DESIGN ニッポンのデザイナー100人」はアエラ・ムック。
さまざまなジャンルのデザイナー100人が自薦した
ベストセレクションを掲載している。
今、旬のデザイナーが勢揃い。
作品を見ているだけで楽しくなってくる。


casa

「Casa BRUTUS」1月号。
全国各地の建築ウォッチングをしながら、
おいしいものも食べてしまおうという、垂涎の特集。
うーん、いろいろな街に行ってみたい。

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December 18, 2005

赤い鳥逃げた・・・2005/劇団離風霊船

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劇団離風霊船(リブレセン)の名作「赤い鳥逃げた」が
再演されるというので、名古屋まで出掛けた。
御巣鷹山に墜落した日航123便の事故を取り上げている。

事故後CMを自粛していた日航が
10年たち、社運を賭けるCMの主役に、
事故からの奇跡の生還者、川上慶子さんを抜てきする。
しかし彼女は亡くなった両親と妹の影を引きずったまま、
その死を認めることができずにいるというストーリー。3回目。
“衝撃”ともいうべきラストの大仕掛けは
何度見ても体中に震えが来る。
テーマの割には、ずっとコメディタッチで飽きさせない。
入場料3,500円分は元を取ったと思えるのだが、
ちょっと待てよ、ここは冷静に振り返ってみよう。

そもそも設定が事故の10年後、
いくら今年が節目の年だからといって、
20年後では違和感がある。
狂言まわしで登場する逆噴射の片桐機長、
今の世代には誰のことかわからないのではないだろうか。
ほかにも強引な解釈が多々ある。
もうこれ以上、安易な再演を繰り返してほしくないというのが本音。

そして、いくら名作とはいえ、
この演目に頼らざるを得ないという劇団の事情が悲しい。
さらに次回作は「ゴジラ」。
これも劇団の代表作の再演。
新作を見せてほしいものだ。

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December 17, 2005

東京奇譚集/村上春樹

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村上春樹の新刊「東京奇譚集」。
1年ほど前に読んだ「アフターダーク」は期待はずれだったが
今回は希代のストーリーテラーとしての面目躍如か。

「偶然の旅人」
「ハナレイ・ベイ」
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」
「日々移動する腎臓のかたちをした石」
「品川猿」の、5短編が収められている。
不思議な余韻を残すものばかりで、
読者をいつもの村上ワールドにいざなう。

著者の作品とは肌が合うというか、
奇抜なストーリーでも
何ともいえない居心地の良さを感じる。
教訓めいた言葉のひとつひとつにも
つい、うんうんとうなづいてしまう。
本当にうまいと思う。
1本選ぶとすれば「日々移動する・・・」かな。

というわけで5段階評価は★★★★★

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December 16, 2005

わが家の雪だるま

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自宅の庭の片隅に、雪だるまのフワフワを設置した。
3年前に購入したのだが、諸事情により
ここ2年間は表に出していなかった。
今年は封印を解き、3年ぶりに登場。

コンプレッサーを使って、空気を送り込むタイプ。
よって、コンセントを抜けば、すぐにしぼんでしまう。
中にランプがついているので、夜になってもほんのり明るい。
個人的には気に入っているのだけど、家族には評判が悪い。
身長は3メートル以上あって目立ち過ぎてるのかな。

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December 15, 2005

年賀状の住所録

そろそろ年賀状作りを始めなければいけない。
例年、12月中旬までには印刷屋に頼んでいるが、
今年はまだデザインが決まらない。
週明けには入稿したいと思っている。

でもその前にするべきことは、住所録の整理。
本来なら新年早々、年賀状が届いたときに、
1軒ずつチェックしておくのが理想。
ところが毎年、この時期に整理する習慣になってしまった。
しっかりやっておかないと、恥ずかしい思いをすることになる。

一昨年だったか、10年以上もの長きにわたり、
友人へ名前を間違ったまま送っていたことに気づいた。
さすがに赤面した。
逆に私の名前を間違えて送ってくる友人もいる。
言ってやろうかなと思いながらも
今日まで来てしまった。
パソコンでの管理は、一度間違うと、だれかに指摘してもらわない限り、
なかなか気づかない。

ところで私が間違えていた友人の名前というのは
「イソ○○」と言い、「磯○○」と書いてしまっていた。
正確には「礒○○」だった、ごめん!!

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December 13, 2005

手紙/東野圭吾

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先日、図書館で借りてきた中の1冊が東野圭吾の「手紙」。
以前、読んだことに途中で気がついたが、
おもしろくて最後まで読んでしまった。

犯罪加害者の家族に対する社会の差別を描いた異色作。
殺人罪で服役中の兄を持つ主人公、直貴の苦悩を
残酷なまでに描いている。

勤め先の平野社長が主人公に語る言葉ー
「君が今受けている苦難もひっくるめて、君のお兄さんが犯した罪の刑」
「我々は君のことを差別しなきゃならない。
自分が罪を犯せば、家族をも苦しめる事になる−
すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね」

理不尽ではあるが、本質かもしれない。

といういわけで5段階評価は★★★★

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December 11, 2005

イン・ハー・シューズ(カーティス・ハンソン監督)

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キャメロン・ディアス主演の映画「イン・ハー・シューズ」を見てきた。
弁護士だが外見的にコンプレックスを持つ姉ローズ(トニー・コレット)と
難読症で自信が持てず自堕落な生活をしている妹マギー(キャメロン)、
すべてに対照的な姉妹が中心となって物語は進む。
そして姉妹の祖母、父親、継母、恋人など
さまざまな人間関係が描かれていく。

役者はみな素晴らしいが、
祖母役のシャーリー・マクレーンが
一番の存在感を見せる。
フロリダで悠々自適な老後を送っているように見えるが
実は、姉妹の母である、自分の娘の死に対する
自責の念に囚われているという、
難しい役柄を見事に演じきっている。
もしかしたらオスカーの助演女優を取るのでは。

印象的な場面は多いが、
姉妹が昔のアルバムを見ながら、
強い絆で結ばれていることを確認していく様子に泣けた。

ボブ・マーレィやジミー・クリフなど、
ジャマイカのレゲエ音楽が巧みに使われている。
(誰が歌っているのかは不明)
ジャマイカ風の結婚式の風景も含めて、
いい味を出していた。

というわけで、5段階評価は★★★★★
外国映画では今年一番の作品。

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December 10, 2005

ワールドカップ 対戦チーム決定

W杯ドイツ大会の1次リーグ組み合わせ抽選会の中継を見ている。
ちょうど今、日本の対戦相手が決まったところ。

グループF
オーストラリア 6/12
クロアチア 6/18
ブラジル 6/22

抽選前に理想の組み合わせがいろいろシミュレーションされていたが、
悪くない結果といってよい。
オーストラリアは不気味だし、
クロアチアもテクニックだけなら日本より上。
しかし勝てない相手ではない。
それにブラジルは2戦2勝してくれれば、
第3戦はメンバーを落としてくるかもしれない。
まあ、コンフェデ杯で引き分けたこともあり
本気モードで来ることは間違いない。
おもしろい対戦となりそうだ。

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December 08, 2005

家庭画報1月号

osechi


分厚くて重い女性月刊誌の一つ
家庭画報」1月号に友人が登場。
特集「おせち新時代」で、
名料理屋若主人4人のうちの一人として紹介されている。

彼の創作「新京風おせち」(写真)のレシピが載っているが
だからといって簡単に真似できるわけないだろう。
4人の座談会はなかなかおもしろかった。
恥ずかしながら顔写真も載っている。
いくら若主人とはいえ40代半ば、
見た目はただのおっさん。

ぜひ買ってあげてくださいね。
あ、雑誌をです。
定価1,050円なり。

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December 06, 2005

アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎

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いつものことながら、タイトルの付け方がうまいなと思う。
「アヒルと鴨」と「コインロッカー」が、どうしても結びつかない。
ところが読み終えると、
これしかないと思わせてしまう見事なタイトル。

現在と2年前の出来事が交互に紹介される。
現在の語り手は、大学に入学するため引っ越してきた椎名、
最初に出会った隣人の河崎に、
「広辞苑を盗みに行こう」と誘われるところから物語は始まる。
2年前の語り手は、ブータン人を恋人に持ち
ペットショップで働く琴美。
こちらではペット殺しに巻き込まれる。
何の関係もなさそうな
2つの出来事のキーパーソンが河崎。

伊坂作品にしてはシンプルな構成だが、
登場人物が現在と2年前をクロスし始めると、
頭の中が混乱してしまった。
戻って読み返したことも何度かあった。
二つの出来事がしだいにつながっていくと、
全体のストーリーが見えてくる。

ラスト近く、コインロッカーから
ディランの名曲「ライク・ア・ローリングストーン」が
流れるシーンには涙した。

というわけで、5段階評価は★★★★

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December 05, 2005

スコーン チーズ味

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最近お気に入りのスナック菓子が「スコーン チーズ味」(コイケヤ)、
いつも残業の友となっている。
今日は半分だけにしようと決めていても、
袋を開けたら最後(笑)
他に和風バーベキュー味があって、
これもなかなかいけるが、
普段口にするのは、やっぱりチーズ味。

ポテトスナックよりコーンスナックが好き。
カルビーの「焼きもろこし」、ハウス食品の「とんがりコーン」、
東ハトの「キャラメルコーン」、明治製菓の「カール」、
どれも個性的な味でやみつきになる。
そんな中でも一袋開けて、まだ食べ足りないと思うのはスコーンだけ。

他のスナック菓子に比べて、袋はやや小さめ。
でも食べ応えは十分で、カロリーも満点。
1袋約500キロカロリーは、注意しなきゃいけないんだけど・・・

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December 04, 2005

Resort Restaurant Casita

casita

青学向かいにあるラ・ポルテ青山3階の
「リゾートレストラン・カシータ」。
横浜の友人に連れて行ってもらった。
キャッチフレーズは「感動と伝説を生み出すレストラン」、
「感動で涙を流すサービス」を提供してくれるという。
何を大げさな、と思っていたのだが、
これがどうして、なかなかのもの。

スタッフは「いらっしゃいませ、○○さん」と
名前で迎えてくれた。
席に着くと、テーブル上に手書きのメッセージカード。
メニューにも名前が打ち込んである。
友人が頼んでくれたヴーヴ・クリコ(シャンパン)は、
ラベルの「ヴーヴ」部分が私の名前と差し替えてある。
さらに、飲み終わると、ラベルをラミネートし、
キャップと一緒にお土産にしてくれる。
この日は別のパーティが催されていたため出来なかったのだが、
シャンパン・サーベルのサービスも。

客のどんな要求にも「ノー」と言わないのが店のモットーという。
このようなホスピタリティは地方には絶対にない、
というか地方では、客の方が気恥ずかしくて
成り立たないサービスだろう。
食事をしながら友人からいろいろ話を聞いたのだが、
事前に仕入れた情報で、
例えば、デザートに出身大学や高校の校章を入れたり、
記念の日には風船を揚げたりすることもあるらしい。
ここまでするのはどうかなと思うが、
スタッフの気配りや笑顔は、本当に気持ちが良かった。

友人は今、ここのオーナと一緒に仕事をしているとのこと。
詳細は教えてくれなかったが、
みなとみらいでの大きなプロジェクトで、
この日は、横浜市と土地の売買契約を結んだ
記念すべき日だと話していた。

この日は友人のおごり、
いくら掛かったんだろう、聞くのがこわい・・・

●Resort Restaurant Casita
  東京都渋谷区神宮前 5-51-8 ラ・ポルト青山 3F
 TEL : 03-5485-7353

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並木のイルミネーション

fuyusona

職場近くの並木道でイルミネーションが始まった。
すべて白のLEDで、点滅もしないが
なかなか品のある明かりだと思う。

今日は5時からの点灯式の前に、
甘酒、おしるこ、キムチ鍋が振るまわれた。
無料ということで、
なくなるのは、あっという間だった。


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December 02, 2005

藤吉庵

寒くなってきて、
味噌煮込みうどんのおいしい季節。
東海地方にはこだわりの店が少なくないが、
私のいち押しは愛知県一宮市の「藤吉庵」。
ここは岡崎八丁味噌を使用した正統派の味噌煮込みうどん。
こってりとした味は病みつきになる。

実は、この店の隠れた名品は「カレー煮込みうどん」。
人気があり、夕方以降だと売り切れの場合も少なくない。
でも、その場合は味噌煮込みを食べればいいのであきらめがつく。
もしカレー煮込みを食べられたら、運がいいと思おう。

●藤吉庵
一宮市大和町馬引郷東5
TEL : 0586-45-3455

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