赤い鳥逃げた・・・2005/劇団離風霊船
劇団離風霊船(リブレセン)の名作「赤い鳥逃げた」が
再演されるというので、名古屋まで出掛けた。
御巣鷹山に墜落した日航123便の事故を取り上げている。
事故後CMを自粛していた日航が
10年たち、社運を賭けるCMの主役に、
事故からの奇跡の生還者、川上慶子さんを抜てきする。
しかし彼女は亡くなった両親と妹の影を引きずったまま、
その死を認めることができずにいるというストーリー。3回目。
“衝撃”ともいうべきラストの大仕掛けは
何度見ても体中に震えが来る。
テーマの割には、ずっとコメディタッチで飽きさせない。
入場料3,500円分は元を取ったと思えるのだが、
ちょっと待てよ、ここは冷静に振り返ってみよう。
そもそも設定が事故の10年後、
いくら今年が節目の年だからといって、
20年後では違和感がある。
狂言まわしで登場する逆噴射の片桐機長、
今の世代には誰のことかわからないのではないだろうか。
ほかにも強引な解釈が多々ある。
もうこれ以上、安易な再演を繰り返してほしくないというのが本音。
そして、いくら名作とはいえ、
この演目に頼らざるを得ないという劇団の事情が悲しい。
さらに次回作は「ゴジラ」。
これも劇団の代表作の再演。
新作を見せてほしいものだ。
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Comments
突然失礼いたします。
東京都板橋区に本拠地を置く劇団銅鑼・制作部の田辺と申します。
この度、直木賞作家・重松清の「流星ワゴン」を舞台化し、上演いたします。
この作品は、昨年東京で上演、口コミで評判が広がり、SOULD OUTになった公演で、先日の池袋公演で、映画監督・行定勲氏に絶賛されました。
2月9日 兵庫県立芸術文化センター中ホール(阪急西宮北口駅前)
で上演いたします。
公演の詳細については、劇団銅鑼HP
http://www.gekidandora.com
をご覧下さい。
是非多くの方にご覧頂きたく、ご案内をさせていただけないかとご連絡させていただきました。
関西にお住まいの方、是非いらしてください。
チケットのお申し込みは、劇団銅鑼のほか、兵庫県立芸術文化センターチケットオフィス
0798-68-0255
でも扱っています。
当日券もございます。(500円UP)
よろしくお願いいたします。
劇団銅鑼 制作 田辺素子
〒174-0064 東京都板橋区中台1-1-4
TEL:03-3937-1101
FAX:03-3937-1103
http://www.gekidandora.com
gekidandora@pop12.odn.ne.jp
Posted by: 劇団銅鑼 | February 08, 2006 05:50 PM
Great blog you have got here.. It's difficult to find good quality writing like yours these days. I honestly appreciate people like you! Take care!!
Posted by: minecraft net | September 16, 2014 04:21 PM