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November 30, 2005

私の「経県値」170点

都道府県ごとに「住んだ」「泊まった」「歩いた」「降り立った」「通過した」
などのファクターを分類して得点化し、
どの程度、都道府県を経験したかを数値化したのが「経県値」。

◎ 住んだ(5点)
○ 泊まった(4点)
● 歩いた(3点)
△ 降り立った(2点)
▲ 通過した(1点)
× かすったこともない(0点)

で、集計してみると・・・

◎ 2 東京、岐阜
○ 38 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、
   福島県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、
   新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、
   静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、
   兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、山口県、
   徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、
   熊本県、鹿児島県
● 1 鳥取県
△ 1 和歌山県
▲ 3 栃木県、佐賀県、大分県
× 2 宮崎県、沖縄県

合計得点は170点だった。
居住経験は2カ所だが、
泊まったことのあるのは38道府県。
かすりもしてないのは宮崎、沖縄の両県。
当分は予定もなし。

以下のサイトで簡単にチェックできるので
お試しあれ。

経県値

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November 28, 2005

新国立劇場「アンドレア・シェニエ」

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ジョルダーノ作曲のオペラ「アンドレア・シェニエ」を
新国立劇場で観てきた。
このオペラ、なかなか機会がなく、
生は今回が初めて。

演出はフィリップ・アルロー。
フランス革命を扱ったオペラだけに、
その象徴とでも言うべき「ギロチン」を効果的に使っている。
1、2幕の幕間に映し出されるのはギロチンの設計図。
それが規則正しいドラムの音に合わせて
次第に数が増していく場面などは背筋がぞっとした。
セットがすべて斜めなのは、ギロチンをイメージしているのだろう。

目まぐるしく回る舞台も効果的。
たぶんこの時代の混乱した世相を表しているのだと思う。
幕切れは明るい将来の暗示か。
見事に決まり、大きな拍手が上がった。

問題は音響。
効果音としてのドラムや花火、そしてギロチンの音は
ちょっとやり過ぎでだと思う。
これらの音が本来の音楽のじゃまをしていると感じた。

歌手は、主役級の3人のうち、
ジェラード役のレイフェルクスがダントツ。
マッダレーナ 役のルカーチも悪くない。
ところが、シェニエ役のタナーは問題あり。
最後のマッダレーナとの二重唱は
聴かせどころなのに息切れをしたようで声が出ていない。
結果、オケの音に隠れてほとんど聞こえなかった。
まあ、指揮のマルティネスがオケを
十分コントロールできていなかったのも事実。
日本人歌手は、残念なことにほぼ全滅だった。

全体として、主役級と合唱が及第点、
指揮者と日本人歌手はダメ。
演出は、私としては好み。
トータルすると、満足できるプロダクションであった。

●新国立劇場「 アンドレア・シェニエ」
'05.11.26 新国立劇場オペラ劇場
ジョルダーノ作曲     

アンドレア・シェニエ:カール・タナー
マッダレーナ :ゲオルギーナ・ルカーチ
ジェラール :セルゲイ・レイフェルクス
ルーシェ:青戸 知
密 偵:大野光彦
コワニー伯爵夫人: 出来田三智子
ベルシ:坂本 朱
マデロン:竹本節子
マテュー:大久保眞
フレヴィル:石崎秀和
修道院長:加茂下稔
フーキエ・タンヴィル:小林由樹
デュマ:大森一英
家令/シュミット:大澤 建

指揮:ミゲル・ゴメス=マルティネス
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
演出・美術・照明:フィリップ・アルロー

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November 27, 2005

ALWAYS 三丁目の夕日(山崎貴監督)

always


「ALWAYS 三丁目の夕日」は、
40代後半より上の層であれば、
懐かしさで胸がいっぱいになるであろう映画。

原作は西岸良平の連載漫画。
短編集をうまく脚色し
映画にまとめた山崎貴監督の手腕は、
お見事というほかない。
不便な生活のなかでも、喜びや悲しみを
家族や近所の人たちと共有できることは
本当にすてきなことだ。

そして、夕日町三丁目の住民たち・・・
鈴木モータースの堤真一、薬師丸ひろ子夫婦、
売れない小説家の吉岡秀隆、
あやしげな水商売の小雪、
忘れてはいけないのが淳之介役、一平役の子役たち。
全員に拍手を送りたい。

泣ける場面は多くある。
私が一番ツボにはまったのは、
最後の最後、三浦友和扮する宅間医師の家族の写真が
エンドクレジットで映し出されたとき。
理由は映画を見た人なら分かると思う。

傑作とは言わないが、今年一番の心にしみ入る名作。
ということで5段階評価は★★★★★

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November 26, 2005

東京出張+1泊

このところこのブログが滞っていたのは、
東京に出張していたため。
週末に掛かっていたのでプライベートで余分に1泊してきた。
見たオペラ、訪ねたレストランなどについては、
明日以降、ぼちぼち書いていこうと思う。

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November 23, 2005

マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団

ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団の福井公演を聴いてきた。

まずは共演した五嶋みどり。
この人のヴァイオリンは、何度聴いてもすばらしい。
プロコフィエフ1番は、あまり聴いたことのない曲で、
CDで予習をしたときは、今ひとつピンとこなかった。
しかし彼女が弾くと、実に魅力的な曲に聴こえてくる。
さらに、アンコールで演奏されたバッハの無伴奏は圧巻。
全身を使った演奏は、
神が宿っているのではないかと思うくらいであった。

ヤンソンスの指揮を見るのは、
昨年のロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団が初めて。
この日は2回目であった。
ていねいでかつ、緩急をつけるのがうまい指揮者だなというのが第一印象。

この夜のチャイコフスキー4番、
3楽章まではオーソドックス、
オケもなかなかエンジンが掛からないといった様子。
ところが終楽章は違った。
コーダ直前から、じわじわとスピードを上げ、
興奮の中に曲が終わった。
絶妙のテンポ、うまいなと思った。

来年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートで
指揮台に立つことが決まっている。
ヤンソンスは、日本ではそれほどでもないが、
海外ではすでに名声を得ている指揮者なのだろう。
来年はロイヤルコンセルトヘボウとの2度目の来日。
当分はこの指揮者から目が離せない。

●マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団
'05.11.17 ハーモニーホールふくい
ヴァイオリン:五嶋みどり

ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 
(休憩)
チャイコフスキー/交響曲第4番へ短調
(アンコール)
外山雄三/バレエ組曲「幽玄」より“男たちの踊り”
チャイコフスキー/バレエ「白鳥の湖」より○○○○(不明)
           バレエ音楽「くるみ割り人形」第2幕 第14曲 パ・ド・ドゥよりイントラーダ(導入部)アダージョ

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November 22, 2005

シンプル絹プリン

silk_pudding


いつも職場で、牛乳配りのおばちゃんから買っているのが
長ったらしい名前の「メープルをかける手作り風プリン」。
ところが今日は完売だった。
聞くと、別のフロアで大量に買い込んだ人がいたらしい。
なんでそんなにたくさん買うんねん!
と腹を立てながらも、おばちゃんから勧められたのを選んだ。

「シンプル絹プリン」
これもグリコ乳業で、1つ95円と安い。
いわゆるなめらかプリン。
味は、甘みが抑えてあり、
カラメルも使ってないので、
本来のプリンの味がよくわかる。

“ついで買い”にぴったり、お手頃デザート
というキャッチフレーズのように
食後のデザートに最適な90g小容量タイプとなっている。

これもお勧めです。

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November 20, 2005

日本料理 後楽荘

korakusoJPG


岐阜の懐石料理の老舗といえば、思い浮かぶのが「日本料理 後楽荘」。
友人は、岐阜で一番、金華山、岐阜城が美しく見えるお座敷があるという。
そこで、このお座敷に入れてもらった。
静かにクラシックが流れる空間、
仰ぎ見ると、日本庭園の向こうに岐阜城が。
なかなか感動ものだった。

料理は、四季折々の厳選された材料を使い、贅を尽くした懐石。
美しくて、箸をつけるのが惜しい。
で、1枚写真を撮った。
今の季節にふさわしい一品、お見事です。

●後楽荘
岐阜市本町1-31
Tel. 058-264-0027

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November 19, 2005

きみの友だち/重松清

friends


重松清の新刊「きみの友だち」を読んだ。

恵美という女の子とその親友の由佳が物語の中心。
そして恵美の弟、その親友、恵美の友達、先輩、クラスメートなどが
主人公となる短編で構成されている。
過去に現代に話は行き来し、最後は恵美の○○の場面。
そこでやっと、各編での主人公を「きみ」と呼ぶ語り手が、
だれであるのか分かる。

いつもながらこの作家は、
登場する子どもたちの心理描写が巧み。
自分自身の小中学校時代を思い出してしまった。
こんな友達いたよね、こんな出来事あったよね、
こんなことも考えていたよね、なあんて。

子ども向けのようで、実は大人が感傷にひたれる
なかなかの佳作。

というわけで5段階評価は★★★★

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November 17, 2005

フランス料理 Silky

silkyjpg


近くにこんなおいしいフレンチがあるとは知らなかった。
前の職場の面々で訪れたのが、フランス料理Silky(シルキー)。

この日は4,200円のコース。
メインは魚と肉1品ずつで、肉は5種類から選ぶことができる。
オードブルも充実していて、ボリュームも満点。
さらに、食後のデザートも7、8種類から選べる。
自家製パンはおいしくて、ついおかわりしてしまう。

写真はポテトコロッケで、
中には大きなフォアグラが。
ソースはトリュフ入りと、なかなかぜいたく。

ディナーはほかに2,100円、3,150円、5,250円、
ランチは1,350円、1,900円、2,600円と選択肢も豊富。
ぜひお試しあれ。

なお、誕生日、結婚記念日などにディナーを予約すると
ホールケーキがプレゼントされるそう。
どこまでもサービス精神おう盛なお店。

●シルキー
各務原市鵜沼朝日町2丁目29
Tel. 0583-85-0620

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November 16, 2005

メープルをかける手作り風プリン

maple_pudding


長ったらしい名前だが、これグリコ乳業の商品名。
毎日職場に、牛乳売りのおばちゃんが来る。
おすすめということで口にして以来、
やみつきになっているのがこのプリン。

まずは、カナダ産のメープルシロップが絶品。
そしてプリンの舌触りがいい。
150円と少々高めだけど、そんじょそこらのケーキ店より私は好き。
というわけで、今、はまっている一品。

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November 15, 2005

サザンライブ(続き)

興奮がまだ覚めやらぬ中、もう少し詳しいライブ情報を。
思いっきり、ネタばれなので、
これから行く予定の人はご注意を。

1. Big Star Blues
2. My Foreplay Music
3. 希望の轍

オープニングはごく普通に始まる。
全員がステージに登場するとすぐにイントロが流れ
1.2.3.とサザンファンなら誰でも知っている曲が続いて
早くも会場は興奮のるつぼ。

最初のMCでは、愛・地球博や中部国際空港の話も。
トークは相変わらず絶好調。

4. 神の島遥か国
5. セイシェル 〜海の聖者〜
6. 愛と死の輪舞
7. JUMP
8. 愛と欲望の日々
9. 別離
10. ごめんよ僕が馬鹿だった
11. リボンの騎士

新しいアルバムからの曲が8曲続く。
個性のあるなかなかの佳作ぞろいだ。
なかでも9.10.は素晴らしい出来。
これからもライブで歌い続けられることだろう。

11.からは、疲れてイスに座る。
そして2回目のMCへ。

メンバー紹介をして、
最近、頭が大きくなったなんて話をしているうちに、
海をテーマにした曲などを4曲。

12. YOU
13. 海
14. 栞(しおり)のテーマ
15. Bye Bye My Love(U are the one)

YOUはこのアレンジより、アルバムのタイトなドラムが私は好き。
14.では感涙の人もいたのでは。

16. からっぽのブルース
17. 恋するレスポール
18. 夢と魔法の国
19. キラーストリート
20. 限りなき永遠の愛

ニューアルバムからの曲を5曲連続で。
17.で、桑田くんとギターの斉藤さんが手にしたのはもちろん
ギブソン・レスポール。
19.はアルバムと同じようにインストルメンタル。
私の疲れはピークに達し、ここから20.まで2回目のお座り。

20.では、男性ダンサーが上半身裸になったと思ったら、
女性ダンサーが脱がされて、黒の下着だけに。
これには見とれて、いつのまにか立っていた、あ、イスから。

21. ロックンロール・スーパーマン
22. ミス・ブランニュー・デイ
23. マチルダBABY
24. イエローマン 〜星の王子様〜
25. BOHBO No.5

21.からは、怒濤のノリでエンディングまでノンストップ。
21.が始まると同時に、天井からすごい数の風船が落ちてくる。
そして会場内に大きな風船が飛び交う。
しかし、この曲のイントロはかっこいい。
ライブで欠くことのできない1曲になるのは間違いなし。
23.で花火と炎がうち上がり、
25.まで幾度となく続けられる。

アンコールは4曲。
3曲は、だれでも知っているヒット曲。
最高潮に達したところで、短いMCの後
名バラード「心を込めて花束を」。
見事なエンディングでした。

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November 13, 2005

SOUTHERN ALL STARS Live Tour 2005 “みんなが好きです!”

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サザンのコンサートに出掛けた。
名古屋公演は2年ぶり。
前回は野外だったので、ドームは4年ぶりとなる。

席はアリーナC10ブロック。
このところ前から何列目、という良席が多かったので
今回はハズレだと思っていたが、
会場に着いたら想像より近く感じた。
運のいいことに通路側で、
聴いているときは通路に出られる(ほんとはダメなんだけどね)ので
左右を気にしなくてよかった。

アンコールの4曲を含め計29曲を
2時間45分、ほぼノンストップで演奏続けたサザンのメンバーに、まずは拍手。
選曲は、発売されたばかりのニューアルバムからの曲が中心だが、
いい曲が多く、飽きることはなかった。
特に気に入っていた「ロックンロール・スーパーマン」や
「別離」「ごめんよ僕が馬鹿だった」をやってくれたのはうれしかった。

良かったのは、オープニング3曲とアンコール4曲。
特に後者は、今までのアンコールでも最強といえよう。
前者のうち「希望の轍」は、
こんなに早く出していいのかと思いながらも感涙ものであった。

一方で、「マチルダBABY」「イエローマン」は
ノリが良い曲であるのはわかるけど、
何度聴いても好きになれないなあ。
それに特にこの2曲で思ったことは、PAの調子の悪さ。
低音は割れるし、桑田くんの声は聴きづらいし、
音量も大き過ぎ〜。
(写真は「ロックンロール・スーパーマン 」のときに落ちてきた風船)

●SOUTHERN ALL STARS Live Tour 2005 “みんなが好きです!”
'05.11.13 ナゴヤドーム

1. Big Star Blues
2. My Foreplay Music
3. 希望の轍
(MC)
4. 神の島遥か国
5. セイシェル 〜海の聖者〜
6. 愛と死の輪舞
7. JUMP
8. 愛と欲望の日々
9. 別離
10. ごめんよ僕が馬鹿だった
11. リボンの騎士
(MC、メンバー紹介)
12. YOU
13. 海
14. 栞(しおり)のテーマ
15. Bye Bye My Love(U are the one)
16. からっぽのブルース
17. 恋するレスポール
18. 夢と魔法の国
19. キラーストリート
20. 限りなき永遠の愛
21. ロックンロール・スーパーマン
22. ミス・ブランニュー・デイ
23. マチルダBABY
24. イエローマン 〜星の王子様〜
25. BOHBO No.5
(アンコール)
26. 勝手にシンドバッド
27. TSUNAMI
28. LOVE AFFAIR〜秘密のデート
29. 心を込めて花束を

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November 12, 2005

モリコロ、こんなとこで見つけたぞー!

moricoro1112

今日、市内のイベントで、
モリゾーとキッコロ(以下、「モリコロ」と言う)を見つけた。
つい先日も、名古屋市内の家電量販店の新装開店イベントで登場し、
万博協会を困惑させたという報道があったばかり。
実はモリコロ、万博閉幕日(9月25日)に、
会場近くの「海上(かいしょ)の森」へ帰ったことになっている。
またもや、おきて破りの登場となったわけだ。
前回は、着ぐるみだったが、今回は大きなぬいぐるみだった。

イベントの名称は「エコキャラバン2005」。
電気自動車、燃料電池車などエコカーでキャラバン隊を結成し、
愛知、岐阜、三重の三県の市町を巡回、
未来のクルマ社会について一緒に考えようというもの。
愛・地球博パートナーシップ事業として昨年からスタート、
最後は、次の万博開催地である中国の上海へ、
そして世界へと発信していく地球環境プロジェクトらしい。

今日の会場では、モリコロと一緒に写真が撮ろうというコーナーに
2人が立っていた(座っていた?)。
モリコロ人気はまだまだ衰えず、と思っていたら、
こんなニュースが・・・


愛知万博の閉幕後、愛知県瀬戸市の「海上の森」に帰ったことになっている
公式人気キャラクターのモリゾーとキッコロが、
20日に“再デビュー”することになった。
同日に名古屋市中区で開かれる「エコマネー・センター」の
再オープニングセレモニーに登場する。
万博協会は再登場のシナリオ作りを進めている。


というわけで、東海地方ではまだまだ人気が衰えない2人、
これからもいろいろな場所で活躍しそうだ。

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November 11, 2005

千夜千曲<32>ザ・グレート・プリテンダー/レスター・ボウイ

bowie

レスター・ボウイは、
「アート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEOC)」 のリーダー的存在であったが、
99年に亡くなっている。
まだ58歳の若さであった。
フリージャズのAEOCは、特別好きではなかった。
しかしレスター・ボウイは、大のお気に入りのトランぺッター。

ソロアルバム「ザ・グレート・プリテンダー」のタイトル曲
「ザ・グレート・プリテンダー」はプラターズで大ヒット。
私としては、映画「アメリカン・グラフィティ」にも使われていた
名曲として記憶に残っている。
アルバムではこのポップスを、いかにも彼らしく、
先鋭的にかつユーモアたっぷりに演奏している。

生前、名古屋のライブハウス、Jazz in Lovelyで
一度だけソロライブを聴いた。
陣取ったのは最前列。
白衣を着て演奏する姿は、まさしく変人であった。
しかし彼のトランペットは本当に刺激的で美しかった。
今はほとんどジャズを聴かないけれど、
忘れられない思い出の一つである。

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November 09, 2005

チルドレン/伊坂幸太郎

children

伊坂幸太郎にしては珍しく、だれひとり殺されることはない。
彼の作品は、殺人が多すぎるのが不満な点だったので
これはとてもいい傾向だと喜びたい。

主人公の陣内、盲目の永瀬、だれもが個性的で魅力がある。
そして皆、とても純粋、
好感の持てる若者たちばかりだ。
こんないい話、間違いなく映画化かドラマ化されるのだろうなと思う。

5編の短編が、ゆるやかにつながっており、
それぞれに仕掛けも準備されている。
ミステリーではあるけれど、
ほんわか暖かくて心がいやされる。

おしゃれというか、洗練されているというか、
伊坂幸太郎ってほんとすごい作家だと思う。
というわけで5段階評価は★★★★★

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November 08, 2005

健康診断の結果

10月に受診した健康診断の結果が出た。
いちおうAの“ご安心ください”判定。
でも、LDLという動脈硬化の原因となる
悪玉コレステロールの値が高かったのはショックだった。

現在、身長174センチ、体重は最近増えているものの66キロ。
中肉中背で、肥満してはいないと思う。
血圧もどちらかというと低いほう。
コレステロール値というのは、
肥満度や高血圧とは、あまり関係がないらしい。

診断書に同封されたチラシには、
食物繊維をたくさんとるようにとの指導が。
わかってはいるんだけどね・・・うん、うん。

ちなみに胸部エックス線は、毎年必ずC判定となる。
これは10数年前に、自然気胸で手術をした痕が映るから。

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November 07, 2005

大道芸ワールドカップ in 静岡

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14回目を迎えた「大道芸ワールドカップ in 静岡」を見てきた。
会場は静岡市の駿府公園内と中心市街地。
大変な人出で、パフォーマンスが終わるたびに、
観客の大移動が起こる。
W杯の名称のとおり、
参加しているのは、世界から集まった82組のパフォーマー。
感動と笑いのステージが、ここかしこで繰り広げられた。

11時から夜9時までの10時間で、見たパフォーマーは10組。
名前を挙げておこう。
オペラララちゅうサン、山本光洋、ミス・サリバン、
キム・チャンヘン、王輝、JAMES、デビッド・ラムゼイ、
ザ・ハンサム・リトル・デビルズ、デュオ・フルハウス、
アンドレイ&ナターリア(前半部のみ)。
1組20分の時間が与えられ、
街角や公園内のステージで、
個性的なパフォーマンスを披露する。

大道芸というと、もっと単純な芸、力技をイメージしていたが
どのパフォーマーも個性的で、本当におもしろい。
こんなステージを、無料で見られるわけだから
これだけの人が全国から集まるのだろう。
一度体験したら、必ずまた来たくなる、そんなイベントだった。

ただ、一人1,000円の入場料を払った
「プレミアムナイトショー」はいただけない。
パフォーマーの一人、カリガリが演出を担当し、
ほか7組が出演する前衛劇だった。
洗練されたステージを見せようという色気が、
各パフォーマーの個性を殺してしまっていた。

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November 06, 2005

ヤギのつま先立ち

yagi


3日のイベントに移動動物園が来ていた。
柵の中で見つけたのが、つま先立ちのヤギ4匹。
これって珍しいんじゃないかなと思い撮った写真がこれ。

帰宅してから調べたら、別に珍しくはなかった。
ヤギはつま先立ちが“普通”みたい。
以下、ネットで調べた、ヤギの歩き方。


ほ乳類の歩き方には3種類あります。
まず、イヌなどの歩き方は「指行性」といって、
指だけを地面につけて歩く歩き方。
ヒトに例えると背伸びをしながら歩いている状態です。
また、ヤギなどの歩き方は「蹄行性」(ていこうせい)といって
ヒヅメを地面につけて歩く歩き方。
ヒトに例えるとつま先立ちで歩いている状態。
最後にヒトは、つま先からかかとまでをペッタリと地面につけて歩く歩き方で、
これを「しょ行性」と言います。


なるほど、うんうん・・・
ちなみに、写真は載せないけど、ヒツジもつま先立ちだった。

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November 05, 2005

うーん、だめだった、サザンの席

サザンのナゴヤドームでのライブ、
やっとチケットが届いた。

アリーナの中央とはいえCブロック。
うーん、このところAかBが続いていたのに・・・
桑田くんまではずいぶん遠いな。

いつも友人に取ってもらっているので
贅沢は言えないのだが。
まずはありがとうHくん。

あとは当日の仕事との調整。
開演後の入場だけは何とか避けたい。

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November 04, 2005

山下洋輔「ニューヨーク・トリオ ジャパン・ツアー'05」

夕方5時半に突然友人から電話があり、
山下洋輔&ニューヨーク・トリオのライブに誘われた。
なんとか仕事を終わらせ、会場に到着したのが開演20分後。
2曲目の途中から聴けた。

生のヨースケさんは3年ぶりだろうか。
前回は、愛知県明治村(自治体名ではなく、施設名)の
刑務所の建物の中でのソロライブ。
ヨースケさんのおじいちゃんがこの建物を設計したという因縁から
異色のライブとなったが、それはそれは熱が入っていた。

今夜のライブはピアノ、ベース、ドラムスのトリオ編成。
ヨースケさんは、いつもどおり自由奔放で、
ほんとうにジャズが好きなんだなと思う。
よかったのはドラムスのフェローン・アクラフ。
刺激的なドラミングに、目が、いや耳が離せなかった。

ちょうど会場に入ったときに始まったのが3曲目の「しゃぼん玉」。
これにはやられた〜。
有名な童謡を、ヨースケさんらしく、繊細かつ大胆にアレンジ。
途中で赤とんぼやユーモレスクのフレーズも飛び出したのも、
らしい遊び心。

繊細な部分でのピアノは本当に美しかった。
この童謡のエピソード、
作者の野口雨情が出張先で
幼い娘が急死したという電報を受け取った。
雨情は居ても立ってもいられず、
電報を握りしめて雨の町中を走り回った。
その悲しみの中で書いた、という有名な話。
ヨースケさんたちの演奏に歌詞はついてないけど、
そんな情景が浮かぶようだった。

アンコールの「マイ・フェバリット・シングズ」は、
原曲の形をとどめないほどテンポアップで演奏され、
最後を締めくくった。

ときにはジャズもいいもんだ、そんなことを思って会場を後にした。

●山下洋輔「ニューヨーク・トリオ ジャパン・ツアー'05」
'05.11.4 岐阜市長良川国際会議場

山下洋輔(p)
セシル・マクビー(b)
フェローン・アクラフ(ds)

1.不明
2.不明
3.しゃぼん玉
4.スパイダー
(休憩)
5.南風組曲(たぶん)
6.新曲
7.新曲
8.クルド人の踊り
(アンコール)
マイ・フェバリット・シングズ

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November 02, 2005

チノパンやらCDやら・・・

polo

今日は代休。
名古屋まで買い物に出掛けた。
高島屋のラルフローレンとポールスミスをのぞき、
チノパンツとラガーシャツを購入。
ふだんからチノパンばかりはいているので、
毎年1本は新しいものを買う。
今年のはちょっと細めとなっている。
それと気がついたのは、ベルトのループの幅が大きいこと。
太めのベルトでないと、合わないような気がする。

その後はナディアパークのヤマギワへ。
行くたびにクラシックコーナーが狭くなっている。
もうがまんならない、この店に来ることはないだろうから
ポイントカードを使い切ることに。

今月中旬のヤンソンス指揮バイエルン放送響+五嶋みどりの予習用に、
「プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第1番」。
ツィンマーマン&マゼール指揮ベルリンフィルのもの。
それから、今月末の新国立劇場の予習用に
デル・モナコが題役を歌う歌劇「アンドレア・シェニエ」の2枚組。
さらには、夭逝のデュ・プレと当時の夫であるバレンボイムによる
「ベートーヴェン/チェロソナタ全集」2枚組。
これは先日のケラス&野平一郎の公演での演目だった。
素晴らしい演奏だったため、
ベートーヴェンのチェロソナタ全集をコレクションすることにした。
今のところカザルス&ゼルキン(名盤!)、
そしてこのデュ・プレの2セット。
これからフルニエ& ケンプ、リヒテル&ロストロポーヴィチ、
ヨーヨー・マ,&アックスなどを買い込んでいく予定。

ところでポイントカードのポイント、
全部で1万4千円になっていた。
今日の3枚でポイントを使ったが、まだ6千円残っている。
いつの間にか、結構な金額のCDを買ってたんだ・・・

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November 01, 2005

千夜千曲<31> ガラスの花/谷村新司

車のCDプレーヤーが故障したので、
iPod shuffleをアダプタでカーステレオに接続して聴いている。

iPodには主にクラシック、
iPod shuffleにはポップス、ロックを入れている。
後者のシャッフル機能はほんとうにおもしろい。
よく聴いていた曲でも、順番が違うと新鮮に感じる。

でもThe BeatlesやJames Taylor、Misiaのあとに
谷村新司の「ガラスの花」が出てくると、さすがに違和感あり。
やはりこの人の曲、もろ演歌。
大好きなんだけどね。
カラオケの十八番です。

「ときに愛は、悪を承知で、盛り上がる、それも愛・・・」

ちなみに高田みづえが歌ってヒットした曲。
彼女の夫は、元大関若島津の松ヶ根親方、
どうでもいい話だけど。

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