シンデレラ・マン(ロン・ハワード監督)
アメリカ人て、どうしてこんなにボクシング映画が好きなんだろう。
往年のロッキーシリーズ、
最近なら、オスカーを獲得した「ミリオンダラー・ベイビー」。
そして今公開されているロン・ハワード監督の「シンデレラ・マン」も、
実在のボクサーを扱った映画。
世界恐慌のさなか、生活保護まで受けていた元ボクサーが、
マネージャーの計らいでチャンスをつかみ、
見事復活を遂げ、ヘビー級のチャンピオンになるという
サクセスストーリー。
主演のラッセル・クロウ、レニー・ゼルウィガーの演技力が
一番の見どころだろう。
さすがオスカー俳優である。
伝説のボクサーラッセル・クロウ、その妻レニー・ゼルウィガーだけでなく
彼らの子どもたち、マネージャーのジョー・グールド、
対戦相手のマックス・ベアなど、
登場人物が皆、魅力的に描かれている。
ボクシングシーンはCGを使った迫力あるもの。
あまりに生々しくて、パンチを受けた瞬間、
こちらも思わず顔をゆがめてしまう。
こういう映像は苦手だという人もいるが、
だからといって、映画の評価が低くなることはないであろう。
テンポもよい。
初めは世界恐慌の暗く生々しく場面が続く。
チャンスをつかんでから、タイトルマッチが終わるまでは、
手に汗握るシーンが続く。
どうしても「ミリオンダラー・ベイビー」と比較することになってしまうが
私は、こちらの映画が好き。
というわけで5段階評価は★★★★★
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