天国はまだ遠く/瀬尾まいこ
伊坂幸太郎の長編を読み終え、さて次は何を、と思ってたら、
自宅で偶然見つけた、瀬尾まいこの「天国はまだ遠く」。
どうやら長女が図書館から借りてきたものらしい。
ページをめくっているうちに、最後まで読んでしまった。
自殺をしようとして20代の千鶴がたどりついたのは、
人里離れた山奥の民宿。
そこで出会った人、自然などに癒されていくという単純なストーリー。
たったそれだけのこと、特に驚きや感動があるわけではない。
でも、このところサスペンスやミステリーを読むことが多かった私には
とても新鮮に感じた。
甘いよ、この小説、なんて心の中でつぶやきながらも、
読んで心が洗われるようなこんな小説も、時にはいいなって、
素直な気持ちで受け入れたいと思う。
5段階評価で★★★
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