子どもの盗撮被害
やはり書かずにはいられない日経新聞の記事。
28日付、朝刊の「暮らしの悩み プロが答える」。
「最近、運動着姿の子どもの盗撮被害が起きていると聞いて、
母親仲間も皆、とても不安に感じている。
親や学校はどんなことに注意すべきか」
という読者からの質問。
回答したのは、安全生活アドバイザーのSさんという先生。
まとめると次のようになる。
「子どもの盗撮ビデオや写真などが売られているというのは事実。
特に女の子のブルマー姿が狙われている。
こうした卑劣な行動は、親と学校、近隣住民などが一体となって
断固阻止しなくてはならない。
まずは運動会の入場者の制限をすべき。
そして、事前に家族であることを証明する入場券を発行したり、
入場者に氏名や子どものクラス・名前を記入させたりする。
会場が見渡せる周囲の建物の屋上や階段、
あるいは個人の住宅などからも
望遠レンズで撮影されることがないように警戒して、
不審な場合はすぐに対応が取れるよう準備しておく。
家族が撮影したビデオは、第三者に渡ることがないよう、
撮影者すべてに約束してもらう書面を用意する。
友達同士でダビングすることもできるだけ制限する。
子どもの肖像権だけでなく、安全の面からも
この問題については、親やPTAが積極的に議論して、
厳戒態勢でのぞむべきである」
子どもの姿を盗撮した写真、ビデオ、DVDが
売買されているのは、子を持つ親としては決して許せない。
だからといって、この先生の言う対応は
あまりに過敏すぎるのではないだろうか。
首都圏と地方都市とでは温度差があるのかもしれない。
それにしても、運動会をクローズされた会場で実施するとか、
ビデオテープが第三者に渡ることのないよう一筆入れるとかは、
どう考えてもやり過ぎだと思う。
では、どうしたらいいのと問われると、困ってしまうのだけど・・・
うーん、嫌な世の中になったものだ。
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Comments
こんばんは。
この話を読んで、ふと高校時代を思い出してしまいました・・・。(もう1ウン年くらいも昔なんですけどね)
私の行った高校は工業高校だったんで、男子ばかり。トイレもかぎられたとこしかありませんでした。たしか土曜の放課後でしたか、友人2人とトイレに入りました。先友人が入り、その後私が用をたし、ふと立ち上がると後方のトイレとの壁の隙間(下の方に)鏡が・・・。そして、よ~く見るとその鏡に指が。まさかと思いあわてて出て後のトイレを見ると「使用禁止」と書かれた張り紙が貼ってありました。しどろもどろに友人に「ち、ちかん・・・変態が・・・」と言い、一人の友人が先生を呼びに行き、待っていると、鍵があきすごい勢いで男子生徒が飛び出していきました。びっくりして悲鳴をあげ、ひるんでいるうちに逃げられてしまいました。後を追いましたが、結局捕まえれませんでした。先生曰く、こういうのは精神的病気だから騒ぎ立てないように。こっちで対処するとのことでした。犯人は、ちらっと見た感じまじめな生徒でした。もちろん犯人は捕まりませんでした。なんか見られ損、ショックでした。今は、もっと深刻なんですね。そこまで学校でガードしなきゃとは・・・。でも、やっぱり被害にあうと、やはりいつまでもひきずりますよ。あれから、やはり使用禁止のトイレの前後には、入らないようにするとか、隙間をチェックするとか。
トイレ事件の後遺症ですね(^^;たしかにるうかすさんの言うとおり、だからどうすればいいのか・・・。やはり難しく、嫌な世の中だわと私もうなずいてしまいました。
Posted by: ごまちゃん | September 01, 2005 12:51 AM
ごまちゃんさん
トイレののぞきは、明らかに犯罪ですね。
つかまえられなかったのが残念です。
運動会のビデオ撮影の場合、
例えば自分の子どもの映像を売る父親はまずいないでしょう。
ほかの子の映像なら、
いい値が付けば、ネットで販売する父親が出てきても
おかしくありません。
そんなことはないと信じたいのですが、
一方で、1年生から6年生までの親が計1000人いたとしたら、
一人くらい、つまり1000分の1の確率で
あらぬ行為に至る父親がいても
全然不思議ではないと思うのです。
Posted by: るうかす | September 01, 2005 11:55 PM