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August 28, 2005

折り梅(松井久子監督)

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岐阜市で、松井久子監督の「折り梅」を見る会が開催されたので
出掛けてきた。

アルツハイマー病に冒された祖母と、同居の三男の嫁を中心に、
家族の姿とその絆を綴った映画。
評価は、見る人によって二通りに分かれるのではないかと思う。
「映画を見て、希望がわいてきた」
「現実は、映画のようにはうまくいかないよね」

私はどちらかというと後者。
3年前に亡くなった、同居の祖母は末期がんで、
最後は自宅で介護をした。
亡くなる1カ月くらい前からぼけの症状が出てきて、
私のことを10数年前に世を去った父だと思いはじめたりした。
夜は家族が2時間おきに部屋をのぞいて、
必要なときはポータブルトイレに座らせたりした。
もちろん私も、2日に1回は深夜に起きた。
たった1カ月とはいえ、その苦労は忘れられない。

叔父の同居の義母は、
もう5年前から家族の顔の区別がつかない。
夫が亡くなったときも、その事実が理解できず、今に至っている。
ひ孫まで4世代が同居する家庭で、
面倒は、叔母とその長男の嫁が見ている。
深夜はいかいなどで、家族の苦労は絶えない。

そういう現実と比較すると、
この映画はあまりにご都合主義で、私はそれほど共感を覚えなかった。
いい話だけど、現実はそうは甘くないね。
そう思ってしまうのだ。

ただ、実力派女優、原田美枝子、吉行和子の演技はすばらしい。
二人を見るだけでも価値があるというのは、決して皮肉ではない。

5段階評価で★★★

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Comments

何度もレンタルしようか考えて
やっぱりやめる作品です

私にも近いうちにやってくる役割ですので
わざわざ映画で見たくないなという感じ

それならドキュメンタリーの方がいいと
思ってしまいます

でも 本当はちゃんと見て 評価する方が
いいですよね(^^)

Posted by: じゅぴ | August 28, 2005 11:52 PM

じゅぴさん

辛めの評価をつけてしまいましたが、
実話をもとに製作されていますので
ドキュメンタリーとして見れば、
おもしろい映画だと思います。

ぜひご覧ください。

Posted by: るうかす | August 30, 2005 12:25 AM

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