宇宙戦争(スティーヴン・スピルバーグ監督
スピルバーグの話題作「宇宙戦争」を見てきた。
いつも行くシネマ・コンプレックスは
この映画を、字幕版3館、吹き替え版1館の計4館で上映していたが
それでも満席になるほどの盛況ぶり。
映画の導入部は、ハラハラ、ドキドキで、
これからどうなるんだろうと期待が高まる。
地球破壊兵器のトライポッドと宇宙人が登場すると
早くもクライマックスに。
人間が虫けら同然に蹴散らされていくあたりは生々しく、
ちょっとやりすぎなんじゃないかとも思える。
後半はちょっと尻すぼみ。
モーガン・フリーマンのナレーションで終わるラストはねぇ・・・。
原作どおりらしいが、最後は劇的に描いてほしかった。
トム・クルーズ扮する主人公と子どもたちとの家族愛が
映画のメインテーマとなっているが
ここは娯楽作と割り切って、宇宙人と徹底的に戦ってほしい。
ティム・ロビンス扮する、中年の狂人が住む地下室のあたりは
映画の流れからして、必要なかったのではと思う。
(ティムの演技は見事ではあったのだが)
息子の言動もちぐはぐ。
父トムを振り切って前線に飛び込んでいったのはいいが
最後、あそこの場所にいるとは。
全体に中途半端な場面が多いといえるが、
スピルバーグファンには、それなりに楽しめるはず。
ということで5段階評価は★★★
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