これからはあるくのだ/角田光代
タイトルだけで手にとってしまう本って、ときどきある。
角田光代のエッセイ集「これからはあるくのだ」もその1冊。
「あるく」が漢字でなくひらがな、
そして「のだ」と言い切るところが気に入った。
どこかで聞いたことのある語呂のような・・・そう、
「バカボンのパパなのだ」と似てなくもない、かな。
さらにこの本は、ジャケットも秀逸。
すけすけのピンクのワンピース姿の著者(たぶん)の写真が使われている。
歩く姿勢もなかなかいい。
角田さん、美人ではないけれど愛嬌のあるタイプで
私はお気に入り。
ちなみに単行本と文庫本は、
微妙に写真の角度が違っているので注意。
ファンならどちらも持っていたい。
さて内容は、何でもない日常の出来事が淡々とつづられている。
ユーモアもたっぷりで、
才女とは思えないぼけっぷりが、私はけっこう好き。
というわけで5段階評価は★★★に、ジャケット写真の良さで+★
The comments to this entry are closed.
Comments