ミョンフン&東フィル(大賀ホール・オープニング公演)
軽井沢大賀ホールのオープニングを飾ったのが
チョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団。
プログラムは、ベートーヴェン交響曲第6番、第3番。
一昨年、ベートーヴェン・チクルスで大成功をおさめた
ミョンフン&東フィルにとっては、まさに十八番といえよう。
今回もミョンフンの指揮は、緻密かつ大胆。
オケを自在にコントロールし、
緊張感のある立派な演奏を聴かせてくれた。
木管のソロは、ほぼ完ぺきな出来、
弦もまとまりのある重厚な音を醸し出し、安心して聴くことが出来た。
6番でのホルンはちょっと不安定で心配したが、
3番では堂々と鳴り響いていた。
終演後は、ブラボーの声が飛び交い、
ミョンフンは受け取った花束を抱えてステージを下り、
正面ボックス席の大賀氏の奥さまに贈呈。
このときは、聴衆の多くがスタンディングオベーションで
二人に感謝の拍手を送った。
オープニングにふさわしい情景であった。
●チョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団
'05.4.30 軽井沢大賀ホール(長野県軽井沢町)
ベートーヴェン/交響曲第6番
(休憩)
ベートーヴェン/交響曲第3番
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