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May 09, 2005

明日の記憶/荻原浩

asuno


「明日の記憶」は、
治る見込みのない難病、若年性アルツハイマーにおかされた
中年会社員の生きざまを描いた小説。
恐い、人ごととは思えない・・・
私のような昭和30年代以前に生まれたものは
特にそう感じるであろう。

ラストシーンは感動的だ。
しかし見方を変えると、ご都合主義。
冷静に考えれば考えるほど、主人公本人や家族の将来は真っ暗。
「小説でよかった!」
読後、目を真っ赤にしながら、しみじみそう思った。

5段階評価は迷ってしまう。
多くの中年会社員に読んでもらいたいという願いを込めて★★★★

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