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「明日の記憶」は、 治る見込みのない難病、若年性アルツハイマーにおかされた 中年会社員の生きざまを描いた小説。 恐い、人ごととは思えない・・・ 私のような昭和30年代以前に生まれたものは 特にそう感じるであろう。
ラストシーンは感動的だ。 しかし見方を変えると、ご都合主義。 冷静に考えれば考えるほど、主人公本人や家族の将来は真っ暗。 「小説でよかった!」 読後、目を真っ赤にしながら、しみじみそう思った。
5段階評価は迷ってしまう。 多くの中年会社員に読んでもらいたいという願いを込めて★★★★
May 09, 2005 in 書籍・雑誌 | Permalink
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