
文芸誌「新潮」の創刊100周年を記念し、
編集長の荒川洋治が、今までに発表された1万編を超える中から38編を選んだ。
森鴎外(1910)から町田康(2004)まで、
近代文学作品のベスト・オブ・ベストとなっている。
冒頭の荒川のコメントがいい。
> 名作は「自分が書いたものだ」という気持ちで読むのもいい。
> 「うん、うまく書いた」「ここは、すごい!」などと。
> うれしい。興奮する。もっと読みたくなる。
1作品ずつレビューしている筒井康隆と堀江敏幸の特別対談も必読。
私はこちらを先に読んでから、本編に入った。
ソフトカバーで1,500円は安くないが、
絶対におすすめの1冊。
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