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January 12, 2005

東京物語/奥田英朗

tokyo_monogatari


「1978年4月。田村久雄は上京した。」
なんだ私もまったく同じじゃないか。
そして作者も私も1959年、岐阜県生まれ。

「東京物語」は6つの短編の連作。
'78年から'89年までの主人公田村久雄の、ある1日を描いている。

ジョン・レノンの死、キャンディーズの解散、江川卓の初登板、
幻の名古屋オリンピック、ラグビー新日鉄釜石の7連覇、北の湖の引退、
ベルリンの壁崩壊、バブル崩壊・・・

時代を象徴するようなニュースや国内外の情勢が、
エピソードとして随所にちりばめられている。
傑作ではないかもしれないが、
私のような、作者の同世代には、
ほろ苦い青春時代を懐かしむことができる貴重な一冊である。

6編の中では、バブル崩壊前夜を描いた「バチュラ・パーティ」が秀逸。

共感度は5つ星で☆☆☆☆

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