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January 31, 2005

復活!PowerBookG3

bakudan

pbg3


昨日、爆弾マークが出て、
ハードディスクが止まってしまった、愛機のPowerBookG3。
昨夜からずっと、アップルのサイトの“Discussion Boards”で
対処の方法を探していた。

PMU(パワーマネージャ)のリセットを試してみたら、めでたく起動可能になった。
その後、1時間ほど使っているが、今のところ大丈夫みたい。

新しいPowerBook、半分くらい買う気でいたので、
ほっとしたような、ちょっと残念なような・・・
まあいいや、G5が出るまで待つことにしよう。

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January 30, 2005

オペラ座の怪人(ジョエル・シュマッカー監督)

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楽しみにしていた映画版「オペラ座の怪人」を、
公開直後に見てきた。

結論から言うと、
映画はミュージカルを超えられなかった・・・
ストーリーも音楽もほぼ同じ、
豪華なセットも見ごたえ十分。
映画として悪くはないが、
それ以上にミュージカルが素晴らしいということか。

10年以上前、このミュージカルを
ニューヨーク・ブロードウェイで観てショックを受けた。
まったく予備知識なし、英語が十分聞き取れるわけでもないのに、
一人一人の歌唱力、大胆な仕掛けに度肝を抜かれた。
アンドリュー・ロイド=ウェバーの作り出した名曲の数々に何度も涙した。
その後、国内でも四季版を観た。
これはキャストの歌唱力のなさに落胆した。

私はそれほどのファントム・フリークではないが、
数あるミュージカルの中でも3本の指に入るほど、この作品は好きだ。
だからこそ、映画化は楽しみにしていた。
ちょっと、期待しすぎていたのかもしれない。
繰り返すが悪い映画ではない。
その証拠に、第77回アカデミー賞で
「撮影賞」「美術賞」「歌曲賞」の3部門にノミネートされている。
あえて言うのなら、ミュージカル仕立てに仕上げたことが、
私には気に入らなかった。

5段階評価で☆☆☆

余談だが、私にとってミュージカルNO.1は、
ジュリー・テイモア演出の「ライオン・キング」。
何度観ても飽きないし、
四季のキャストがいくら歌唱力がなくても、
セットや演出だけで楽しめる。

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アップルストア名古屋栄店

apple_store


オープンから1週間、
客足も落ち着いて来ているだろうと、
冷たい風が吹く中、名古屋まで出掛けてきた。

雰囲気は銀座店、心斎橋店とほぼ同じ。
フロア面積は2店舗より、狭いような気がした。
一番人気はiPod兄弟のコーナー。
新しいshuffleだけでなく、iPodもminiも人だかりだった。
アクセサリーが充実していて、
何かしら購入していく人が多かった。

意外に関心が薄かったのは、Mac mini。
見たところ1台置いてあるだけだが、
注目している人はあまりいなかった。
コンセプト、デザインは秀逸だが、
実用的でないのは確か。
特に、256MBのメモリーではねぇ。
かといって1GBに増設すると、なんと+37,590円!
10万円近くの購入価格となってしまう。

結局、何も購入せず帰ってきた。
帰宅後、自宅のMacを立ち上げたら、すぐにフリーズ。
再起動を繰り返してもだめ。
そのうちに例の爆弾マークが出て、うんともすんとも言わなくなった。
ハードディスクのクラッシュだろうか、原因不明。
明日、専門店に持ち込む予定だ。

アップルストアから帰ったら、このトラブル。
今のPowerBookを使いはじめてもう5年半になる。
そろそろ買い替えどきかな。

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上原彩子 ピアノ・リサイタル

地元出身のピアニスト、上原彩子のリサイタルを聴きに
愛知県芸術劇場コンサートホールへ。

'02年に開催されたチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、
史上初、女性で第1位となり、脚光を浴びたピアニスト。
容姿端麗な新人がひしめく中、
実力で勝負する(ゴメン)数少ない若手ピアニストである。

●上原彩子 ピアノ・リサイタル
 '05.1.25 愛知県芸術劇場コンサートホール
 ショパン/24の前奏曲
 (休憩)
 ムソルグスキー/展覧会の絵
 (encore)
 ドビュッシー/前奏曲集第2巻の5番
 ラフマニノフ/前奏曲

まずはショパン。
遅めのテンポは予想外だった。
フォルテシモの爆発的なエネルギーは、以前から定評のあるところだが、
ピアニシモの緻密な表現方法も、いつの間に身につけていた。
感心しながら聴いていたら、
あっという間に終わって休憩に。

後半はムソルグスキー。
一転して速めのテンポ。

ミスタッチを恐れず果敢に攻めまくる、いつもの演奏はスリリング、
フォルテシモの打鍵が心に響き、感動的でもある。
ファンの一人としては、ハラハラ、ドキドキしながら聴いていた。
終曲の「キエフの大門」、
満席の観客に対し、どうだと言わんばかりに、
圧倒的なパフォーマンスを見せてくれた。

カーテンコールで何度も呼び出され、弾いたアンコールの2曲。
なかでもラフマニノフは、たぶん彼女自身も大好きな曲なのだろう。
演奏からは、曲に対する愛が感じられた。

地元出身だからではなく、
今後もずっと聴き続けていこうと思う。
ぜひ、大成してもらいたいピアニストである。

余談だが、のだめ=上原彩子、説というのがあるらしい。
のだめとは「野田恵」のことで、
少女マンガ「のだめカンタービレ」の主人公。
詳しくはここへ。

似ている点を挙げると、
1.ピアノの超絶テクニック
2.口がアヒル
3.乳がでかい
4.ぽっちゃり体型
5.神経質でなく、天然

ほかにもこじつければ、いろいろありそう。
この説に1票入れよう。

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January 29, 2005

父の十七回忌

今日は、父の十七回忌の法要。
16年前の寒い冬の朝、
父は突然、不調を訴え、救急車で病院へ。
そのまま意識が戻ることなく1時間後にはこの世を去った。
私はその時間、デザイナーと喫茶店で仕事の打ち合わせをしている最中で、
連絡がとれない状態。
結局、死に目に会えなかった。
今のように携帯電話があれば、すぐに病院へ飛んで行けただろう。

16年間、あっという間に過ぎ去った。
しかしこの間、父の兄弟が3人亡くなり、
一方で、この世に生を受けたものが、わが家にも2人いる。
やはり16年は、短いようで長い。

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January 28, 2005

串揚げ えん

岐阜県各務原市のイトーヨカドー北にある串揚げの専門店「えん」。
オーダーは、嫌いなものを聞かれるので、それに答えると
あとはいろいろな揚げものがどんどん出てくる。
「もういいです」と、ストップをかけるまで
どんどん揚げてくるので注意が必要。
赤飯、チーズ、子持ちこんぶなど、
意外なものがおいしかったりする。
満腹になる前にやめて、最後にお茶漬けを食べるのが通。

10本1,800円ほどで、
大人なら14,5本が平均だと思う。

コンクリート打ちっ放しで、清潔感のある店内は
いつ行っても満席。
2人ならカウンターで大丈夫だろうが、
4人以上の場合は予約しておいたほうが間違いない。

●えん
 各務原市蘇原青雲3-30
TEL:0583-80-5006

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January 27, 2005

次はこれに決めた premini-Ⅱ

prermini

今使っている携帯はSO505i、
購入してから、もう2年になる。
バッテリーは毎日充電しなければならないし、
何度も落として、キズだらけ。
それに、なんといっても、でかすぎて使いづらい。

しかしdocomoで欲しいと思う製品はなかった。
ようやく見つけたSony Ericssonの「premini-Ⅱ」。
スペックや機能はよくわからないが、デザインで決めた。

発売日はまだ発表になってないが、
あるサイトによると2月初旬らしい。
今から待ち遠しい。

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January 26, 2005

THE TOUR OF MISIA 2005 THE SINGER SHOW

MISIAのコンサート「THE SINGER SHOW」を見るため、
名古屋レインボーホールへ、いそいそと出掛けた。

POPSやROCKの公演で使われる会場は
 1.ドームまたはスタジアム(5〜3万人規模)
 2.アリーナ(3〜1万人)
 3.ホール(3〜1千人)
 4.その他(ライブハウスなどでのプライベートライブ。千人未満)
などに分かれる。

MISIAクラスになると、1.か2.がほとんど。
今回のレインボーホールは2.で、
アーティストと観衆の一体感を得るには一番よいキャパシティだろう。
これ以上大きくなると、
アリーナ席はともかく、スタンド席で盛り上がろうとするのは難しい。
かといって小さくなると、演出上の制約が多くなる。

余談だが、ローリングストーンズやポール・マッカートニーなど
世界の一流アーティストの公演は、
音楽を聴くというだけでなく、
演出でもすばらしいパフォーマンスを見せてくれる。
1年半前のポールの公演、
コンサートが始まる前のパフォーマンスといったら
これだけで1万円払っても惜しくないと思わせるほどであった。

前置きはこれくらいにして、MISIAの「THE SINGER SHOW」 
以下、ネタばれありなのでご注意を・・・


今回、名古屋での公演は2回。
土曜日に行く予定が急きょ予定が入ったため、
ヤフオクで売って、日曜日のチケットは別途ヤフオクで購入。
売値は2枚で32,000円。
で、購入はぎりぎりだったため、アリーナなのに何と定価割れ。
差し引き17,000円の儲けだった。

公演直前になると、スタンド席は叩き売られていた。
ペアで1円スタートで、落札が1,000円とか。
ドームならともかく、アリーナクラスの会場であれば
スタンドでも十分楽しめる。
ペアで1,000円は、タダみたいなものだ。

●THE TOUR OF MISIA 2005 THE SINGER SHOW
'05.1.23 名古屋レインボーホール

SET LIST
 (前座あり)
1.K.I.T
2.LAILA
 (パーカッションとダンスによるパフォーマンス。
  そのまま次の曲へ)
3.君だけがいない世界
 (MC 愛知万博と藤井フミヤの話)
4.星空の片隅で
5.Birthday Cake
6.LET IT SMILE
7.冬のエトランジェ
 (MC ステージ全面へ。
  上下するフロートのようなものに座って次の2曲を歌う間に、
  ステージ上手から下手へ移動)
8.風のない朝、星のない夜
9.名前のない空を見上げて
 (イルミネーションが美しい宇宙船のようなセットが天井から登場。
  これに乗り、ピアノを弾きながら次の2曲)
10.Mama Says
11.Holy Hold Me
 (宇宙船から降り、ステージを走り回りながら)
12.MELODY
13.INTO THE LIGHT
 (encoreの1曲目。全員が登場)
Everything
 (メンバー紹介の後、ギターとキーボード、MISIA以外は退場。
  3人でencoreの2曲目)
SONG FOR YOU

2時間を切る演奏時間は、ちょっと物足りない。
それと、ずいぶん体調が悪いように思えた。
声が途切れたり、音程を外す場面もあった。

新しいアルバムの曲が中心になるのは致し方ないところか。
私はMISIAの曲ならなんでもいい!という妄信的なファンではないので、
ヒット曲をもっと選んで欲しかったというのが本音。

それでも、私の昨年のフェバリット・ソング
「名前のない空を見上げて」には感涙。
前後するが、「K.I.T」「LAILA」で始まったオープニングにも、
鳥肌が立った。

というわけで、総体的には満足のいく公演であった。
これは個人的な好みだが、
小さな会場でのプライベートライブより、アリーナ公演のほうが
観客もそしてMISIA自身も、うんと楽しめるのではないか。


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January 24, 2005

RHODIAのメモ帳

rhodia

ネットで大量購入したとのことで、
職場のOくんから、
RHODIA(ロディア)のメモ帳のお裾分けがあった。

以下、彼の話によると・・・

RHODIAとはフランス・リヨン生まれのメモパッド。
デザインもさることながら、その機能が高く評価され、
科学者、アーティスト、建築家などから人気を集めている。
デザイナーのPaul Smithが絶賛し、
'04年にはコラボレーションが実現。
今回のお裾分けは、そのコラボ企画によるメモパッド。
RHODIAのロゴマークに並んで、Paul Smithのサインと、
表紙・裏表紙にPaul Smithのマルチストライプが配されている。

RHODIAは、立ってメモを取るという行為に特化しており、
裏表紙に硬い芯紙をあてたり、
表紙もあらかじめ付けられた折り筋にそってぴったりと裏に回るなど、
使いやすい工夫がされている。
また、表紙は水をはじく撥水紙で作られている。

もちろんメモの基本も充実。
紙質は滑らかで反射がなく、この書き味に魅了された人も数多くいる。
マイクロカット加工の断面で、切り離しがスムーズ。
最後まで型崩れせずに美しく使える・・・

なるほど、これはいいものを教えてもらった。
ほかにもさまざまなサイズ、タイプのメモパッドがあるようなので、
早速、ネットで調べてみたい。

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January 23, 2005

チョン・ミョンフン指揮東京フィル 第698回定期

私にとって、マーラーの第3交響曲は特別な曲。
最終楽章は、私自身の葬儀のときに
会場で流してもらいたいというくらい思い入れがある。
ところがこの曲、地方ではなかなか聴く機会がない。
東海地方ではここ数年思い返しても、名フィルによる公演が一度きり。
首都圏でさえも、年3、4回演奏される程度か。
(ただし'03年は当り年だったが)
というわけで、チョン・ミョンフン指揮東フィルのマーラー3番を聴きに
オーチャードホールへ。

遅めのテンポで始まった1楽章。
悲壮感がただよう前半部分、
行進曲が登場する後半は一転して、明るい雰囲気に。
ミョンフンの構成力は見事だ。

2、3楽章もていねいな演奏が続く。
トロンボーンや舞台裏からのポストホルンは好調で、 安心して聴けた。
しかしオケに関しては、
大きな音量を求められる場面はいいが、
微妙な味わいが必要な場面では、アンサンブルに乱れが出てきていた。

声楽が入る4、5楽章。
合唱は1楽章が始まる前からステージ奥に座っていた。
ソロの寺谷さんは、3楽章が終わるころ、静かに入場し、
5楽章の自分のパートが終わったところで静かに退場。
曲の途中で出入りするのは、あまり見たことない。
楽章間だと拍手が起きてしまうので、
こんな入退場にしたのではないかという意見を後で聞き、なるほどと納得。

寺谷さんの透明感のある声と、
女声合唱、児童合唱には心が洗われた。

そして間髪を入れず最終楽章。
ppで始まる弦は実に美しく、感極まって涙がこぼれた。
ところが、オケは途中まで頑張ったものの、最後に金管群が息切れした。
これが東フィルの実力といってしまえばそれまでなのだが・・・

私とミョンフンの出会いは、
彼がロンドン交響楽団を率いてのマーラー1番の名演。
それだけに彼には、東フィル以外でマーラーを演奏してもらいたいと
心から願うものである。

大満足とはいえないが、
私にとってはマーラーの第3交響曲を聴けたというだけでも十分。
今までに聴いたアバド指揮VPO(シンフォニーH)、
シャイー指揮ロイヤルコンセルトヘボウ(サントリーH)と比較すれば
分が悪くなるのは致し方ないであろう。

この組み合わせでの次回公演は、3月のマーラー4番。
期待と不安が半々だ。

●チョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団
 '05年1月9日(日)東急bunkamura オーチャードホール
 ・マーラー交響曲第3番ニ短調
  メゾ・ゾプラノ 寺谷千枝子
  合唱 東京オペラシンガーズ 東京少年少女合唱隊

追伸
マーラー3番、
今年9月8、9日、シンフォニーホールで
大植英次指揮大阪フィルで演奏される予定らしい。
早速、手帳にメモしておいた。

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差出人:県立白姫女子校保健室 件名 :  保健室からのお知らせ

相変わらずスパムメールが多い。
アルファベットのものは、そのままゴミ箱送りだが、
日本語の件名だと添付ファイルが無ければ、
おもしろ半分に開ける場合もある。
結構、笑わせてくれるというか、
手をかえ品をかえ、送りつけてくるその努力には、頭が下がる(笑)

で、昨日届いたメール。
間違ってた場合は破棄してくださいという謙虚さに、ほろりと来た(ウソ)


> この前の妊娠検査について
> 県立白姫女子高校保健室からのお知らせです。
>
> 間違って受け取った方は、
> お手数ですが、破棄してください。
> お詫び致します。
>
> 該当する人は
> 下記リンクより入ってお知らせを確認して下さい。
> http://just-feed.net/shirahime/?-2Entu6OHg8OrRUeS2UBCN8Bk24Bw

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January 22, 2005

SHINCHO ムック/新潮別冊 名短篇

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文芸誌「新潮」の創刊100周年を記念し、
編集長の荒川洋治が、今までに発表された1万編を超える中から38編を選んだ。
森鴎外(1910)から町田康(2004)まで、
近代文学作品のベスト・オブ・ベストとなっている。

冒頭の荒川のコメントがいい。

> 名作は「自分が書いたものだ」という気持ちで読むのもいい。
> 「うん、うまく書いた」「ここは、すごい!」などと。
> うれしい。興奮する。もっと読みたくなる。

1作品ずつレビューしている筒井康隆と堀江敏幸の特別対談も必読。
私はこちらを先に読んでから、本編に入った。

ソフトカバーで1,500円は安くないが、
絶対におすすめの1冊。

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January 21, 2005

のだめカンタービレ11巻/二ノ宮知子

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漫画は読まない。
その昔、手塚治虫や永島慎二は、むさぼるように読んでいたが、
それ以降は、関心がなくなってしまった。
ところが、昨年はまってしまったのが、二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」。
なんと、少女コミック。
あー、とうとうカミングアウトしてしまった・・・

で、待望の11巻が出たので早速購入。
帯に「文化庁メディア芸術祭受賞」とある。
よくわからない賞だが、ともあれ、めでたいことだ。

ネットで検索すると、この漫画のファンは実に多い。
少女コミックなのに男性が目立つ。
専門のサイトやブログも少なくない。

「のだめ」の魅力はたくさんあるが、
一番は、個性の強いキャラクタ−たちだろう。
指揮者志望のエリート学生、千秋真一、
ピアノ科で千秋を慕う野田恵(ニックネーム:のだめ)、
この二人が主人公。
ほかにも、中華料理屋の息子でヴァイオリン科の峰龍太郎、
才色兼備で、千秋の元カノの多賀谷彩子、
世界的な指揮者、ヴィエラやミルヒー、などなど。
私の好きなキャラは、もちろん、かわいい「のだめ」。

ストーリーは、クラシック音楽を題材にしているのに堅苦しさは無く、
音楽が分からなくても十分楽しめる。
でも分かっていれば面白さは数倍だとなる。
ギャグ連発なので、電車内など公共の場で読むときには注意が必要。

ところで、特製「のだめ」グッズが当たるというプレゼントがあって、
この11巻に付いている応募券と、
Kiss4号の応募券の両方を切り取ってはがきで応募する。
しかし「Kiss」を店頭で買うのはちょっと恥ずかしい、
あきらめようと思う。

追伸:全巻持っているので、
読みたいという人はご連絡を。

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January 20, 2005

リサガスの紙袋

DSCN0354

「リサガス」こと「リサ&ガスパール」の紙袋をいただいた。
阪急百貨店でクリスマス用に作成されたものだとか。
サイズは大小あり、デザインはどちらも同じ。
紙の質も悪くないし、さすが阪急さん、太っ腹。
かわいいので、使うのが惜しくなってきた。

聞くところによると、
クリスマスシーズンの阪急百貨店、
ウィンドウディスプレイはリサガス一色だったとのこと。
うらやましいデス。

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January 19, 2005

千夜千曲<29> STAY WITH YOU FOREVER/憂歌団

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何のことはない、加山雄三のオリジナル「君といつまでも」の憂歌団ヴァージョン。
スローバラードで、見事なまでに自分たちの色に染めている。

憂歌団は、その名のとおりブルースバンド。
木村充揮のハスキーかつソウルフルなヴォーカルと、
内田勘太郎のねちっこい味のあるギターが魅力だ。

学生時代に一番多く見たライブは、間違いなく憂歌団。
木村のMCも抱腹絶倒で、いつも楽しませてもらった。
実力派バンドでありながら、コミックバンドでもある。

今でも私のカラオケの十八番は、
憂歌団の「おそうじオバチャン」と「パチンコ〜ランラン・ブルース」。
結構、場を盛り上げているつもりなのだが、
聞いている人がどう思ってるかは不明。

そして彼らのベストアルバムは、
これらの曲が入っている名ライブ「“生聞”59分!!」(写真)

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January 18, 2005

4等14枚なり

nenga

お年玉つき年賀はがき・切手の当選番号が発表になった。
確認したところ14枚が当たり。
全部4等、おなじみの「切手シート」。
3等以上の壁はなかなか厚い。

ちなみに3等は下4けたで、当選番号は2つ。
ということは、5,000枚で1枚当たる計算か。
こりゃ、無理だ〜。

2年連続で、引き換え期間を過ぎてしまい、交換できなかった。
早速、明日にでも郵便局へ持っていこう。

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プランナー 粟飯原理咲さん

ネット界では有名なプランナー、粟飯原理咲(あいはら・りさ)さんの話を聞いた。
'74年生まれというから、若い!
NTTコミュニケーションズ、リクルートを経て、
今はアイランド(株)代表取締役。
OL美食特捜隊」「よせがきコム」「くちコミ読書カフェ『Hon-Cafe』」「おとりよせネット」など
主に女性向けサイトの立ち上げ・運営を手掛けている。
短い時間だったが、とても刺激的な話で、久しぶりに元気を取り戻せた。

アイデアは、それが求められる場でなければ意味がない。
どんないいアイデアでも場所を間違えると実現できない。
アイデアにふさわしい場所で実現しよう。
粟飯原さんの造語「適創適所」(材ではなく、創)は、うまい言い方だ。
彼女のセンスの良さがうかがい知れる。

みんなが幸せになれるような、豊かになれるような仕事がしたいね、と語る粟飯原さん。
こういった女性ならではの視点が、
さまざまなプランニングのベースになっているのだろう。
とても参考になった。

さて、私の今の仕事は、本当に皆が幸せになれるのだろうか、
自問自答してみた。
答えは・・・言えない・・・。

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January 17, 2005

レコードプレーヤー「CUBE-T」

cube-t

真上からの写真なのでわかりづらいが、
これレコードプレーヤー。
といっても、この言葉自体、死語になりつつあるのかも。

有名な音響機材メーカーVESTAXが
他社と共同で商品開発を行うブランドが「GUBER」
その第一弾がこのレコードプレーヤー「CUBE-T」
発売元はコンランショップとくれば、
物欲が沸いてくるのは当然のこと。

約28センチ四方というから、ずいぶんコンパクト。
LPをターンテーブルに置くと、本体から大きく飛び出すはずだ。
カバーもないようだし、問題もなくはないが、
とにかくデザインが斬新、
早く現物を見てみたいものだ。
67,000円という金額は、この手のオーディオ機器にしては安価。
これならすぐにでも手が出そう。

カートリッジ(針)は別売り(6,300円)だが、
どこのメーカーのカートリッジでも使えるのだろうか。

やはり、ネットで衝動買いをするのでなく、
店頭で見てから検討することにしよう。

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魚座のB型

ずいぶん昔の話だが、親しくしていた女性から血液型を聞かれたことがある。
「B型だよ」
「で、星座は?」
「魚」
「え〜、魚座でB型? サイテー!」
って、どういうことかなあ。
なんで魚座のB型って最低なんだろう。

たぶん彼女にとって、何か悪いことがあったんだって思い込んでいたら、
ちょっと経ってから、別の女性に同じようなことを聞かれた。
「魚座のB型? あなたサイテーです!」
なんで、なんで、なんでそんなこと言われなきゃいけないの?
だれか教えて。

ちなみに今日発売のAERAの記事「B型をいじめるな」は笑える。

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January 16, 2005

ネバーランド(マーク・フォースター監督)

neverland

いい映画だ。

舞台は20世紀初頭。
タイトルを見ればわかるとおり、
「ピーターパン」の原作者が脚本を書き、舞台化されるまでのエピソードを描いている。
いわば「ピーターパン」のメイキング。

キャストは皆、はまり役だが、
特に劇作家役のジョニー・デップとピーターを演じた子役が素晴らしい。
子役は フレディ・ハイモアという。
彼の涙には「やられた・・・」
次回作もジョニー・デップとの共演が決まっている。
しかも監督はティム・バートン!

ほかにも、ケイト・ウィンスレット、ジュリー・クリスティ、
ダスティン・ホフマンと名優ぞろい。
安心して見ていられる。
映像の格調の高さは、音楽と、衣装によるところが大きい。
ゴールデングロ−ブ賞にノミネートされたので、
オスカーの有力候補になるのは確実だろう。

ところで、公式サイトを見たら
「ロケ地とピーターパンのふるさとを訪ねる英国の旅」の参加者を募集していた。
行ってみたいと思った。

5段階評価で☆☆☆☆☆

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January 15, 2005

トラットリア・アンジュ

anjiu

岐阜市周辺のイタリアンでは一番おすすめの店。
アンティパストからパスタ、ピッツァ、メイン、ドルチェまで
まったく手抜きなし。
素材にこだわり、その旨味を活かした調味加減をしている。
かためのパスタ、もちもちのピッツァも私好み。

先日、私が幹事で10人ほどの宴席を設けた。
予算4,000円のおまかせ料理で頼んだが、
味、ボリュームとも十分満足してもらえたと思う。
ただ、いつ行っても、空いているのが気になる。
どうして人気、ないのだろう。
まずは手軽なランチで、ここの絶品パスタを味わってほしい。

●トラットリア アンジュ
 岐阜市金宝町2-4 カーサ・センティド1階
 TEL:058-266-9336

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January 14, 2005

組織も戦略も自分に従う!/米倉誠一郎(中公新書ラクレ)

yonekura

著者は一橋大学イノベーション研究センター教授で、
専門は経営史。
著書は毎回、高校生レヴェルの内容ではあるが、
言わんとすることがきわめて明快で、
しかも読者に元気を与えてくれるのがいい。
こういう時代だからこそ、新しい発想が必要だよと説き、
具体的な事例を提案しながら、わかりやすく説明する。
例えば今回の著書では、
'10年までに公用車をすべて燃料電池車に切り替えること、
道州制を導入すること、などだ。

ビジネスマンというよりも、
これから夢を探そうとする高校生、夢を見失ってしまっていたり若い世代が読むと、
何かヒントを与えてくれるのではないか。
著者の講演(素晴らしい!一聴の価値あり)を聞いたことがある人なら、
あの米倉節を思い出しながら、この本を読むと
より一層、理解度が高まるであろう。

私としては、前著の「勇気の出る経営学」(ちくま新書)、
「ジャパニーズ・ドリーマーズ―自己イノベーションのすすめ」(PHP新書)の方が
読後のインパクトが大きかったし、おすすめできる。

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January 13, 2005

新車販売台数ランキング

'04年の新車の販売台数ランキングが発表になった。

1. COROLLA カローラ(トヨタ)
2. FIT フィット(ホンダ)
3. CUBE キューブ(日産)
4. WISH  ウィッシュ(トヨタ)
5. CROWN クラウン(トヨタ)
6. MARCH マーチ (日産)
7. ODYSSEY オデッセイ(ホンダ) 
8. IST イスト (トヨタ)
9. ALPHARD  アルファード(トヨタ)
10. NOAH ノア  (トヨタ)

困ったぞ、イスト、アルファード、何だそれ?
名前を知らない人はいないはずのカローラやクラウンでさえ、
顔が思い浮かばない。

私は自動車通勤だし、車がなければ生きていけないような生活環境にあるので、
走っている車は気になるはずだ。
なのに車種が全然わからないのは、どうしたものか。
私が今乗っている車も5年車検が間近、
そろそろ次の車を考えなければならない。
このランキングの中から選ぶことは絶対にあり得ないな。

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January 12, 2005

東京物語/奥田英朗

tokyo_monogatari


「1978年4月。田村久雄は上京した。」
なんだ私もまったく同じじゃないか。
そして作者も私も1959年、岐阜県生まれ。

「東京物語」は6つの短編の連作。
'78年から'89年までの主人公田村久雄の、ある1日を描いている。

ジョン・レノンの死、キャンディーズの解散、江川卓の初登板、
幻の名古屋オリンピック、ラグビー新日鉄釜石の7連覇、北の湖の引退、
ベルリンの壁崩壊、バブル崩壊・・・

時代を象徴するようなニュースや国内外の情勢が、
エピソードとして随所にちりばめられている。
傑作ではないかもしれないが、
私のような、作者の同世代には、
ほろ苦い青春時代を懐かしむことができる貴重な一冊である。

6編の中では、バブル崩壊前夜を描いた「バチュラ・パーティ」が秀逸。

共感度は5つ星で☆☆☆☆

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January 11, 2005

交詢ビル(中央区銀座六丁目)

koujun_building

建て替え中だった交詢ビルが昨秋、完成した。
B1、1、2階には、セレクトショップの雄、
バーニーズ・ニューヨークが入った。
今まで国内のバーニーズは2店。
新宿店、交通の便はいいものの、フロア面積が狭いため品揃えが不満、
横浜店、品揃えは問題ないが、遠すぎる。
3店目の銀座店は、場所、面積ともに申し分なし。
今はバーゲン中で、ゆっくり店内を見る余裕がなかったが、
次回はじっくりと買い物をすることにしよう。

福澤諭吉が主唱した社交倶楽部「交詢社」が置かれていた交詢ビルは、
大正12年の関東大震災で全館焼失。
その後、近世式ゴシック調の第2代目・交詢ビルが再築。
築後70余年経過したため、今回の建て替えに至っている。
第3代目は、シンプルな今風のデザインだが、
特長的なのは、旧建築の正面玄関をそのまま残したメインエントランス。
独特の風格がただよう。

ビルの上階には超高級レストランがずらりと並ぶ。
夜のコースは、一番安くて8千円から。
某ホイチョイ・プロダクションズのサイトでは、
ほとんどの店がガラガラだとか、テナントからの不満も噴き出しているとか
ぼろくそに叩かれていた。
味は・・・食べてないので分からない・・・

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January 08, 2005

帝国ホテル(明治村)

meizimura


愛知県犬山市にあるテーマパーク「明治村」。
その名のとおり、明治時代の建物や生活を再現した公園である。
先月、仕事で久しぶりに訪れた。

私がいつも真っ先に向かうのが「帝国ホテル」。
フランク・ロイド・ライトの設計による名建築である。
関東大震災直前に完成し、
震災にもかかわらず被害を免れたというのは有名な話。
以後、昭和42年まで使用されたが解体され、
その一部が明治村に移築された。

櫛目の入ったレンガ、石材に刻まれた細やかな彫刻、
幾何学的な独自のデザインは、見事というほかない。
いくら眺めていても飽きない。

こんな話がある。
旧帝国ホテルの解体が決まったとき、世界中の建築関係者から大きな非難を受け、
時の総理が訪米した際に、
「日本には明治村というところがあるので、そこに移築させる」と言ってしまった。
突然の話を受けて、明治村の関係者は
「明治」の建物ではない、この旧帝国ホテルを受け入れたという。
この英断があったからこそ、今でもこの美しい建築を
私たちは目にすることができる。

余談だが、
サイモンとガーファンクルの歌に
「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌」がある。
名曲である。

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January 07, 2005

キネ旬ベスト10発表

恒例のキネマ旬報ベスト10が発表になった。
「ミスティック・リバー」かよ~
悪くはないけど、あのエンディングはないと思うけど・・・
私の5つ星は、1本も入ってない。
4つ星は7位と10位にランクイン。

日本映画に関しては、ほとんど見てないので分からない。

【外国】
(1)ミスティック・リバー
(2)殺人の追憶
(3)父、帰る
(4)オアシス
(5)ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
(6)オールド・ボーイ
(7)モーターサイクル・ダイアリーズ
(8)シービスケット
(9)春夏秋冬そして春
(10)ビッグ・フィッシュ

【日本】
(1)誰も知らない
(2)血と骨
(3)下妻物語
(4)父と暮せば
(5)隠し剣 鬼の爪
(6)理由
(7)スウィングガールズ
(8)ニワトリはハダシだ
(9)チルソクの夏
(10)透光の樹

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January 06, 2005

1月22日オープン

アップルストアの名古屋栄店が
1月22日にオープンすることが発表された。

ここ

17年早々とは聞いていたが、意外に早かった。
名古屋店でなく、名古屋栄店ということは、
もう1店舗、予定があるということなのだろうか。

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January 05, 2005

とうふ茶屋 万福

古い町屋が点在する岐阜市内の米屋町、
老舗料亭の「ひら井」、蕎麦の「吉照庵」向かいに先日オープンした
豆腐料理専門店「とうふ茶屋 万福」。

もともとは宮家御用達の味噌屋だった古い町屋を
数カ月掛けて道路から20メートルほど移転。
駐車スペースを確保して、内部を改装したという。
1階には個室が数室と、ペアスペースという2人で座れる席がいくつか、
2階は30人の宴席ができる広間もある。

さて料理だが、基本的には豆腐づくし。
夜は3コース、
それぞれのメインは湯豆腐、みそ田楽、豆乳しゃぶしゃぶ。
他の料理は、豆乳のスープ、湯葉の天ぷら、豆乳シャーベット・・・
でも、エビや野菜のてんぷら、刺身などもあって、
「づくし」というほど徹底はしていない。

味は、過大な期待をしなければ価格相応か。

●とうふ茶屋 万福
 岐阜市米屋町9番地
 TEL:058-267-1028

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January 04, 2005

年賀状のミス

年賀状の宛名で、友人の姓を間違えていたことに
今年、やっと気づいた。
広島に住む礒畑くんの「礒」を、
ずっと「磯」だと思い込んでいた。

読み方は同じ「いそ」だし、
なんて言い訳にもならない。
ごめんなさーい。

でも、私の名前をずっと間違えて送ってくる友人もいるんだな、これが。
「宏」を「弘」と勘違いしている。
だからといって指摘するのは角が立つので
こちらが我慢すればいいのかなあ、なんて思いながら、もう5、6年たった。
そのうち気づいてね、新潟の本山さん。

今はほとんどの人がパソコンで住所、氏名を管理しているため、
転勤などで住所が変わらない限り、氏名の確認などしない。
で、毎年、同じように送ることになる。

今年は市町村合併で住所が変更になった友人がたくさんいる。
これを機に、住所録のチェックをしておきたい。

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ターミナル(スティーブン・スピルバーグ監督)

terminal

良くも悪くも、トム・ハンクスの映画。

ストーリーは単純、
ヨーロッパの小国から、ニューヨークのJFK空港に降りたった主人公、
これがトム・ハンクス。
ところが渡航中に母国でクーデターが起こり、
パスポートは無効、入国もダメ、帰国もダメで、
空港ターミナルから一歩も出られなくなってしまった。
余儀なく、空港で生活することになる。
彼の目的は、市内の「ラマダ・ホテル」へ行くこと。
さて、どんな理由で? 物語の結末は?

これに、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ扮する、スッチーがからみ
さまざまな出会いや別れが描かれる。

彼がラマダ・ホテルに行かなければいけない理由を知ったときは、ぐっとなったが
あとは、どうってことない映画。
配給会社のコピー「スピルバーグ監督の『究極の完成品』」は
頼むからやめてほしい。

ちまたでは評価が高いが、
私は5段階で☆☆☆

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January 03, 2005

工事看板

kanban

正月早々、こんな工事看板を見つけた。

でもなんで、ペンギンがヘルメットかぶってるんだ?
なんで、スコップ持ってるんだ?
なんで、トラックよりでかいんだ?
なんで「SAFETY SAFETY」ってつぶやいてるんだ?

まあ、かわいいから許そう。
個人的にはヘルメットのヒモが、おちゃめで好き。

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January 02, 2005

雪沼とその周辺/堀江敏幸(新潮社)

yukinuma

山あいの小さな町、雪沼に住む人たちを描いた短編集。
それぞれの登場人物やエピソードが、
ゆるやかにつながり合って連作を形成している。

ボウリング場、家具調ステレオ、レコード、手作り凧、
まさに私の幼少年時代の思い出そのもの。
堀江敏幸は、岐阜県多治見市出身の芥川賞作家。
年齢は40歳、私よりずいぶん若いのに、
執拗なくらい細かで正確な描写はどうしてだろうか。

小さな町を舞台にした、普通の人々のありふれた暮らしは、
けっして豊かではないどころか、
一般的に見ると不幸な境遇にあるといってもいい。
なのに悲壮感を感じない。
生活ぶりは私たちよりずっと豊かに思えてくる。
この架空の町、雪沼の環境がそうさせているのでは。
この地で、彼らのような人生、まさに「スローライフ」を送ってみたい、
そう思う都会人は少なくないだろう。

7作品はどれもいいが、
特に「スタンス・ドット」は、一生私の心の中に残る至福の1編。
これを原作に短編映画ができたらと思う。

白い部分を効果的に使った装幀も
お見事というほかない。

感銘度は5つ星で☆☆☆☆

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January 01, 2005

あけおめ2005

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、私が元旦に必ずすることは・・・

○ベルリンフィルのジルベスターコンサートをテレビ鑑賞(これは早朝)
○昼ごろまでふとんの中
○雑煮を食べる
○伊奈波神社に初詣
○天皇杯サッカーをテレビ観戦
○妻の実家でおよばれ
○ウィーンフィルのニューイヤーコンサートをテレビ鑑賞
○新聞の全国紙、地方紙など6紙に目を通す

新聞の読み比べは一番の楽しみ。
まずは一面トップの記事。
今年は読売の「東シナ海ガス田開発全容判明」が一歩抜き出ていた。
毎日は西武鉄道株についての記事で「堤氏らが公表遅らせ株売却」を掲載。
ちょっとインパクトに欠けるか。

社説の読み比べるのも興味深い。
元旦の社説は、その年の新聞社の方針や姿勢を表している。

今はネット上でも社説が読める。
ありがたいことに、産経新聞のサイトでは、他紙の社説にリンクしている。
参考までに。

http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm

こうして元旦の1日は、あっという間に過ぎていく。

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