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November 28, 2004

ノリントン指揮シュトゥットガルト放送響/田園ほか

こんな演奏、聴いたことない、田園ってこんな曲だったんだ・・
今まで耳にしたこともない響きが会場に流れる。
実に刺激的な一夜だった。
この夜の演奏を好きかと聞かれたら、回答に迷うが、
面白かったかと聞かれたのなら、間髪入れず、とっても面白かったと答えるだろう。
ぜひ、ほかのベートーヴェンの交響曲も聴いてみたい、
そんなことを思った演奏会。

●ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団
04年11月25日 愛知県芸術劇場コンサートホール
・ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:児玉桃)
(アンコール)
・ムソルグスキー:「展覧会の絵」より卵の殻をつけたひなどりの踊り
(休憩)
・ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
(アンコール)
・メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」よりスケルツォ

チラシでは前プロは「エグモント」序曲となっていたが、
いつの間にか変更されていた。
エグモントの方が好きなのでこれは残念。
コンチェルトのピアノ、児玉桃は全然いいと思わなかった。
アンサンブルがかみ合わない部分があったり、
なぜか全体にタッチが重い印象を受けた。
ただ、第一楽章の長大なカデンツァは見事。

メインは田園。
2楽章で眠くなってしまうことも多いのだが、この日は違った。
逆に、一番の聴かせどころであった。
カッコウの鳴き声は、この世のものとは思えないほどの美しさ。
木管ソリストの楽しそうな表情も印象的だった。

4楽章の嵐の表現も見事というほかない。
口径の小さいティンパニーは古楽器か。
強烈な打ち込みは、恐怖感を覚えるくらいだった。
表題の「嵐」を鮮やかに描き出していた。

この交響曲には「嵐」以外にもすべての楽章に表題が付いている。
それをそのまま表現したのが、この日のノリントンの演奏だったように思う。

しかしひとつ苦言が。
この人、間違いなく変人。
会場から楽章間の拍手が出ると、もっと、もっとと
それを煽るような手振りを見せたり、
演奏の途中で観客席を振り返り「どう、面白いだろう」と言わんばかりに
笑みをもらしたりするのだ。

楽章間の拍手に対しては寛容な人もいるようだが、私は断固として反対したい。
間も音楽の一部だと思っている。
どれくらい間を取るのか、あるいはアタッカで続けるのか、
それもまた見せどころ、聴かせどころといってよい。
この夜でいえば、田園の2楽章が終わった後に、拍手はいらないのである。
あのカッコウの鳴き声に酔いしれた後に、拍手は断じて必要ない。

先日、このホールでヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウの悲愴を聴いた。
地方公演ではよくあることだが、3楽章の後にパラパラと拍手が。
自然に出てくるんだからいいんじゃないという意見も聞いたが、
私はここでも拍手は許さない。
ピアニシモで4楽章が始まるまでの余韻、静寂を楽しみたい。

そんなわけで、この夜はノリントンをどう評価していいのか分からず、
複雑な心境のまま帰宅した。

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モーターサイクル・ダイアリーズ

ゲバラ、ハンセン病、南米、革命、ロードムービー・・・
こんな受けそうもない映画が、よく日本で公開されたものだ。
配給会社と映画館に感謝しよう。

さてこの映画は、チェ・ゲバラが革命家となる前の、青春時代の旅を描いている。
バイクに乗って南米探検の旅に出たゲバラとその友人のグラナード。
さまざまな体験の中で、ゲバラの思想の核となるものが形作られていく。

ハンセン病の隔離病棟のあたりの描写はあまりにリアル、
私は目をそむけてしまった。
一方、チリやペルーの自然風景が実に美しい。
これだけでもこの映画を見る価値はある。

主役のガエル・ガルシア・ベルナルは、はまり役。
今年初めに見た青春映画「天国の口、終りの楽園。」では少年役を演じていたが、
この映画では男臭い役を好演している。

モーターサイクル・ダイアリーズは、事実に基づいた映画である。
それを証明するラスト・シーンがとても印象的。

評価は5段階で☆☆☆☆

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November 27, 2004

X’mas イルミネーション

今夜は家族で外食。
ヨメ、長女、次女、母の5人で車に乗り、出掛けた。

次女「わあっ、きれいだよ、あの家!」

まだ11月なのに、クリスマス・イルミネーションの
飾り付けをしている家がちらほら。
わが家も3年前から始め、
年々、ライトを追加して、恥ずかしくない程度の規模になってきた。
明日にでも今年の分を購入してこようと話している最中に、

ヨメ「あっ、ちょっと遠いけど、あっちのほうに見える家、すごーい、
とってもきれい、い・・・・・  ・・・・」

私「えっ、どこ?」
と、その方角を見て「・・・・」

車内の子どもたちと母「・・・・」

ラブホだった。

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千夜千曲<28> Come Ye Disconsolate /Roberta Flack&Donny Hathaway

ダニー・ハザウェイの声が好きだ。
美声とはいえないかもしれないが、
エモーショナルで、インテリジェンスを感じる。

「カム・イェ・ディスコンソレート」はオリジナルではなく、
トラディッショナル。
名曲だ。
ピアノをバックに、切々と歌い上げるダニー、
途中から入ってくるロバータの絶妙なハーモニー。
涙なしには聴けない。

このデュオアルバムを知ったのは学生時代、
以来、20年以上聴き続けている、
私にとってはまさに愛聴盤。
何度聴いても飽きないのが不思議だ。
彼の声の魅力によるものが大きい。

このアルバムを録音後、ダニーはピストル自殺する。
今、生きていたら、どんな歌を聴かせてくれたのだろう。

先日、名盤「ライブ」と「イン・パフォーマンス」から数曲ずつと、
未発表のライブ音源を収録したアルバム“These Songs for you, Live!”が発売になったため
早速、購入してきた。
もう聴けないと思っていたダニーの声を、また聴くことが出来た。
思わす泣けてきた。

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November 25, 2004

ユジンカツラが駄目なら・・・

yujun01.jpg

ユジンカツラ(写真)が欲しい。
でも買ってどうすんだ、だれに被ってもらうの?
と考え、あきらめることにした。

仕方がないから、チュンサンカツラを買って、
私が被って歩こうか。
場所はもちろん、「冬のソナタ」春川物語の会場。
冬ソナストリートでも似合うかもね。

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November 24, 2004

M8(エムエイト)/高嶋哲夫

m8.jpg

タイトルのM8は、マグニチュード8という意味。
東京でマグニチュード8以上の直下型地震が起きたらどうなるのかを、
著者は綿密にシミュレーションし小説化した。
フィクションとは思えないリアリティがあり、あっという間に読み終えた。

地震予知には、経済の混乱や停滞というデメリットが付随する。
その損失はけっして小さくない。
だが、もしも本当に直下型M8クラスの地震が大都市を襲ったとしたら…。
人的被害、経済的損失は、はかりしれないものになる。
この本を読み終えて、結局のところ、地震予知は出来ないのではと感じた。
いや万が一、予知できても、それを発表することは無理なのではないかと。

いつか私の住む東海地方にも大地震が起きる。
それは明日であってもおかしくない。
とりあえず非常食の準備や
家具の店頭防止策を講じるなど、
今できることをやっておこうと、いつも思うのだが、
何も出来てないのが現実。
我ながら情けない・・・

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November 23, 2004

恋したのはユジン

winter_sonata01.JPG

昨夜の「SMAP×SMAP」に、チェ・ジウがゲスト出演していた。
ヘアスタイル、メイキャップ、ドレス、どれをとっても
私の思い描いていたチェ・ジウとは、ずいぶん印象が違う。
結局のところ、私が恋したのは、
「冬のソナタ」のチョン・ユジンだったのだろう。
(写真は私の携帯の待受画面)

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「高畠純 絵本原画展」

takabatake.JPG

高畠純さんの原画展が久しぶりに開催されるというので見てきた。
高畠さんは岐阜在住の絵本画家。
出版されている絵本はamazon.co.jpで検索すると133冊もある。
かれこれ20年くらいのつき合いで、
仕事上でもいろいろお世話になっている。

ほのぼのとした高畠さんの作風は、ずっと変わっていない。
感心するのは、その色づかいのうまさ。
私も印刷物を作るときに、ずいぶん参考にさせてもらった。

今回の原画展は、今まででも最大規模のもの。
会場となっている東海女子大学図書館の広びろとした一室に、
数十冊の絵本の原画や、シルクスクリーンの作品などが
数え切れないほど並べられている。
入場は無料で、帰りにオリジナル・ポストカードもいただき、
満足して帰ってきた。
ファンには見逃せない展示会。
11月26日(金)まで。

なおNHK教育の「てれび絵本」で、
高畠さんの作品の再放送が始まった。
「ペンギンしょうぼうたい」「ペンギンサーカスだん」など、
一連のペンギンシリーズで、
時間は平日の午前7時20分と、午後5時30分から、
それぞれ5分間、放送されている。
12月24日(金)まで。

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November 22, 2004

ゲルギエフ指揮ウィーンフィル/チャイコ4番

ロイヤルコンセルトヘボウを直後に聴いたため、印象が薄れてしまった
ゲルギエフ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。
しかし冷静に思い返せば、
ゲルギエフは、このスーパーオケの美点を十分に引き出していたといえる。

●ゲルギエフ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
'04月11月13日 三重県総合文化センター大ホール
J.シュトラウスⅡ:
 ワルツ「戴冠式の歌」
 ニコポルカ
 皇帝円舞曲
 ペルシア行進曲
 ワルツ「ウィーン気質」
(アンコール)
J.シュトラウスⅡ:シャンペンポルカ
(休憩)
チャイコフスキー:交響曲第4番
(アンコール)
J.シュトラウスⅠ:アンネンポルカ

今年ゲルギエフを聴くのは2度目。
ロッテルダムフィルとの展覧会の絵、ラヴェルのラ・ヴァルスで見せた
強腕ぶりを期待する向きには
少々期待はずれだったかもしれない。
私もその一人であったのだが、
だからといってこの日の演奏が悪かったわけではない。

前半は、ニューイヤーコンサートを思わせるプログラム。
基本的にはオケにゲタを預けた形で、
ゲルギエフらしさはあまり見られなかった。
それでも豊穣なワインのごとき美音を聴いていると、
幸せな気分になって、眠気さえ催してくる。
ウィーンフィルを聴きながら、うとうとするなんて、なんと幸せなことか。

前半が終わり、カーテンコールで何度か呼ばれると、
ここでアンコールを1曲。
コンチェルトを弾いたソリストならともかく、
オケが前半のプログラムでアンコールを演奏するのは聞いたことない。

休憩後のチャイコフスキー第4交響曲では、
3、4楽章になって、ゲルギエフらしさが見えてきた。
3楽章の弦のピチカートによる音の広がり、
4楽章の金管の完ぺきなまでのテクニックには、圧倒された。
一方で、どこか温かい音色は、このオケ独特のものだ。
ゲルギエフとウィーンフィルの組み合わせで、
チャイコフスキー後期交響曲集のCDが出ている。
ぜひ聴いてみたくなった。

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November 21, 2004

ミクニナゴヤのクリスマス

ミクニナゴヤからメールが届いた。
クリスマスのイベント案内。

「MIKUNI NIGHT Christmas'04〜三國清三を囲んで〜」
日時:12/13(月) 6:30pm〜
料金:お一人様 \38,000 【定員制・要予約】※サービス料・税金込み

 ----------------------------
 ウェルカムドリンク 6:30pm〜
 ディナー 7:00pm〜
 トークショー 8:30pm〜
 ----------------------------

ちょっと高いと思うけど、気のせいかな?

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アルミンク指揮新日本フィル岐阜公演

新日本フィル、久しぶりの岐阜公演を聴いてきた。
昨年、音楽監督に就任したアルミンクが指揮するというので
大変楽しみにしていた。

●クリスティアン・アルミンク指揮新日本フィルハーモニー交響楽団
'04年11月21日 サラマンカホール(岐阜市)
・ワーグナー:ジークフリート牧歌
(休憩)
・マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調

アルミンクはまだ30代前半の若さ。
なのに、プラハの春音楽祭やルツェルン音楽祭にも登場するなど、
各国を股に掛けて活躍している。
しかも背が高くていい男、
女性から見ると、見た目のポイントも高いのでは。

この歳なら、推進力のある若々しい演奏が聴けるものと思っていた。
ところが意外にも、ゆったりとしたテンポ(これほど遅い第五交響曲は初めて)で、
ていねいに音楽を作り上げていく。
管の良さには定評のある新日フィルだが、
今日は弦の頑張りに拍手を送りたい。
特に有名な4楽章「アダージェット」は、指揮者と弦奏者が入魂の名演であった。

アルミンクの指揮ぶりは正統派でほぼ完成されている。
彼の音楽センスを堪能した一夜であったが、
あえて言うならば、まだ若いのだから、もっと冒険もしてみてはいかがか。
もう少し若いダニエル・ハーディングの、刺激たっぷりの新鮮な指揮を思い出すと、
あまりに完成されすぎているアルミンクは少々物足りない。

忘れずに書いておこう。
トランペットとホルンの首席及び残る5人が
ほぼ完ぺきな出来であったため、
全楽章を通して安心して聴くことができた。
さすがである。

最後に、今日の公演は客の入りが6割。
しょせん、岐阜でのクラシックファンはこの程度ということか。
1年半前、同じオケで小澤が指揮したときは、
前売りチケットの購入に徹夜組が出来た。
チケット代金は2倍なのに、即日完売。
公演内容としては、今日のほうがずっと上だったが、
ビッグネームに弱いということか。

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November 20, 2004

冬ソナ、見終わる

「冬のソナタ」を実質、3日間で見終わった。
20話20時間もあるドラマをこの短期間で見たのだから、
はまったと言われても致し方ないかな。
たしかに、楽しませてもらった。
あっという間の20時間だった。
私なりにこのドラマで感じたことを書いてみよう。

話の展開がおもしろい。先は読めるのだけれど、まあそれはそれとして・・・

成人してからのショートカットのチェ・ジウが最高にかわいい。
はっきりいって、私の好み。

音楽の力。「はじめから今まで」など、
テーマ曲、挿入曲がどれもシンプルでいい。
しかも何度も繰り返し使われ、印象に残る。
さらに、ときどき使われるクラシックの名曲も効果的。
ベートーヴェンのピアノソナタ「テンペスト」第3楽章や
ラフマニノフの「ヴォーカリーズ」は、とてもいいタイミングで出てくる

ほかにもいろいろあるけど、
今夜はもう遅いから、またの機会に分析しよう。
まずは、ご報告まで。

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November 19, 2004

ブラウザをFirefoxに変更

Mozilla財団からブラウザFirefox1.0の正式版(日本語版)が出た。
無償だということもあり、早速、職場のIEを変更した。
ウィンドウズだけでなくリナックス、MacOSX版も
それぞれ15カ国語で用意されている。
乗り換えはとてもスムーズで、お気に入りも簡単にインポートできた。

噂ではサクサク動くとのことだったが、
私の職場のPCはそれほどでもなかった。
これはスペックによるものか。
もう古いからねえ。
でも、タブ機能はなかなか便利。
当分はこれを使い続けるつもり。

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November 17, 2004

アマゾンのギフト券、またパーにした

アマゾンで買い物をすると、金額に応じてギフト券が付いてくる。
7月に、ある電化製品を購入し、
当時の「15%ギフト券還元プログラム」で
3,000円分のギフト券を手に入れた。

実際に金券が手元に届くわけではなく、
次回、買い物をしたときに、
割引券としてネット上で利用できる仕組みだ。
ところがこの券には期限がある。
今回の3,000円は10月末が有効期限だった・・・
あーあ、また、ギフト券、パーにした。
昨年も期限切れになったことがあったが、500円だった。
3,000円はちょっと痛い。

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November 16, 2004

はまってしまった「冬ソナ」

ある事情で、ドラマ「冬のソナタ」を見なければならなくなった。
2週間前に某課長からDVD7枚を借りていたが、
時間がなかったこともあり、ずっと自宅に置いたまま。

風邪と過労で今日は1日、休みをもらってベッドで寝ていた。
いい機会なので冬ソナのビデオを見ることにした。
これがなかなかおもしろくて、結局、今現在で第9話まで進んだ。
1話1時間だから、9時間近くも見続けていることになる。
話は20話まであるので、あと約半分。
朝までにすべて見終えようとも思ったが、
明日からの仕事のことを考えると、
今日は、あと2時間ほどでやめておこう。

何がおもしろいかというと・・・
それはすべて見終えてから書きたいと思う。

ひとつだけ・・
ミニョンがチェリンと別れようとするときのせりふ
「君に必要なのは僕より時間だ」
これ、使えそう。

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November 15, 2004

不人気のザルツブルグ・イースター音楽祭

信じられないことだが、
既に公演が始まっている「ザルツブルグ・イースター音楽祭」の
チケットが余っているという。
そればかりか、ネット上では半額で取り引きされているという事実。
S席5万9千円が3万円ほど。

ご存じないかたに説明すると、
この音楽祭の引っ越し公演の出し物は、
サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルによるオペラ「フィデリオ」。
ベルリン・フィルがオケピットに入るのは、この音楽祭だけで、
日本では数年前のトリスタンのとき以来。
もし私が首都圏在住なら、そして時間に余裕があったのなら、
定価でも必ず行ったであろう公演。
それが半額とは、驚いてしまう。

同じベルリン・フィルでも、オーケストラ・コンサートは
ヤフオクで定価以上の入札がある。
ということは、出し物の「フィデリオ」の人気がないということか。
ベートーヴェン唯一のオペラであり、聴きどころも多いと思うのだが。
公演は21日の日曜が最終。
うーん、23日の祝日なら絶対に行くんだけど・・・残念!!

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November 14, 2004

狂熱の名演奏 ヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウ

この週末、ゲルギエフ指揮ウィーンフィルと
ヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウの演奏会を、2日続けて聴いた。
今、世界のオーケストラのベスト3を挙げるとするなら、
この2つのオケにベルリンフィルを加えることになろう。
今、この3つのオケが来日し、国内各地で演奏活動をしている。
すごいね、日本って。

さて今夜、名古屋で聴いたのはロイヤルコンセルトヘボウ。
満席の観客が熱狂した演奏会となった。
最高のオーケストラ芸術を聴かせてもらった。
このオケは私のお気に入りで、
シャイーが常任だったころも来日するたびに足を運んだ。
今年、ヤンソンスが引き継ぎ、どんな音色になるのか期待半分、不安半分だった。
しかしふたを開けてみれば、シャイー時代よりも素晴らしいではないか。

このオケは、まずもって弦の音色が素晴らしい。
そして一人一人の金管木管奏者のテクニックも超一流。
オケとしての資質をすべて備えている。

前任者のシャイーはイタリア人らしく情熱的な指揮をした。
ヤンソンスは旧ソ連出身で、手堅い、オーソドックスな演奏を予想していたが、
大変スリリングに富んだ、観客としてはわくわくしまくりの演奏だった。
悲愴の終楽章が終わり拍手をしようとしたら
両手が汗でびっしょりになっていた。

●マリス・ヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団
'04年11月14日 愛知県芸術劇場コンサートホール
・ブラームス交響曲第2番
・チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」
(アンコール)
・シベリウス:悲しきワルツ
・ワーグナー:「ローエングリン」第三幕への前奏曲

今日は日曜なのに仕事が入っていて、
開演に遅刻、おかげでブラームスの1楽章は
ロビーでスピーカーからの音を聴くはめに。
2楽章からは会場に入り、終楽章まで立ち見となった。
前プロにするには惜しいくらいの出来。
ブラームスはこうやって演奏するんだという見本のよう。
感心する点を挙げはじめたらきりがないので、やめておこう。

インターバルをはさんで、メインは悲愴。
私はあまり得意でない曲。
若いころは好んで聴いていたが、
歳をとってからは、あの土着的なメロディーとテーマの重さが、
この曲を楽しめなくしていた。
しかし今夜のような完ぺきな演奏を聴くと、やはりいい曲だなと思う。

特に第3楽章の推進力は、レニングラードフィル並み。
このオケの真骨頂を見た。
3楽章終了後、つい拍手が出てしまったという観客が何人かいたのも
致し方ないなと思うくらい完ぺきな演奏だった。

それよりも終楽章の後、フライングの拍手やブラボーが上がったのは残念。
悲愴は演奏後の余韻をもっと味わいたい。

アンコールは2曲。
シベリウスの「悲しきワルツ」をしっとりと聴かせてから、
最後はローエングリンで終わるという、憎い演出。
お見事というほかない。
悲しきワルツは、これ以上の演奏はこれからも望めないのではと
思うくらい印象に残った。

あーあ、昨日聴いたウィーンフィル、
これも素晴らしい演奏であったが、
コンセルトヘボウの前ではかすんでしまう。

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November 11, 2004

古民家、買いませんか?

gaikan.jpg

建築家の友人からメールが来た。
古民家を買わないかとのお誘い。
岐阜県○○市、大正元年建築、建て坪約40坪。
私には、もう1軒、家を持つ余裕はとてもない。
ましてや住めるようにリフォームするのに、
いくらかかるのか想像もつかない。
それより、今住んでいる家の改装が先である。

彼からは以前に「やぎを飼わないか」というお誘いも受けた。
彼の家には、メリーとプリンという2頭の牝ヤギがいて、
種付けをすれば、すぐに子ヤギが生まれるとのことだった。
「首輪をつけて散歩しなさい。注目されること間違いなし!」
という誘惑に負けそうになったが、丁重にお断りした。


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November 09, 2004

知る人ぞ知る、寿司の「男車」

okuruma.JPG

久しぶりに岐阜の寿司店「男車」へ行った。
行きつけというほど通っているわけではないが、
年に何回かはここの寿司が食べたくなる。

お店はご主人と品のいい女将の2人で回している。
カウンターとテーブル席を合わせても20人ほどの、こぢんまりとした店。
寿司懐石とでもいうのか、お通しから始まり、
あなごの蒸し寿司、そしてにぎりと進む。
途中、茶碗蒸しをはさみ、最後はお茶漬けで締める。
デザートは抹茶のゼリーと決まっている。

にぎりには最初からタレがつけてある場合が多く、
むらさき(醤油)をつけて食べるものはごくわずか。
このタレが絶品なのである。
ネタの新鮮さを十二分に楽しめるような味付けがしてある。

しゃりもうまい。
黒酢が使ってあるのだろうか、少し色が付いている。
ガリも、お茶漬けに付いているたくあんも全く手抜きなし。
美しい器と飾り付けにも品性を感じる。

決して安くはないが、コース料理なので明朗会計、
安心して食べられる。

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November 08, 2004

風邪ひいた

残業をしていると急に寒気がしてきた。
気分も悪くなったので、早々に職場を出て帰宅。
食事もせずにベッドへ行った。
3時間ほど寝て、今起きたところ。
のどが痛い、腰がどーんと重い、どうやら風邪をひいたらしい。

思い返せば先週末も、3日の祝日も、その前の週末も仕事、
半月以上休みを取っていない。
その間、結構ハードな仕事が続いていた。
そろそろ休みを取らなければ体がもたない。

というわけで今夜は葛根湯を飲んで早めに寝よう。
明日は病院経由で出勤かも。

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November 07, 2004

意外な数字、16分20秒

ときにはこんな話題も。

先週と今週の2号にわたったAERAの特集
「妻たちの性生活白書」から。
AERAがこういった特集をするのはめずらしいが、
天下の朝日新聞である、
20〜40代の妻600人というサンプル調査に間違いはないと信じよう。

内容を読むとだいたい想像どおりの数字が並ぶ。
そんななかで、腑に落ちないというか、不思議な数字がある。

「夫とのsexは楽しいですか」という設問に
「とても楽しい」と答えた8%に対する質問
「挿入している時間は」の答えの平均は「16分20秒」。
長すぎるんじゃないの? ってこれ個人的な感想なんだけど・・・
挿入だよ、挿入時間だよ。
第一、この、とても楽しいと答えた奥さまたち、
その間、時間を計ってるのかなあ。
そんな余裕ないような気がする。
楽しいから長く感じるんだろうか。
ともあれ、ふーん16分20秒なんだと、これはこれでよしとしよう。

で、もっと疑問なこと。
「・・・楽しいですか」の設問に「まったく楽しくない」と答えた14%の妻に対して
同じ質問をすると、平均挿入時間7分24秒という数字が返ってきた。
楽しくないのに、結構長いんだ、と思ってしまった。
でも、楽しくないんだから、挿入されながらも冷静に、
柱に掛かっている時計を見てるんだろうな、なんて
妙に納得してしまう。

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November 06, 2004

ふー、お疲れぎみ

携帯からうまく掲載できたようだから、もう一度。

今朝は8時に出勤、本当は夜の席まであったが、
友人の結婚披露パーティのため、途中で抜けて名古屋へ。
今は待機中というか仮眠を取っているところ。
東京や長野からも友人が泊まりで来るはずなので、帰りは終電かな。
でも、明日も8時出勤。飲みすぎないようにしないと。
世間では行楽シーズンだというのに、
11月に入ってから、まだ1日も休んでない。
そろそろスタミナ切れしそう。
来週末も出勤だし、平日に休んで、鋭気を養うとしよう。
以上、ちょっとボヤキモード・・

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携帯からの初めての書き込み

試しに送ってみよう。

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November 03, 2004

マーラー、マーラー、マーラー・・・

東京フィル名古屋定期の案内が届いた。
来年3月12日にチョン・ミョンフン指揮によるマーラーの交響曲第4番と
ソリストとしてラルス・フォークト迎えて、シューマンのピアノコンチェルト。
ミョンフン&東フィルは来年早々に
私のもっとも愛する曲、マーラー3番も演奏する。
これは都内のホールでの公演なので、上京して聴くことにしよう。

来年3月の大阪フィル岐阜定期は、
とある情報によると、大植英次指揮でマーラー6番らしい。

話を今月に戻すと、
先日のマゼール&ニューヨーク・フィルのメインはマーラー5番、
11月18日の名古屋フィルの定期も、
11月21日の新日本フィル岐阜公演も同じ5番。
クラシックの公演がそれほど多くない東海地方で
短い期間にマーラー5番が3回演奏されるのは、
どうしたことだろう。
まあ、ポピュラーな曲ではあるのだけれど。

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「わた菓子」か「わたアメ」か

今日はイベントで、生まれて初めて「わた菓子」を作り
100円で販売した。
これが実に楽しかった。
腕や服をわたで真っ白にしながら、
4人で交代して1日、作り続けた。

経験豊かなH部くんはさすが、なかなかの腕前だ。
H谷部くんはまあまあ、もう少し練習が必要。
H子さんは下手っぴ、全然だめで、商品として売れなかった。
本人は納得がいかないらしく、終了間際、盛んに練習し、
出来そこないのわた菓子を、子どもたちにタダで配っていた。

私はといえば、自慢するわけではないが、初めてとは思えない腕前。
H部くんの作る様子を隣でじっくり見学しコツを覚えた。
割りばしを高速で回転させながら、
わたを巻いていくのだ。
このテクニックにより、ふわふわの、形の良いわた菓子を
手際よく作ることが出来た。
これからは「わた菓子名人」と呼んでほしい。

ところで会場で「わたアメ」と呼んでいた人がいた。
東海地方では「わが菓子」が一般的だと思うが
他の地域ではどうなんだろう。

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差出人:不明 件名 :  また…

もういい加減、勘弁してほしい、こんなメール。


> 最近何度も知らない人からのメールが多いんですけど、
> 私のアドレスどこで知りました?
> もし良ければ教えてくれませんか?


日本語がちょっとヘンなのは、愛嬌か。
しかし腹が立つ。

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