芦屋交響楽団にアマオケの神髄を見た
いつもそうだ。
アマオケを聴くと目頭が熱くなる。
なりわいとして演奏しているのでなく、
音楽が好きで、演奏するのが好きで、
別に本業を持ちながらも、活動を続けているメンバー。
ルーチンワークになりがちなプロオケの定期より
熱くさせてくれたことは、今までにも少なくはなかった。
芦屋交響楽団を初めて聴いた。
指揮は黒岩英臣氏。
第一印象は、なんてうまいオケなんだ!
黒岩氏は早めのテンポでぐいぐいオケを引っ張る。
それにしっかりとついていくメンバー。
アマオケを聴くときはいつもハラハラするのだが、
このオケは安心して聴いていられる。
今まで聴いたアマオケの中でも
トップクラスの技量を持っていると感じた。
1967年発足という歴史があり、
コンサート履歴を見ると、マーラーの3番、9番や
ウェーベルン、ベルクなどがプログラムにある。
観客に媚びることのない積極的な選曲には好感が持てるし、
自信の表れであろう。
この日のメインはドヴォルザーク9番。
私はあまり好きではないので、聴く機会は少ないが、
印象に残っているのは、
サバリッシュ指揮フィラデルフィア管弦楽団の圧倒的な演奏。
この夜は大げさでなく、同じくらいに感激した。
メンバーの気持ちが一体となっているのがよく分かった。
芦響にアマオケの神髄を見せてもらった夜であった。
○黒岩英臣指揮芦屋交響楽団
日時:2004年10月16日(土)18時開演
会場:ザ・シンフォニーホール
L.バーンスタイン/ 「キャンディード」序曲
Z.コダーイ/ 「ハーリ・ヤーノシュ」組曲(ツィンバロン独奏:斉藤浩)
A.ドヴォルザーク/ 交響曲第9番ホ短調「新世界より」
The comments to this entry are closed.
Comments
るうかすさん、こんにちは。
演奏会、遠くからお越しくださり本当にありがとうございました。
おいしい差し入れまでいただいて。。。(本当においしかったし、包装にもとても感動しました)。
そしてこのような記事まで!!
遠くにお住まいなのでお誘いするのもどうかとも思うのですが、ぜひぜひまたお越しください!
お待ちしております。
Posted by: tomo | October 18, 2004 09:18 AM