千夜千曲<27> Love, Oh Love /Lionel Riche
ライオネル・リッチーは70年代、黒人バンド「コモドアーズ」の一員として活躍。
バンドのころから、スローナンバーのヒット曲を連発、
ソロになってからも次々にシングルをヒットチャートに送り込んだ。
彼のつくるスローバラードは、R&Bやブラックコンテンポラリーというより、
ポップスそのものである。
一度聴いただけですぐにメロディを覚えられるような、
シンプルで歌謡的な曲が多い。
「ラブ・オー・ラブ」は、同じフレーズを何度も繰り返す、ユニークな構成の曲。
最初は、ライオネル・リッチーのヴォーカルがアカペラ風に聞こえてくる。
それから弦楽器がバックで演奏し始め、金管、合唱などが次々に加わって、
曲を盛り上げていく。
そう、ラヴェル作曲の管弦楽曲「ボレロ」を思い出す。
ボレロも同じフレーズを編曲しながら何度も繰り返し、
最後は大きく盛り上がって終わる。
ライオネル・リッチーには「イージー」「ハロー」「スティル」「エンドレス・ラブ」など
名バラードがたくさんあり、どれも大ヒットしている。
「ラブ・オー・ラブ」はヒットはしなかったものの、
いかにもライオネル・リッチーらしいシンプルなポップスで、私は大好きだ。
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Comments
冬ソナのテーマが「ハロー」に似ていていやでした。
真似したか!と思って。
「ハロー」のビデオクリップ、とても好きでしたね。
女の人が倒れた時のライオネルが顔をつらそうにそらすシーンが特に良かった・・・
ライオネル・リッチーは歌がうますぎです!
Posted by: コングBA | October 22, 2004 08:15 AM
コングBAさん、こんばんは。
すみません、冬ソナ見てません。
でも、ある事情で近いうちに全編、見ることになりました。
ハローと比べてみますね。
ビデオクリップも知らないなあ、どんなんだろう。
Posted by: るうかす | October 25, 2004 12:11 AM