September 29, 2004

ニューヨークに行ったのはもう10年以上前のこと。
このとき、グッゲンハイム美術館は改装中で閉館。
渦巻き状のユニークなデザインは、名建築家フランク・ロイド・ライトの手によるもの。
中はもちろんのこと、外観も工事用の布に覆われて見られなかった。
というわけで「ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展」は期待して出掛けた。
会場は渋谷のBunkamuraザ・ミュージアム。
Bunkamuraは私のお気に入りの場所で、
今回のザ・ミュージアムはもちろんのこと、
シアターコクーン、ル・シネマ、オーチャードホールなど、何度も足を運んでいる。
ただし、オーチャードの音響だけはどうしても好きになれないが。
さて膨大なコレクションの中からピックアップされた展示作品、
印象派から現代アートまでとはいうものの、ほとんどが20世紀の前衛的な作品で占められている。
いつものように音声ガイドを借りて会場を回った。
苦手の作品群も、ガイドを聴きながらじっくり鑑賞すると
だんだん理解できたような気分になるから不思議だ。
音声ガイドは一般向けだけでなく、子供向けのプログラムもあった。
高島彩がナレーションを担当しているという。
こっちを借りればよかったかな。
さて展示の目玉は、ピカソの「黄色い髪の女」。
本展のポスターにも使われている有名な絵だ。
さすがにこの作品の前では人だかりが出来ていた。
全体の印象としては散漫なイメージ。
現代アートが好き、関心がある、あるいはおもしろいと思う人でないと
1,500円は高いと感じるのではないか。
写真は入場口の案内嬢。
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September 27, 2004
落花生を皮ごと塩茹でにする、その名も「茹で落花生」。
わが家では、同居の母が家庭菜園で落花生をつくっており、
この時期になると、毎晩のように食卓に載る。
食事の後でも、つい手がのびて、食べ始めると止まらなくなる。
落花生を茹でて食べるという食習慣は、私の地域では当たり前だが、
全国的には珍しいようだ。
Googleで検索し、いろいろ調べてみると、
塩茹でが一般的なのは、千葉、岐阜、静岡の一部の地域だけだった。
こんなにおいしいのに、どうしてもっと普及しないのだろう。
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September 26, 2004

行きつけの喫茶店「野風間(のふうかん)」で、
ジャズの月刊誌「スィング・ジャーナル」を、久しぶりに手にした。
パラパラとめくっているうちに見つけたのが
エリック・アレキサンダーの新譜「Gentle Ballads」。
ジャズを聴かなくなって久しい。
エリックは白人テナーサックス奏者として、注目を浴びているらしいが
まったく知らない。
そんなことはどうでもいい、ジャケット=写真=を見てほしい。
黒の下着、ガーターベルト、肩甲骨、はみ尻、
私のツボをすべておさえている、見事なジャケット。
この秋、ぜひ手元に置いておきたい1枚だ(笑)
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また一人、新しい才能に出会った。
寺尾恵、パリ在住の版画家。
デザイナーの友人からの紹介で、今日、個展を観てきた。
もともとコピーライター、絵を描き始めたのは20代になってからで、
まったくの独学だという。
「おやじ版画家」が彼女のキャッチフレーズ。
その名のとおり、禿げていたり、顔が皺だらけであったりと、
どこにでもいるような、おやじばかりを描いている。
シャツはよれよれだが、どことなく品性というか、
センスの良さを感じさせるのが特徴だ。
以前はカラーインクを使っていたが、今は銅版画が主。
一度観たら、忘れられない作品ばかり、
夢にでも出てきそうな存在感がある。
欲しい作品があった。
でも、どこに飾っていいのかわからないので、思いとどまった。
「7つの風景。〜うまいワインをめぐる、男たちのかくかくしかじか。〜」
これが、その作品のタイトル。
たぶん、次に目にしたら、買ってしまうだろうな。
今回の帰国中に、名古屋市中区栄にある某フレンチレストランの
壁画を描いているらしい。
完成したら、ぜひのぞいてみたい。
●おやじたちのラプソディ/寺尾 恵 銅版画展
会場:樹樹画廊 (名古屋市中川区愛知町)
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新国立劇場の今シーズンのオペラ、オープニングを飾る、
「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」を9月20日に観てきた。
チケットは当日券を入手。
10時からぴあで発売とのことで、30分前に新宿伊勢丹会館のB1階へ。
ところがすでに50人ほどの行列が。
もちろん全員が新国のチケット狙いではないだろうが、
これではダメだと思い、直接、新国のチケットオフィスへ。
やはり20人くらいの行列が出来ていたが、ここまで来たら並ぶしかない。
何とかチケットを入手でき、ひと安心。
バスで渋谷へ行き、「グッゲンハイム美術館展」を観る。
新宿に戻り、パークタワービル内のコンランショップをのぞき、
15時30分に会場着、16時からの開演を待つ。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」の作曲家はマスカーニ、
「道化師」はレオンカヴァッロ。
まったく関連のないオペラだが、どちらも70分ほどの長さなので、
2本カップリングして上演される場合が多い。
まずは「カヴァレリア・ルスティカーナ」。
事前のネット情報では酷評が多かったが、私はそうは思わなかった。
もしかしたら日ごとに良くなっているのかもしれない。
阪哲朗の指揮、東フィルの演奏、歌手、演出、どれも突出したものはないが、
全体のバランスは悪くなかった。
いや、阪と東フィルは熱演だったと思う。
有名な間奏曲では鳥肌が立った。
あと、個人的にはローラ役の坂本朱さんのスリップ姿に、
メロメロになってしまった。
休憩の後は「道化師」。
このオペラは主役である道化師のカニオ次第。
その役を、セルゲイ・ラーリンに代わって、急きょジュゼッペ・ジャコミーニが歌った。
結論から言うと、彼の一人舞台となった。
もう60歳を過ぎているという。
全盛期の声量は望むべくもないが、
心を込めた噛みしめるような歌唱には心を打たれた。
それだけではない、
その迫真の演技に、観客は引き込まれた。
1幕の最後、有名なアリア「衣装をつけろ」も素晴らしかったが、
2幕、妻とその恋人の二人を刺し、
ぐったりとうなだれた後のセリフ「喜劇は終わりました・・・」、
参った、ブラヴォ〜〜!
●カヴァレリア・ルスティカーナ
サントゥッツァ :エリザベッタ・フィオリッロ
ローラ :坂本朱
トゥリッドゥ :アティッラ・B・キス
アルフィオ :青戸知
ルチア :片桐仁美
●道化師
カニオ :ジュゼッペ・ジャコミーニ
ネッダ :ジュリエット・ガルスティアン
トニオ :ゲオルグ・ティッヒ
ペッペ :吉田浩之
シルヴィオ :ルドルフ・ローゼン
指揮 :阪 哲朗
管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団
合唱 :新国立劇場合唱団
演出 :グリシャ・アサガロフ
美術・衣裳 :ルイジ・ペーレゴ
(新国立劇場オペラ劇場 04.9.20 15:00〜)
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September 25, 2004

久しぶりに表参道から青山かいわいを歩いた。
目的は「プラダ南青山店」を見ること。
ここはスイス出身の建築家、ヘルツォークとド・ムーロンの二人の設計による。
表参道の交差点から根津の方角に歩いていくと、すぐに見えてくるガラス張りの建物。
建築というより大きなモニュメントのようだ。
ヘルツォーク&ド・ムーロンは、ロンドンの美術館「テート・モダン」を
改築するプロジェクトで一躍脚光を浴びることになった。
1940年に建設された発電所を、現代アートの殿堂へと改築したのだ。
私も3年前に訪れたが、外観は発電所の面影を残していながら、
館内はふつうの美術館とまったく変わらない。
天井が高く、床面積が広いので、サイズが大きめの現代アートを
余裕を持って観ることができた。
さてプラダでの買い物だが、
私は関心がないので店内には入らず
外から写真ばかり撮っていた。
入り口にはドアボーイが立っているので、
なかなか入りづらいショップである。
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September 24, 2004
仕事の話。
大至急リーフレットを作成することになり、今日、デザイナーと打ち合わせをした。
表紙に葉っぱの付いているニンジンの写真が必要になった。
別件で明日、写真スタジオに行く用があるので、
今日か明日午前中にはニンジンを手に入れて欲しいとのこと。
ところが葉っぱのついているニンジン、スーパーでは滅多に売ってないらしい。
そこでニンジン畑で取ってくる(正確には盗んでくる)ことにした。
幸いにも職場から車で20分ほど行ったところはニンジンの産地である。
盗むのは1本だけとはいえ、明るいうちから行動を開始するわけにはいかない。
夜10時に家を出る。
雨の中、その名も「にんじん通り」を車で走ると、
あったあった、一面、緑色の畑。
車から降り、葉を引っ張ってみると色が白いではないか。
しまった、ダイコンだった、しかもまだ成長していない。
すぐに土の中に戻した。
ここで重要なことに気がついた。
私はニンジンの葉っぱを知らない。
辺りを歩いて、他の畑の葉を引いてみた。
これだ!赤いニンジン、でもサインペンほどの太さ。
まだまだ成長中のようだ。
引いても、引いても皆、細いものばかり。
1時間ほど、太いニンジンを探したが見つからなかった。
どうやらこの辺りの畑は今、収穫の時期ではないらしい。
かくして、ニンジン泥棒に失敗した。
こうなると、葉っぱつきの生のニンジンを手に入れるには、
近くの農協の朝市しかない。
明日は早起きしよう。
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September 23, 2004
秋を感じる曲のシリーズを続けよう。
“When I Need You”「はるかなる想い」は、
アルバート・ハモンド(落ち葉のコンチェルト)と
キャロル・ベイヤー・セイガーの共作による名曲で、
英国のシンガーソングライター、レオ・セイヤーが歌ってヒットした。
しっとりとしたバラードに、彼のファルセット・ヴォイスがぴったりと合う。
彼のために書かれたと言っても過言ではない。
レオ・セイヤーは日本では評価が低いが
「ショー・マスト・ゴー・オン」「恋の魔法使い」「星影のバラード」などのヒット曲を聴くと、
ポップスの王道をいくシンガーであったことがわかる。
学生時代、レオ・セイヤーの来日公演を観たことがある。
会場は日本青年館だったかと思うが、定かではない。
どんなコンサートだったのかあまり覚えてない。
しかし彼のファルセット・ヴォイスが美しかったことと、
背がとっても低かったことが印象に残っている。
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買い物に出掛けた。
いつものようにラルフローレン、マーガレットハウエル、
トゥモローランド、SHIPSと回る。
店頭はもちろん秋一色だが、これだけ暑いと秋冬物を買う気にもならない。
というわけで、今日はSHIPSでネクタイを2本買って帰ってきた。
ネイビーの方はシルク100パーセントだが、起毛の処理がしてあるので
一見すると、コットンかリネンのように見えるのがおしゃれかな。
山吹色の方は、カシミア100パーセント。
色の美しさに惹かれて購入。
ネイビーのジャケットとチノパンのように、
カジュアルな組み合わせのときに締めたいと思う。
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自他ともに認める山本容子ファンである。
ハンドルネームの「るうかす」は、彼女の亡くなった愛犬からいただいている。
その彼女が初めての自伝を出した。
「マイ・ストーリー」(新潮社)、あまりに飾り気のないタイトルはどうして?
ところがページを開いてから数時間で、一気に読み終えてしまった。
波瀾万丈、ってテレビのタイトルみたいだけど、
彼女の人生はこの言葉がぴったりだ。
ファンといっても、作品やテレビ、雑誌などに露出している山本容子しか知らなかった。
私生活がこんなであったとは・・・
業界では有名な話だったのかもしれないが、私は知る由もない。
ショックはあるものの、なるほど彼女らしいと、うなずける部分も多い。
彼女の写真や作品をちりばめた装幀もいい。
私が一目惚れした、繰上和美撮影のヌード写真も掲載されている。
11月6日に、近くの市民会館でトークショーが予定されている。
出演者は他に、梅原猛、日比野克彦。
行きたいけど、あいにくこの日は
友人のウェディングパーティの司会役。
無念・・・
市民会館の職員に頼んで、この自伝にサインしてもらおう。
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September 22, 2004

アンリ・マティスの作品を一堂に集めた「マティス展」を国立西洋美術館で観た。
マティスの作品は今までにも国内でたくさん公開されているが、
これだけ質量ともに充実した展示は珍しいのではないだろうか。
特に今回は、パリのポンピドゥーセンターにある近代美術館の所蔵品が中心。
ここのマティスのコレクションは素晴らしい。
言うまでもなくピカソとともに20世紀を代表する画家、マティス。
日本にもファンが多く、私が行った19日、日曜も多くの入館者でごった返していた。
私にとってマティスの魅力は、色彩と大胆な構図。
パリで観た「ルーマニアのブラウス」=写真=と、また巡り会えたことに感謝。
マティスの作品の中でも私が一番好きな作品だ。
同じ女性を描いた「夢」もいい。
会場ではこの2作品が、並べて展示してある。
西洋美術館の隣りは、4時から観る予定の「カルメン」が上演される東京文化会館。
開場するまでの2時間半、
多彩なマティスの作品をたっぷりと堪能してきた。
美術展で音声ガイドが準備してあるときには、必ず借りることにしている。
絵画を観るときには、自分の感性を大切にしたいが、やはり人の意見も聞いてみたい。
この絵は、どんな歴史的背景で描かれているのか、どのあたりが評価されているのかなど
興味は尽きない。
音声ガイドはそのすべてに答えてくれるわけではないが、理解を深める参考にはなる。
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September 21, 2004
有名なサイトらしい。
「性格辛口診断」
エゴグラム理論(なんだ、それ?)に基づいて
多くのデータを実証的に分析した結果なので、結構当たるみたい。
早速試してみた。
たしかに辛口・・・
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September 20, 2004

19、20日と上京し、オペラ2本(正確には3本)と美術展をいくつか観てきた。
まずは19日、藤村実穂子がカルメンを歌った藤原歌劇団の公演。
見事だったのは、指揮のチョン・ミョンフン=写真=と、オケのフランス国立放送フィル。
彼の指揮はスリリングで切れ味が素晴らしい。
ここぞというときには、ぐっとテンポを上げたり、逆に落としたりと
変幻自在のテンポ設定が、ツボにはまって心地よい。
そして何よりも彼の指揮には歌心がある。
これからもオケ公演だけでなく、もっとオペラを振って欲しいものだ。
さて、歌手だが、タイトルロールの藤村さんに尽きる。
第1幕は少々緊張気味、2幕以降は安定して聴くことができた。
私の地元出身の彼女は、今までも注目してきた。
海外を拠点に活動しているので、年数回しか国内では聴くことが出来ない。
それでも新国立劇場での「ドン・カルロ」「ワルキューレ」「神々のたそがれ」と
私は3回、ステージで観る機会があった。
ドン・カルロのエボリ公女はあまり印象に残っていないが、
ワーグナーは堂々たる歌いっぷりであった。
彼女のカルメンは、国内では初だが、大成功であったといえよう。
終演後、熱狂的なカーテンコールで、何度呼び出されたであろうか。
楽屋口は、サインをねだるファンでごった返していた。
私も行列に並んでサインをしてもらった後、
中津川「すや」の栗菓子を手渡したら、とても喜んでもらえた。
その他の歌手は・・・
ドン・ホセ役のチョン・イグン、
声が大きく聞き応えあったが、歌が一本調子に陥りやすく、
ただ声を張り上げるだけのようなところも散見。
エスカミーリョ役のエルウィン・シュロット、
なかなかいい男で、外見はこの役にぴったり。
代役だったので、これだけ歌えれば十分。
ミカエラ役の井上ゆかり、
とてもかわいいので及第点。
ジェーロム・サヴァリの演出。装置は、
非常にオーソドックスで、悪いというわけではないが、この春以来、
キース・ウォーナーの「神々のたそがれ」、野田秀樹の「マクベス」、ロバート・カーセンの「ラ・ボエーム」、
サイトウキネン・フェスでのペーター・ムスバッハの「ヴォツェック」と
斬新なアイデアあふれる演出を続けて観ているので、
この程度では少々不満。
以上、全体としてはよくできた、
わざわざ新幹線を使ってでも観る価値のある公演であった。
●藤原歌劇団・オランジュ音楽祭共同制作「カルメン」
カルメン:藤村実穂子
ドン・ホセ:チョン・イグン
エスカミーリョ:エルウィン・シュロット
ミカエラ:井上ゆかり
合唱:藤原歌劇団合唱部・韓国国立オペラ合唱団
児童合唱:東京少年少女合唱隊
指揮:チョン・ミョンフン
管弦楽:フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
演出・装置:ジェローム・サヴァリ
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September 18, 2004
愛知県碧南市芸術文化ホールで、小川典子のピアノ・リサイタルを聴いた。
東京とロンドンを拠点に演奏活動を続けており、
以前から名前は知っていたが、生演奏に接するのは初めて。
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー : 「前奏曲集 第2巻」全曲
ムソルグスキー : 展覧会の絵
(アンコール)
ドビュッシー : レントよりおそく
リスト : ラ・カンパネラ
彼女はドビュッシーを得意としている。
前奏曲集第2巻の全曲と、アンコールの「レントよりおそく」は、
全体的に明るくてクリア、洗練されたドビュッシーである。
展覧会の絵は絶妙な間と、見事にコントロールされた音の強弱が聴衆を魅了した。
この曲の管弦楽ヴァージョンと同じくらい心躍ると言ったら少し大げさかもしれないが、
ピアノ1台で、ここまでスリリングに聴かせるのはさすがだ。
アンコールの2曲目「ラ・カンパネラ」は、
超絶技巧で鳴らす彼女の面目躍如といったところか。
初めて聴いた小川典子の演奏からは誠実さを感じた。
テクニックはもとより、表現力も卓越している。
今まで聴いてこなかったことが悔やまれる。
今後、国際的なピアニストとしての地 位を、着実に築き上げていくことだろう。
ひいきのミュージシャンが、また一人増えた。
それからもうひとつ、彼女は外見も、とてもすてきな女性なのに、
CDジャケットの写真の出来があまりにも悪い。
私でも、もっと魅力的に撮る自信がある。
すぐにカメラマンを代えてほしいものだ。
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これはおもしろい、それでいてちょっとこわい・・・
「人生最良のパートナー」「人生最悪の敵」「人生をダメにする奴」の顔を
教えてくれるという。
方法は簡単、設問に順に答えていくだけ。
するとモンタージュ方式により、67,108,864通りもの顔の中から
探している顔がモニター上に現れる。
「人と人の相性は顔で決まる、
顔は心の鏡でありその人の心はすべて顔に表れている」
このサイトではそう説明している。
たしかにそうかなという気もするし、違うんじゃないかなとも思う。
ともあれ一度、お試しあれ。
まずは、3つの選択肢からどれを選ぶかだな。
私は「人生をダメにする奴」から始めた。
その顔に思い当たる人はいなかった。
これから出会うのだろうか・・・
このサイト、夜はなかなかつながらないので、
午前中とかにアクセスしてみて。
顔相モンタージュ「運命の人の顔はこれだ!!」
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September 17, 2004
名盤「LIFE」の4曲目が「いちょう並木のセレナーデ」
秀作揃いのこのアルバムの中では小品だが
一度聞いたら忘れられないキャッチーなメロディと、せつない歌詞が魅力。
アコースティックギターに合わせ、小沢健二が淡々と歌っているのが、またいい。
しかし、このアルバムの充実ぶりはどうだ。
1曲目の「愛し愛されて生きるのさ」から始まり、
ヒット曲の「ラブリー」
やたら長いタイトルの「東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー」
そしてこの「いちょう並木・・」
さらに「ドアをノックするのは誰だ?」と曲は続く。
今、聞き返しても、古さを感じさせない。
恐るべし、オザケン、と当時は思ったものだ。
何してるんだろう、今。
どうでもいいことだが、この中で「いちょう並木」と「東京恋愛専科」は
私の大事なカラオケのレパートリー曲となっている。
聴きたい人はメールください(笑)
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September 16, 2004
ケニー・ロジャースは、もともとカントリー・ミュージックのシンガー。
70年代後半から彼の曲は、ポップスチャートをさかんににぎわすようになり、
アメリカを代表する歌手として一時代を築き上げた。
ひげ面で年齢がよく分からなかったため、
"You Decorated My Life(愛のメッセージ)"は
彼が60歳、還暦を迎えたころのヒット曲、
年齢を重ねた大人だからこそ歌える歌、
当時、大学生だった私はそんなことを思いながら聴いていた。
しかし実際には、この曲がヒットしたのは彼が40歳そこそこのとき。
ひげを生やした人の年齢は、分からないものだ。
"She Believes In Me"や
"Don't Fall In Love With A Dreamer(荒野に消えた愛)"なども
80年代を代表するバラード。
ぜひ秋に聴きたい名曲である。
ちなみに"Don't Fall In Love ・・"はキム・カーンズとの共演、
ほかにもシーナ・イーストン、アン・マレーなど女性シンガーとのデュエット曲が多く、
どれも大ヒットしているのは、さすが御大だ。
最後に・・・
「愛のメッセージ」「荒野に消えた愛」・・こんなタイトル、勘弁してよ。
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好きというより、いとおしく思う雑誌が何冊かある。
筆頭は「Luca」、エスクァイアの増刊で、
年4回、季刊で発行。
もちろんエスクァイアもセンスのいい雑誌で、ずっと定期購読しているが、
ルカは、アートのある暮らしをテーマにして、
しかも女性を意識しているので、内容もかわいい。
今号の特集は「コドモとオトナのためのアート鑑賞入門」「上海アート解放区へ」など。
それ以外に3つの付録がついていて、定価780円は良心的。
デザイン&アートに関心ある人ならぜひ見てほしい。
もう1冊、いとおしく思う雑誌、
イラストレーター大橋歩が編集する「Arne(アルネ)」。
ライフスタイルを確立している大橋さんの写真やエッセイが満載の雑誌。
見ているだけで、何となくほっとする。
これもなぜか季刊誌だ。
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September 15, 2004
今週末の3連休、久しぶりに東京へ行くことにした。
やっと家族から了解が得られたので、早速、チケットなどの手配に奔走する。
3連休だから3日間、というわけにはいかず、1泊2日。
19日は上野の東京文化会館で
ミョンフン指揮フランス国立放送フィルのオペラ「カルメン」、
同郷の藤村美穂子さんがタイトルロール。
20日は初台の新国立劇場で
阪哲朗指揮東京フィルのオペラ「道化師&カヴァレリア・ルスティカーナ」。
ジャコミーニが絶好調らしい。
それから国立西洋美術館で「マティス展」、Bunkamuraで「グッゲンハイム美術館展」、
表参道にこの春オープンしたケイト・スペードのショップも見てきたいし・・・
うーん、欲張り過ぎかなあ、忙しくなりそう。
宿泊はJALのマイレージで交換したクーポンがたくさん残っているので
日航系列のホテルを予約することにしよう。
といってもお台場は遠くて面倒、それに連休中は異常に高いので、JAL CITYか、
まあいいや、寝るだけだから。
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September 14, 2004
7年ほど前、小1と幼稚園年中の2人の娘と、
まだ一緒にお風呂に入っていたころの話。
長女の通う小学校は当時、性教育の先進校で
1年生のときからいろいろ教わっていた。
ある日のこと、2人が先に浴槽につかっている。
私は体を洗い終わり浴槽を跨いだ瞬間、2人の視線を感じた。
そして−
(長女)おちんちんて、ペニスって言うんだよね。
(おとうさん)う、うん、そう。
(次女)女の子は、ヴァギナだよね。
(おとうさん)・・・
その年中とは思えない発音の良さに、
言葉を詰まらせてしまった私。
どうやら長女が、学校で学んできたことを
早速、次女に教えたらしい。
教育効果は、その日のうちに表れたわけだ。
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9月に入って、やっと過ごしやすくなってきた。
暦ではもう秋分、そこでこの季節にちなんだ曲を選んでみたい。
秋といえばすぐ、メロディが頭に浮かぶのが
“For the Peace of All Mankind”日本語のタイトルが「落ち葉のコンチェルト」。
アルバート・ハモンドの自作自演で、日本では良く知られた名曲である。
ところが海外ではまったくヒットしていないらしい。
どうしてこの美しいメロディラインが外国人に理解できないのか、不思議な気がする。
実はこの曲、秋を歌っているわけではない。
原題は直訳すると「すべての人類の平和のために」か・・・何だそれ?
歌詞を読むと、好きな女性に捧げる愛の歌のようだ。
イントロにだまされてしまうのだろう。
いかにも哀愁を帯びたピアノの調べに、秋を感じずにはいられない。
70年代、ランディ・ヴァンウォーマーの「アメリカンモーニング」が
CMをきっかけに流行ったことがあった。
たしかに朝聴くと気持ちのいい曲だ。
しかし原題は“Just When I Needed You Most”、
朝とはまったく関係がないし、ましてやアメリカがどうして出てくるのか、
迷訳(訳とは言えないか・・)として、歴史に残るタイトルだ。
アルバート・ハモンドには、「カリフォルニアの青い空」という大ヒット曲がある。
日本人の西海岸に対するイメージは、この1曲で定着したと言ってよい。
それはイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」が大ヒットするまで続く。
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今夜、気がついたこと。
お年玉付き年賀はがきの当選賞品を引き換えるの、忘れていた。
郵政省のサイトで調べたら、期限は7月20日。
もうずいぶん前に終了している。
恥を忍んで告白する、今年が初めてではない。
それどころか、引き換えてない年の方が多いような気がする。
情けないことだが、忘れてしまうのだ。
1等の「わくわくハワイ旅行」が当たってるはずもなく、
いつものように5等の「お年玉切手シート」が11枚。
それでも当選するというのは気分がいいものだ。
例年、番号が発表になった翌日の新聞を見て、
当選したはがきは輪ゴムにとめておく。
すぐに郵便局へ持っていけば問題ないのに、
そのままどこかに置き忘れてしまう。
気がついたときは、あらまっ、期限切れ。
50円と80円の切手がペアになったシートだから130円。
それが11枚で1,430円。
こうやって計算すると、なんだか悔しくて夜も寝られない。
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September 13, 2004

ハリウッドボウルで、ジョン・ウィリアムス指揮ロサンゼルス・フィルハーモニックの
野外コンサートを見た。
タイトルは“Olympic Fever”
ジョン・ウィリアムスは言うまでもなく、映画音楽の巨匠。
そして、アメリカ国内で開催されたオリンピックのテーマ曲を作曲したことでも有名。
アテネオリンピックの真っ最中、
しかもロサンゼルス・オリンピックから20周年という区切りの年であるため、
このようなメモリアルコンサートが開かれたのだろう。
ジョン・ウィリアムスが登場すると観客全員が起立。
何事かと思ったら、アメリカ国歌斉唱だった。周りの人も大きな声で歌っている。
そして、いよいよコンサート開幕。
前半はオリンピックのテーマ曲がメイン。
ロサンゼルス、ソルトレイクシティ、
演奏中、大型モニターに当時の名場面集が映し出される。
勝者の喜びの表情、敗者の涙・・・実に美しい映像。
私としても当時のことが思い出され、うるうるしてしまった。
休憩の後は、有名な映画音楽が続々。
「スーパーマン」「ハリーポッター」「レイダース~失われたアーク」・・・
しかし圧巻はアンコールだった。
まずは「E.T.」のテーマ、野外のステージにぴったりの曲だ。
イントロが流れると同時に大きな声援が上がる。
次に「スター・ウォーズ」ヨーダのテーマ。
さらに同じくダースベイダーのテーマ。
ジョン・ウィリアムスは袖に引っ込むが
観客はあの曲を聴くまでは帰りそうもない。
再々度登場し、指揮台に立つと流れてきたイントロは、
期待どおり「スター・ウォーズ」メインテーマ。
このあたりの構成が実にうまい!
全員スタンディングオベーションで大いに盛り上がり、
2時間半の野外コンサートは終了した。
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September 12, 2004

チャイニーズシアターといえば、
ハリウッドスターの手形、足形、サインが敷き詰めてあるので有名。
映画ファンにとって、ここの観光は外せない。
で、私たちも訪れた。
予想どおり、シアターの前は観光客でいっぱい、大変なにぎわいだ。
お気に入りのスターの手形を見たかったら、
位置を事前に調べておく必要がある。
SAKIちゃんは、モンローの大ファン。
その位置をすぐに見つけた。
妻はこのモンローの前で、
私は偶然見つけたエディ・マーフィーの前で記念撮影をした。
このチャイニーズシアター、外観は中国のお寺風で映画館には見えない。
ところが、新作のワールドプレミアなどが行われたりする、
とても有名な映画館なんだそうだ。
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愛知県師勝町歴史民俗資料館で開催されている企画展
「阿部夏丸の『まるごと川あそび』ずぶぬれで遊んだ夏。遊ぶ夏」を見てきた。
それほど期待してなかった。
でも、懐かしい展示を見るにつけ、目頭が熱くなってきた。
まさしく私たちの少年時代、つまり昭和30年代がここに再現されている。
当時、夏休みになると、家の近くの川や池で、
たもを使い、ザリガニや小魚を捕まえるのが楽しみだった。
また、早起きして雑木林でクワガタやカブトムシを捕まえたりも。
家の周辺の自然すべてがフィールドで、暗くなるまで遊んでいたものだ。
会場では、当時の空間を再現し、
今のフィールドの中で、昔のように遊ぶにはどうしたらいいのかなどを
ていねいに紹介している。
阿部夏丸さんは、雑誌BE−PAL(小学館発行)で雑魚党の幹事長を務め、
連載もしている、その世界では有名な人。
最近は絵本や童話を発表し、今年、浜田ひろすけ童話賞を受賞している。
新幹線を使ってでもとは言わない、
でも車を1時間くらい飛ばして見る価値はあると思う。
なお、昭和の暮らし・日常を収集・保存・展示している
資料館の常設展も必見。
●会場 師勝町歴史民俗資料館
●期間 平成16年9月29日(水)まで
●入場料 無料
●時間 9時〜18時
●休館 月曜日
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September 11, 2004

毎年恒例のEボート大会が隣町で開催され、職場のメンバーで参加した。
これで、一昨年から3年連続となる。
Eボート、聞き慣れない名称だが、要は10人乗りゴムボート。
川や湖で、ボートを利用して人々が交流することにより、
流域の環境を見直すきっかけになればと考案された。
“E”は、交流(exchange)、環境(environment)、
エコライフ(eco-life)、体験(experience)、教育(education)などの
頭文字から取ったらしい。
まあそれはいいとして、結果は3年連続、予選さえ通過できず完敗。
いい訳になるが、このボート、漕ぐのがなかなか難しい。
1人ずつボートの前と後ろに座り、音頭取りと舵取り役。
あとは2人ずつ4列に並ぶ。
左右同じ力で漕ぐのが難しく、
すぐにバランスを崩し、ボートが回転してしまう。
力自慢が10人集まって漕ぐだけでは、勝てない。
そこがEボート大会の面白いところでもある。
スタートダッシュが、一番大事で、
あとは左右バランスよく漕ぐこと、うまく舵を取ることがポイントか。
頭で分かっていても、そのとおりいかない。
ともあれ、来年も参加して、予選通過を目指したい。
写真は、職場の女性チームのスタートダッシュ。
こちらもボロボロ・・・悲惨な結果だった。
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September 10, 2004
コッポラ監督の「ゴッドファーザー」、
今までテレビでは何度も観ているのだが、映画館は初めてだった。
完ぺきな映画。
結婚式、洗礼、裏切り、殺戮など、相反する場面が見事に構成されて、
3時間があっという間に過ぎてしまう。
そして、役者の演技。
マーロン・ブランドの貫禄は文句なし、
気性の荒いジェームズ・カーン、冷静沈着なロバート・デュバル、
気の優しい青年から次第に恐くなっていくアル・パチーノ、
ほかにも個性派がずらりとそろっている。
今年観た映画のNO.1「ウォルター少年・・・」のおじいちゃんの片割れが
ロバート・デュバル。
このころから、いい役者だったんだねえ。
印象に残る場面も多い。
特に最後の、ダイアン・キートン(若い!)が夫のアル・パチーノに
義弟を「殺したの?」と聞き、ウソをつく場面。
ほっとして、笑顔を見せるダイアン・キートン。
そして静かにエンディングを迎える。
しかし彼が壮絶な静粛を行った後のNY、このまま落ち着くとは思えない。
ドラマはパート2に続く・・・
パート2は来週末に上映される予定。
今から待ち遠しい。
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September 09, 2004
LAでは、YOKOさんとSAKIちゃん、TOWAちゃんの2人の娘さんに、
ずっとアテンドしてもらった。
LAは、車がないと大変不便な街だ。
地下鉄、バスあるいはタクシーを利用するしかない。
日本を発つ前に友人から、
LAはレンタカーで移動するのが一番だよ、と助言をもらった。
そのとおりだと思う。
さてYOKOさんファミリーとは3年前、長女がホームステイして以来のつき合い。
翌年には、娘さんたち2人がわが家にステイし、親交を深めた。
YOKOさんとは電話では何度か話したことがあるが、会うのは初めて。
彼女の年齢や出身地、どんないきさつでLAに住むようになったのかなど、
詳しいことは何も知らなかった。
今回ずっと車で移動しながら、助手席で話を聞き、
いろいろとわかってきた。
大阪の岸和田市で生まれ育った。
学生時代は、大阪万博でアルバイトをしていたというから
年齢はおおよそ見当がつく。
卒業後、大○銀行の融資部に就職。
そのころから女性同士で海外旅行に行っていたらしい。
当時では珍しかったと思う。
ご主人は鹿児島出身で、LAで事業を始めていた。
二人が知り合ったきっかけは、本人いわく、見合い、だそうだ。
今は事業も成功し、2人の娘さんに恵まれ、
LAの日本人社会では、それなりの地位についている。
こんなことがわかった。
YOKOさんはおしゃべりがとても好きだ。
運転しながらも、途切れることなく話し掛けてくる。
私たちはただただ、相づちをうつだけだ。
それでも話題の豊富さに、飽きることはなかった。
ディズニーランド・リゾートまでの送迎や、
ハリウッドやゲッティセンターの案内、
さらには、LA郊外までのドライブと、ショッピングモールでの買い物など、
普通の旅行ではできないような体験もさせてもらった。
感謝、感謝。
今日、YOKOさんにお礼の手紙を送った。
SAKIちゃんとTOWAちゃんの大好きなアニメ、
「ワンピース」のTシャツを2枚を添えて。
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首位決戦、ジャイアンツVSドラゴンズの3戦目が終わった。
8−3でドラゴンズの完勝。
これで3連戦はDの2勝1敗に終わった。
3連敗しない限り、1勝2敗でも、まだまだ有利だと思っていたが、
勝ち越したことによって、今季の優勝を確信した。
Dは21試合、Gは18試合を残し、負け数の差が7。
よほどのことがない限り、Dの優勝は堅いであろう。
ちょっと早いが、明日の金曜は、優勝(予定)祝賀会でもやろう。
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September 08, 2004

松本市美術館を訪れたのは、今回が3回目となる。
‘02年のオープンから年1回、
サイトウキネン・フェスを見に行くたびに必ず立ち寄っている。
美術館の前で存在感を示すのは、草間彌生のオブジェ「幻の華」。
チューリップ(たぶん)の大きさと色遣いに、まずは圧倒される。
美術館に入り企画展「山山の山」を見た後、
いつものように草間彌生の常設展へ。
昨年とは作品が大きく入れ替わっていた。
今まで見たことのない20代の作品が多く展示されており、
その後の彼女の代表作をイメージさせる作品もあり、興味深かった
松本市美術館の設計は長野県出身の宮本忠長。
小布施町の「北斎美術館」と、その周辺の町並み修景は有名だ。
伝統とモダンの融合、それがこの美術館でも存分に生かされている。
瓦のような外壁の板、木をふんだんに使った館内は、
歴史ある松本市にふさわしいデザインといえる。
小規模な美術館の割に、ミュージアムショップも充実している。
特に、草間彌生に関するグッズや、
グラフィックデザインに関する資料が目を引いた。
企画展の有無にかかわらず、たぶんまた来年も訪れることになるだろう。
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September 07, 2004

今年8月にオープンしたばかりの「まつもと市民芸術館」。
本格的なオペラハウス「主ホール」のキャパは1,800席で、新国立劇場とほぼ同じ規模。
馬蹄形で赤を基調としたホール内は、1階から見上げると、ほれぼれするほど美しい。
座席は大きめ、前後のスペースもゆったりとしている。
水玉をデザインした座席や、ホワイエのベンチの形などは、
地元出身の芸術家、草間彌生を意識しているのだろう。
設計は伊東豊雄。
九州を中心に、全国で多くの公共建築を担当している。
最近だと「せんだいメディアテーク」がよく知られている。
ビッグプロジェクトだけでなく、
地下鉄の「みなとみらい線元町・中華街駅」や「トッズ表参道店」など
その活動範囲は広い。
彼の設計は空間が豊かで、ディテールまで洗練されていると感じる。
観客は、芸術館の入り口からエントランスホール、そして主ホールまでの道のりを
スロープになった「動く歩道」に乗って移動する。
歩道に立ったまま、広々としたエントランスホールをながめ、これから始まる公演に思いをはせる。
心憎い演出だと思う。
ちなみに動く歩道はどういう名称なのか事務所で聞いてみたら
「ベルト式エスカレーター」だとのこと。
もっと気のきいた名前を付けてほしいものだ。
芸術館の話題といえば、
建設を進めてきた前市長が3月の選挙で落選し、
その見直しを訴えた現市長が当選した。
見直しと言っても、完成したばかりの施設を壊すわけにも、使わないわけにもいかないだろう。
総事業費は140億円。地方都市にしてはあまりにも巨額であり、
維持管理費もいくらかかるのか、見当がつかない。
サイトウキネンの一ファンとしては、
ここで高いレヴェルのオペラを見られることは大変うれしい。
しかし今後、運営費を税金でまかなっていかなければならない地元市民は
浮かれてばかりはいられないだろう。
せっかく完成したこのホールを、
どのように市民の文化創造活動に生かしていくのか注目していきたい。
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September 06, 2004

私がゲッティ・センターで感心したのは、
絵画よりもポール・メイヤー設計の建築群。
洗練されたデザインに、
一部、格調高いギリシャやローマの神殿の様式を採り入れている。
白を基調とした壁や床は、カリフォルニアの日差しを浴び、
さらに輝きを増している。
中庭や庭園も見事だ。
ここを通る散策コースが設定されており、
池や花を見ながらゆっくり歩くと、実に優雅な気分になる。
帰りにミュージアムグッズとして、
オリジナルのトートバッグとボールペン、
そしてクノップフの描いた少女の絵はがきを買った
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ゲッティ・センターは、LAのサンディエゴフリーウェイ近くの
小高い丘の上にある。
車で直接センターまで行くことはできない。
麓で車を降り、トラムに乗り換えて、山頂を目指す。
すぐ終点に到着、トラムを降りると、
目の前に幅広い階段と白を基調とした美しい建物が見えてくる。
階段を上り、エントランスホールで日本語版の解説書をもらう。
そして、入館料無料の美術館の中へ。
時間があまりなかったので、19世紀後半の絵画を中心に見て回った。
マネ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、有名な画家はひととおりそろっていたが、
私の好みの絵はなかった。
そんな中、しばしたたずんだ絵は、少女のポートレイト。
画家は意外なことにクノップフ。
ベルギーのこの画家に対して、あまりいいイメージを持っていない。
国内で展示会でいくつかの絵画を見たことがあるが、
趣味が悪いという印象が残っている。
そのクノップフの描いた少女。
冬なのだろう。コートを着て、白いドアの前に立つ少女。
ゲッティ・センターに滞在した3時間のうち、
30分以上を彼女の前で過ごした。
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Yahoo Auctionのクラシック・カテゴリーで今、盛り上がっているのが、
9月中旬にオーチャードホールで開かれる「冬のソナタ クラッシックコンサート」
チケットは高騰し、先ほど終了したオークションでは
1枚、101,000円で落札した。
ちなみに定価は12,000円である。
なぜこんなに人気があるのか。
理由はひとつ、主役のチェ・ジウがゲストで出演するから。
この10万円を超えたチケットは最前列中央の席。
つまり、目の前でチェ・ジウが見られる。
関心のない私にすれば、たったそれだけのこと?
うーん、冬ソナブーム、恐るべし!
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「突然のメールで申し訳ございません。
率直に言わせていただけば既婚者である私と割り切った関係を持って頂けませんか?
代価として月に15万円前後のサポートをお約束します」
ふ~ん・・・
「月最低2回以上会って頂ければ問題ありません。
2人の時に恋人のように接して頂ければ結構です」
へぇ~・・・
「貴方さえお手すきでしたら明日にでも会ってみたいと思っている次第です。
場所はご指定ください、重ねてどこにお住まいかもお願いします。
橘 翠子」
あっそう・・・
多いんだよな、最近、こんなメール。
これで引っかかる男性がいるのだから、世の中不思議だ。
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7時に開演したと思ったら、すぐに地震が。
会場内は一時、騒然とした。
小澤は動じなかったのか、はたまた気がつかなかったのか、
演奏は途切れることなく、続けられた。
揺れ始めてまず私が心配したのは、
ペットボトルで出来た舞台が壊れないかということ。
次に、非常口の位置。
このホールは動線がとても分かりづらくて、
万が一、会場から非難することにでもなれば、
多くの観客が逃げまどうことになろう。
どうしてこのような設計になっているのか理解できない。
ともあれ何事もなく公演は終了した。
これから新しいホールに入るときは、
非常口の位置を必ず確認しておこう。
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昨日(9月5日)は、サイトウ・キネン・フェスティバルのため、松本市まで出掛けた。
今年のオペラの出し物はアルバン・ベルク作曲の「ヴォツェック」。
「うーん、参ったな」
どう評価すればいいのか迷う、というか私には評価できそうもない。
ずいぶん論議を呼びそうな演出であり、舞台装置であった。
まずは演奏から。これは文句なし。
今まで、このフェスで上演されたオペラ(私はすべて見ている)の中でも最高といってよい。
特に金管は頑張った。
あの迫力は、ほかの国内のオケでは出せないだろうなと感じた。
次にキャスト。
これまた、よくぞこれだけ集めたなと思うくらい、粒ぞろいであった。
一人挙げるとするなら、鼓手長役のステファン・マルギタか。
演技も良かった。
残念なのは、医師役であったラインハルト・ハーゲンがキャンセルしたこと。
彼が歌えば、まさに最強のキャストであった。
さて、舞台装置、衣装、演出である。
舞台はすべてペットボトルからつくられており、発案は建築家の安藤忠雄。
これは照明が当たると美しく、成功であったと言えよう。
衣装は全員同じで、円すい形の着ぐるみのようなもの、
さらに、頭は男性も女性も子どもも、丸坊主。
遠くからはだれがだれだか見分けがつかない。
もちろんそれを意図しているのだろうが、どうして? 私には理解できない。
小道具はマリーが鼓手長からもらった金のイヤリングと、
ヴォツェックがマリーを殺すときのナイフのみ。
あとはすべて省略されている。
文章にしてみても、うまく説明できない。
そのうち、NHK教育の芸術劇場で紹介されるだろうから、
じっくり見てもらいたい。
カーテンコールでこっそり盗み撮りした写真があるので参考までに・・・
今年から会場となった「まつもと市民芸術館」については、後ほど。
●スタッフ
演出: ペーター・ムスバッハ
装置デザイン: 安藤 忠雄
衣裳デザイン: アンドレア・シュミット=フッテラー
●キャスト
ヴォツェック: マティアス・ゲルネ
マリー: ソルヴェイグ・クリンゲルボルン
鼓手長: ステファン・マルギタ
アンドレース: レイモンド・ヴェリー
大尉: クリス・メリット
(ほかは略)
合唱:東京オペラシンガーズ
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:小澤征爾
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September 04, 2004

LAのダウンタウンから50キロほど南に位置する街、アナハイムにある
「ディズニーランド・リゾート」。
今回の旅行では、01年にオープンした「カリフォルニア・アドベンチャー」を
1日掛けて回った。
朝9時過ぎ、LA在住の友人、YOKOが私たちをホテルでピックアップ、
約40分かけてアナハイムへ。
彼女はそれから仕事へ行き、そして閉園時間の21時、また迎えに。
園内ではYOKOの娘さん2人、SAKIとTOWAがずっと一緒。
まさに至れり尽くせりで、楽をさせてもらった。
ありがたいことに、学校が始まったばかりで、園内はずいぶん空いていた。
長く待っても10分程度で、ほとんどのアトラクションを楽しめた。
そんな中で、気に入ったものを順に挙げてみよう。
●Aladdin - A Musical Spectacular
約40分のミュージカルショー「アラジン」。
素直に「感動した!」。
これだけレヴェルの高いショーを無料で見せてくれるディズニーに、心から拍手をおくりたい。
ただ、一緒に行ったSAKIやTOWAは、腹を抱えて笑っていたが、
私には何のことかまったくわからなかった。
●Grizzly River Run
運が悪い(良い?)とびしょ濡れになる。
でも乾燥した気候のため、あっという間に乾いてしまう。
=写真は濡れたままの記念撮影
●Soarin' Over California
超特大スクリーンで、カリフォルニアの大自然を堪能。
ベンチに座ると、そのまませり上がっていき、宙に浮いた状態となる。
このため、まるで鳥になったような気分で大空を散歩しているような錯覚に陥る。
空中散歩の間、体に風を感じるのには驚いた。
●It's tough to be a Bug
いわゆる3D。
しかし今まで見た中で最強の3Dであった。
さまざまな虫が登場し、
糞を掛けてきたり、おならをしたり、もう会場は大パニック!
●California Screamin'
ジェットコースター。
規模はそれほど大きくないが、ループもあって結構恐い。
なお、新しいアトラクションの“The Twilight Zone Tower of Terror”や
“Maliboomer”など、恐怖系の乗り物は、
心臓に良くないので、すべて遠慮した。
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September 03, 2004

海外へ旅する場合に、思いどおりにならないことって、必ずいくつかある。
今回の旅行で一番残念だったのは、
LAのウォルト・ディズニー・コンサートホールで、
生の演奏に接することができなかったこと。
このLAフィルの本拠地で、エサ・ペッカ・サロネンが指揮する演奏を聴きたかった。
しかし私が滞在中、まったく公演が行われていなかったのだ。
これではあきらめざるを得ない。
建築が好きなものにとって、このホールは
LAで今、一番の見どころでもある。
何とも形容しがたい外観を見てほしい。
地元の建築家、フランク・ゲーリーによる設計で、その曲線美は見事というほかない。
コストやデザインなどをめぐってのトラブルも多く発生し、完成が危ぶまれていたようだが、
昨年10月に無事、竣工した。
音響を担当したのは、サントリーホールなどで世界的に高い評価を得ている
日本の永田音響設計。
音の良さは折り紙つきである。
このホールでの音楽鑑賞は、次回訪れたときのお楽しみとしてとっておこう。
なお、ディズニーの名称が付いているのは、
クラシック好きだった故ウォルト・ディズニーのため、
世界に誇るホールをLAに建ててほしいと、
遺族が建築資金として5,000万ドルを寄付したからだそうだ。
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September 02, 2004

今回私たちが泊まったのは“PARIS HOTEL”
その名のとおり、フランスのパリをテーマにしたホテルである。
グレードではベラッジオやベネシアンに及ばないが、
ガイドブックやネットで見る限り、なかなかセンスが良く
適度にカジュアルなところが気に入って、ここを選んだ。
ラスヴェガスを観光するときに一番重要なことは、どこのホテルを選ぶかだろう。
その点で、ここパリスはほかに比べ、いくつかの優れた点がある。
まずは立地の良さ。どこへ移動するにも便利な場所にあること。
そして運がよければ、ベラッジオの噴水を見られる部屋に泊まることができること。
今や、ストラトスフィアタワーに代わって、ラスヴェガスを代表する
ランドマーク的存在となっている「エッフェル塔」があること。
一番人気のバフェィがあること。
人気ミュージカル“We Will Rock You”を上演しているシアターがあること。
思いついただけでもこれだけ挙げられる。
ほかのホテルに泊まったことがないので、単純に比較はできないが、
とても良い選択をしたと自負している。
なおエッフェル塔の展望台(有料)からの夜景は素晴らしいので、見逃さないでほしい。
特にここから見るベラッジオの噴水は、何度見ても飽きない。
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週刊朝日のカラーグラビアで、
サイトウキネンフェスのオペラ「ヴォツェック」の舞台デザインが紹介されていた。
材料はなんと、すべてペットボトルだという。
写真を見ると、実に美しい舞台だ。
これに照明が当たると、どのような色合いになるのだろう、興味津々である。
今回担当をしたのは、世界的な建築家、安藤忠雄。
劇場自体を造ることはあっても、舞台装置は初めての経験だという。
サイトウキネンの「ヴォツェック」は 8月29日がプレミエ。
この日は、会場である、まつもと市民芸術館のこけら落としの日でもあった。
私はLAにいたため、この日の鑑賞はあきらめ、今週末、行くことにした。
どんな舞台を見せてくれるのか、どんな演奏を聴かせてくれるのか、今から胸が高鳴る。
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September 01, 2004

ラスヴェガスの楽しみのひとつが、
各ホテルなどで催されている無料アトラクション。
3日間程度の滞在ですべてを回ることは不可能であるが、
それでも時間と体力の許す限り見てきた。
気に入ったものを一つ挙げるとするなら、ベラージオの噴水ショー。
音楽に合わせて、噴水が上がるという、シンプルな仕掛けだが、
コンピュータ制御で、高く上がったり、低かったり
あるいは真っ直ぐに上がったり、斜めに上がったりと、
観客を飽きさせない。
夜になるとライトアップされ、昼間よりずっと魅力が増す。
BGMは18曲あると聞いていたが、
サラ・ブライトマン&ボッチェリ、パバロッティ、エルトン・ジョン
そして曲名不明のインストルメンタルの計4曲しか見られなかった。
ホテル前の人工湖、向かって左側の位置が一番見やすいが、
道路を隔てたパリス・ホテルのエッフェル塔展望場から見下ろすのも
全景が鳥瞰できて楽しい。
さらには私たちの場合、
宿泊したパリス・ホテル25階の部屋からも正面に見ることができたのは、
実に幸運であった。
主な無料アトラクションについては、以下にひとことずつコメントを。
○アトランティス(フォーラムショップス)
屋内なのに水や火を使った派手なショー。
楽しめるが、条件として英語力が必要。
○火山噴火(ミラージュ)
しょぼい・・・
○マスカレードショー・イン・ザ・スカイ(リオ)
カジノフロアの上空で繰り広げられる、ど派手な舞踏会。
気球や船をかたどったフロートにダンサーが乗り、リズミカルな音楽で
観客をリオのカーニバルにいざなう。
このラテンのノリには私、とてもついていけない。
ただし、ネックレスをばら撒くので、ほしければ手を出すとよい。
長女、次女とも1つずつゲットできた。
○エアプレイ(トロピカーナ)
カジノのフロアの上空で、ダンサーたちによる曲芸、アクロバットが見られる。
特に時間を割いてまで、見る必要はなし。
○セイレーン・オブTI(トレジャー・アイランド)
30分近くにも及ぶ海賊船バトルで、満足度は一番(らしい)
私たちは30分並んで正面の位置を確保したのだが、
直前になって、強風のため、なんと中止に。
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仕事を早々に切り上げ、県図書館へ行ってきた。
閉館時間に近くなった午後7時30分過ぎ、携帯へ妻からメール。
「今日発売になったハリポタの第5巻、買ってきて」
しかたがないので、帰りに書店へ。
入り口近くに山のように積み上げてあった。
1セット手に取ってレジへ。
上下巻で4,200円、高いじゃないの!
わが家では私以外全員、このシリーズを読んでいる。
頭数で割れば安いものよ、とは妻の弁。
じゃあ自分のこづかいで買ってこいよ、なあ。
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今夜、愛知県芸術劇場コンサートホールで聴いてきたのは
サミュエル・ウォン指揮アジア21世紀オーケストラ。
聞き慣れないオケだが、それもそのはず、
名古屋フィルメンバーと中国・韓国・ベトナムの若手音楽家たちとの合同オケである。
期待して行ったのだが、いつもの名古屋フィルの金管の弱さが出てしまった。
名古屋グランパスと中日ドラゴンズをこよなく愛す私である、
しかし、名古屋フィルはどうしても好きになれない。
コンサートは数え切れないほど聴いてきたのに、感動を覚えたことはごくわずか。
それどころか、毎回、技術的なレヴェルの低さを思い知らされる。
せめて在京オケの下位に位置するくらいの技量を持ってほしいと思う。
今日も金管、特にホルンはいただけなかった。
●シェン:「中国の夢」よりファンファーレ
●ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 チェロ:ジャン・ワン
●ムソルグスキー[ラヴェル編]:組曲「展覧会の絵」
「中国の夢」よりファンファーレは、初めて聴いた。
打楽器が活躍するリズム感あふれる曲で、
バーンスタインの曲を連想させる。
ドヴォ・コンは、ソリストのジャン・ワンが素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
技術的な瑕疵はまったくなく、ほぼ完ぺきな出来であった。
ただ、前述のとおりホルンが不調で、オケ全体のモチベーションが落ちたように感じた。
ワンを聴くのは2回目。
前回はチョン・ミョンフンらとの室内楽で、このときの演奏も見事であった。
数回のカーテンコールの後、ワンはアンコールを披露。
J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第1番「プレリュード」を伸び伸びと演奏した。
これで帰ってもよかったのだが、指揮のサミュエル・ウォンの手綱さばきを見ようと
インターバル後の「展覧会の絵」も聴いてきた。
予想に反して、なかなかの出来だった。
もちろんロシアやアメリカのオケのような力強さは感じられなかったが、
テンポをあまり揺らすことなく、ていねいに指揮するウォンには好感が持てた。
客の入りは8割。
招待券が大量に配られているのか、クラシックに慣れていない観客が多かったようだ。
ひざの上に置いたパンフレットやチラシを落とす音は頻繁に聞かれたし、
楽章間に盛大な拍手が起きるし、ちょっと興ざめだった。
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海外旅行のお土産は、原則として買わない主義だ。
ショップで、あれやこれやと迷っている時間が惜しいのである。
ただし職場へは買っていかざるを得ない。
そこで、事前にネットで購入しておく。
海外旅行のお土産サイトは高すぎるので、お菓子のインポートショップを使う。
今回はHERSHEY'Sのチョコにした。
お土産サイトよりずいぶん安い。
自分の欲しいものに関しては、旅行中も我慢なんてしない。
ただ、今回の旅行ではあまり物欲が沸かなかった。
購入したのは、ごくわずか。
ゲティセンターで、オリジナルのトートバッグとペン、
クノップフの絵はがき、
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーで
お気に入りのキャラ、ぷーさんのボールペン、
そしてショッピングモールで半額にディスカウントされていたクラークスの靴。
これがすべてである。
子どもたちは、ディズニー・キャラの文房具をたくさん買っていたようだ。
明日から新学期が始まるので、
先ほどまで、友達に渡す土産の袋詰めに精を出していた。
妻は、ケイト・スペードのバッグ。
日本には輸入されていないタイプで、
しかもどの商品も販売価格が正規でも日本の半額に近いらしく、ご満悦であった。
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