日本VSバーレーン/アジアカップ2004 CHINA
すごい試合だった。
間違いなく、ジーコ・ジャパンのベストゲーム。
ヨルダンとのPK戦といい、こんな奇跡が2試合も続いていいのだろうか。
試合は前半早々に失点し、早くもビハインド、
日本の猛反撃が続くが惜しいところでゴールにならない。
前半40分に、遠藤が不可解な判定でレッドカード、一発退場。
以降、日本は一人少ない10人で戦うことになる。
後半3分に、途中出場の中田が見事なヘディングシュート、同点。
さらに玉田がドリブルで相手ディフェンダーをかわし、
角度のないところから思いっきり蹴ったシュートが、見事にゴール左上に突き刺さる。
逆転だ!
しかしこの時点で、残り時間は30分以上。
守りきれるだろうか、正直いって不安だった。
硬直状態が続いていたが、残り15分、不安は的中する。
バーレーンに同点ゴールを許してしまう。
ここからはお互いチャンスを迎えるが得点には結びつかない。
そして後半40分、逆転ゴールを許す。
一人少ない日本、残り少ない試合時間、もうこれまでかと思った。
ところが、ところがロスタイム直前、中澤がダイビングヘッド、これで奇跡の同点。
延長に入ったが、一人少ないというハンディは消えない。
相手より運動量が多くなるのは当然で、ボディブローのように全員のスタミナを奪っていく。
しかも延長戦はゴールデンゴールではなく、前後半の30分をフルに戦わなくてはならない。
延長前半3分、またまた玉田がDFを振り切り、キーパーの動きを冷静に見て、
ゴール右隅にシュート。奇跡は再び起きた!これで日本がリード。
この1点を守りきれるか、時間はまだ十分にある。
延長も後半になると、疲れとピッチの状態の悪化で、両チームとも足を滑らせる場面が目立つようになる。
バーレーンの攻勢は続く。
しかし、シュートが外れる、ゴール前で空振りする・・・
疲れがピークにきているのは日本の選手だけではない。
主審のホイッスルが鳴り響いた。
勝った、死闘に勝った。
テレビの前でガッツポーズを取ったのは、私だけではあるまい。
MVPに誰かの名前を挙げろというなら、玉ちゃんとボンバー中澤であろう。
でも選手全員にありがとうと言いたい。
さあ、決勝だ。中国と戦おうじゃないか。
今日の、日本VSバーレーンのような試合を目の前にして、
「ああ、今日はスタジアムに来てよかった、いい試合が見られて幸せだった」と思うどころか、
選手に対してブーイングをし続ける観客(サポーターではない)の前で、
中国のナショナルチームをを叩きのめしてほしい。
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