お墓参り
毎年お盆には、私の家に父の兄弟が集まり、お墓参りをする習慣が続いている。
父がこの世を去ったのはもう16年前のこと。
それでも正月とお盆に集まるのは、その母、つまり私の祖母が
長生きしていたからだろう。
祖母は2年前、97歳で亡くなった。
それまでは、長男の父を除く3人の兄弟が配偶者や子供と一緒に集まって、
それはにぎやかであった。
祖母の後を追いかけるように、おじ、おばが相次いで3人亡くなった。
つまり父の兄弟とその配偶者8人のうち、生存しているのは4人となってしまった。
そのうち1人は私の同居している母。
残りの3人が今日、集まった。
以前に比べると、ずいぶんさみしくなったものだ。
それでもお墓参りをして、食事をして、
昔話に花を咲かせながら楽しい時間を過ごした。
私はこうやって過ごす時間が好きだ。
父を早くに亡くしたため、親せき関係のこと、先祖のことをまったく知らない。
おじやおばから聞かされる曾祖父や曾祖母の話、親せきのおばさんの話、
どれも新鮮でわくわくする。
血のつながりによって自分のルーツを知ることは、
私にとって大きな関心ごとである。
明後日は母の父、つまり祖父に会いに行く。
祖父は104歳、市内では男性の最高齢者。
足腰はずいぶん弱ったが、頭はしっかりしている。
よく電話も掛かってくるのだから、たいしたものだと思う。
この祖父に年2回会って話をするのも、私の楽しみである。
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Comments
亡くなられたおばあさま、大往生でいらっしゃいましたね。
大変な時代を過ごされた方々の話は想像を絶するものがあります。
現代人はだめです、私を含めて・・・甘ちゃんで・・・
Posted by: コングBA | August 14, 2004 09:23 AM