千夜千曲<17> 君は心の妻だから/鶴岡雅義と東京ロマン チカ
「君は心の妻だから」は演歌ではなく、ムード歌謡と言うのだそうだ。
昭和44年のヒット曲だから、私が小学4年生のとき。
自宅にシングルレコードがあったのを覚えている。
もちろん詞の内容など分からずに聴いていたが、
テレビでは、ギターを抱えたひげ面の鶴岡雅義と、
髪を7:3分けにした色男のリードボーカル、三条正人が対照的で、印象に残っている。
「ぼくの小指を口にくわえて、涙ぐんでた君よ。
ああ今でも愛している、君は心の妻だから」
「君のうなじのあのぬくもりが、忘れられない今日も。
ああ思えば涙が出る、君は心の妻だから」
なかにし礼の詞は、艶があって好きだ。
「小樽の人よ」とともに、私のカラオケの十八番。
人によると、私の甘い声が、この曲に合うのだそうだ。
何人の人妻を泣かせたことか、ふふ・・
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