MISIA 名前のない音楽会 その3
今回のライブはファンクラブの会員限定。
クラブのチケット規約により、会員本人しか入れないことになっていた。
チケットと会員券そして本人を証明するもの、
例えば運転免許証とか保険証などの
3点セットで本人と確認するまで、入場が許可されなかった。
つまり、3点セットに明記してある氏名が一致していることが絶対条件。
これが一致しなかったために入場できなかった観客は東京では100人以上。
主催者側の弁護士や警察まで巻き込んで大混乱だったという。
友達から譲ってもらったというのではダメ、
家族であってもダメだというのだ。
思い返せば、日韓W杯でも本人以外には入場できないという条件だったが、
チェックはまったくなかった。
大きなキャパシティのスタジアムでは、現実問題として、
すべてをチェックすることは人的にも、時間的にも不可能であろう。
しかし規模の小さいセンチュリーホールでは厳しいチェックがあって、
本人を証明するものを忘れた場合、
用紙に、会員番号、住所、氏名、電話番号、生年月日、会員になった年月を書かせ、
パソコンで照合し、正しければ、やっと証明書を発行してもらえ、
入場できるという徹底ぶりだった。
記入内容がひとつでも間違っていたら、その時点で入場は断られる。
ここまでする必要があるのだろうか疑問に思った。
7月19日に有明で開催されるサザンのシークレットライブ。
テレビで生中継されるため、厳密にいえばシークレットではないが、
これも会員限定で、高倍率の抽選に当たった会員だけが入場できる。
このシステムがおもしろい。
申し込みときに、行く人の顔写真を貼って応募する。
当選した場合、現地で顔を確認し、本人であれば7,000円の入場料を払うというシステム。
オークションに転売することを目的のえせ会員を排除するため、
主催者側はいろいろ考えているようだ。
ただ、こういったファンの囲い込みが、
ファン予備軍を遠ざけていってしまうのではないかと心配する。
CCCD問題と何か通じるものを感じてしまう。
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