July 31, 2004
ローリングストーンズの曲でまず選んだのは「ロックス・オフ」。
アルバム「メインストリートのならず者」のトップを飾る、ストレートなロックンロール。
来日公演でも何度かレパートリーに加えられた。
最近だと、昨年、03年3月の大阪ドーム公演で生を聴くことができた。
この曲のどこがイカしているかというと、まずはイントロ。
次に歌詞。
「昨夜は、友達のダンサーと一晩中、愛し合ったよ。
だけど、どうにも調子が合わないのさ。
あの娘ときたら、俺の体の上で、得意の急転回するんだぜ」
これぞ、ストーンズ。
ところで、タイトルのロックス・オフの意味が、ずっと分からなかった。
ネットで検索したら、「スラング辞典」で見つかった。
例えば、このように使うらしい。
Did you get your locks off?
ナンパした女とやった?
だそうだ、納得。
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素人劇団を主宰している兵庫県の友人Iくんから、
わが家の近くの文化センターで公演するという案内をもらったので
午後から見に行ってきた。
劇団名は「箸消(はせしょう)興業」
Iくんが脚本、演出、そして主演。
役者は男性ばかり6人。
何を隠そう、この劇団、地元の消防団が母体なのだ。
兵庫県加美町箸荷(はせがい)地区の消防団が、地区の協力を得て、
平成5年、むら芝居を復活させた。
以来、劇団員はそれぞれ仕事を持ち、消防団活動をしながら、
芝居も続けているという。
普段から上演するのは、人情時代劇。
この日は2幕物の「涙の再会、別れ旅」で、時間は約30分。
素人の集まりである。完成度を期待するのは酷というものだ。
ましてや私の苦手な時代劇。
まったく期待しないで行ったら、これがなかなか面白かった。
悲劇であるのに、会場からは何度も笑い声が。
せりふを忘れたり、効果音と演技のタイミングが合わなかったり、
見てる方が、ハラハラ、ドキドキした。
むら芝居は完成度ではないことが、見ていてよく分かった。
役者と会場が一体となって、泣いて、笑って、楽しめればいいのだ。
その点で、今日の芝居はどんな商業演劇よりも成功した。
それが証拠に、おひねりの数も半端ではなく、
舞台は足の踏み場もないくらいであった。
カーテンコールでは、会場から惜しみない拍手がおくられた。
そのときの彼らの満足そうな表情に、
こいつら、当分芝居はやめられないだろうなと思った。
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July 30, 2004
ビートルズの数ある名曲の中から10曲、あるいは20曲選び出すのは、到底、不可能な作業である。
よって、地味ではあるが心に残る曲をと、まず選んだのが「I will」。
俗にホワイトアルバムと呼ばれる「The Beatles」が録音されたころ、
グループはすでに解散状態にあった。
ある種、実験的で、スイングジャズあり、レゲエあり、意味不明の音遊びありといった、
コンセプトのない、ごちゃまぜのアルバム。
LPの2枚組、30曲のほとんどすべてがメンバーの単独での作詞作曲。
録音も全員がそろうことはなく、好き勝手な日にスタジオ入りし、
オーバーダビングして完成させた。
それでもこのアルバムが30年以上にわたって、聴かれ続けているのは、
ポールの天才的なメロディセンスとジョンの皮肉が、全編にちりばめられているからだ。
奇跡の名盤であり、もちろんビートルズの最高傑作である。
「I will」はポールの曲。
高校時代、このアルバムの中のバラードで何が好きかと聞かれ、
ポールの「I will」派と、ジョンの「Julia」派に分かれた。
私はもちろん前者であった。
このアルバムには他にも「Blackbird」「Birthday」「Back In The U.S.S.R」など、
ポールが今でもライブで歌う曲が含まれている。
そして一度聴いたら忘れられないレゲエのリズムとサビを持つ「Ob-La-Di,Ob-La-Da」。
ポールはやっぱり天才だ。
そういえば来年早々、ポールがまた来日すると発表があった。
ワールドツアーの一環で、会場は、今まで公演したことのないドームも候補に挙がっているという。
ナゴヤドーム公演の可能性は大だ。
ちなみに私が大学時代、ポールがウィングスと来日しようとして、
大麻所持で捕まり、数日拘置の後、強制帰国させられたことがあった。
もちろん公演は中止。幻の武道館公演となってしまった。
このとき私は2日間分のチケットを購入。
泣く泣く払い戻しをうけたが、その前に、記念としてチケットをコピーしておいた。
今でも手元に残っている。
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重慶というのはどういう都市なんだろうか。
アジアカップの日本戦をテレビ観戦していて思う。
ひどいブーイングである。
プレイに対するものというか、日本に対する非難としか思えない。
試合前の国歌斉唱で「君が代」が流れている最中にも、
ブーイングは鳴りやまなかったという。
異常な事態だ。このような国辱行為が許されていいのだろうか。
たしかに第二次大戦中、重慶は日本軍の空襲に遭い、多くの犠牲者が出た。
だからといってその感情を、あからさまにスポーツの世界に持ち込むのは納得できない。
中国の新聞社でさえ、このようなサポーターの行為を批判し始めた。
さてサッカーの話に戻ろう。
今大会を見ていて思うのは、明らかに実力差がなくなってきていること。
以前なら、サウジ、イランなど中東の強国、東アジアの韓国、中国あたりをマークしていればよかった。
今は、どの国も侮れない。
これは先のユーロ2004でも同じ傾向だった。
決勝トーナメントでの初戦はイエメン。
どこそれ?というのが正直な感想である。
しかし、予選リーグでイランに勝ち、UAE、韓国とは引き分けている。
今大会、負けていない、失点がないというのは不気味だ。
悪いことに、試合会場が、また重慶。あの猛暑と激しいブーイングの中での試合となる。
さらに日本は、前回のイラン戦をフルメンバーで戦った。
すでに決勝トーナメント進出を決めており、
次の試合まで2日しかないことを考えると、サブを中心にしたメンバーでも良かったのではと思う。
でも結果として、イラン戦に引き分けたことで、トーナメントの初戦で韓国と当たることが避けられた。
さあ、明日からの3試合が本番となる。
キックオフは午後7時(日本時間)だ。
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中森明菜の「セカンド・ラブ」、しばたはつみの「マイ・ラグジュアリー・ナイト」、
大橋純子の「シルエット・ロマンス」、薬師丸ひろ子の「夢の途中」、
これらのメガヒット曲は、どれも来生たかおの作曲であり、
そのほとんどの作詞が、実姉である来生えつこ。
稀代のメロディメーカーである、たかおの作品はどれも素晴らしいが、
私が愛してやまないのは「美しい女(ひと)」。
何よりも、メロディがいい。
どうしてこんなにも胸が締めつけられるような美しい曲が作れるのだろうか、
感心してしまう。
珍しいことに、この曲の作詞はお姉さんでなく山川啓介。
ヒットした作品は多くないが、
青い三角定規の「太陽がくれた季節」、岩崎宏美の「聖母たちのララバイ」
そしてこの「美しい女」の詞だけでも、
音楽史上に名前の残る作詞家であると言っていいだろう。
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昨日は朝早くから、職場で健康診査があった。
身長・体重測定から始まり、視力・聴力検査、胸部エックス線、超音波検査など。
この中で、私が一番苦手なのは採血。
前立腺検査をオプションで選んだため、例年より多くの血を採られた。
終了後、ふらふらしたので、イスに座っていた。
ちょっと休んだら楽になった。
こんなことで体調を崩しているなんて、何のために検診を受けてるのか分からない。
次に苦手なのは、超音波検査。
これは、ゼリーを胸やおなかに塗り、
ローラーのようになっている超音波の発信器を局部に当て、
何度もスライドさせて調べるというもの。
痛みはないが、とってもくすぐったい。
「はーい、息吸って、ゆっくり吐いて、もう一度吸って、ゆっくり吐いて、
そう、じゃあそこで息を止めて・・・」
この息を止めているときに、脇腹などを触られると、もう駄目。
くすぐったくて、体中が震えてくる。
これを我慢するのは、私にとって、胃カメラの検査より苦しい。
時間にして5分程度だったはずなのに、ずいぶん長く感じた。
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July 29, 2004

ほしい、ほしい、とにかくほしい!一目惚れとはこのことだ。
ユニークな家電ブランドamadanaが発表したファックス電話機。
とにかく見てほしい、この美しさを。シンプルな色遣い、絶妙な曲線。
ここまで完成されたデザインだと、使い勝手なんでどうでもよくなってくる。
1日中ながめていても飽きないのではと思ってしまう。
日本で発売されているファックス付き電話機は、デザインがあまりにひどすぎる。
かといって、わが家ではファックスは必需品となっている、買わないわけにはいかない。
ということで自宅にあるのは、プッシュボタンが大きく、電話が掛かるとヘンな色に輝き、
図体もでかい、実に醜いファックス電話機。
秀逸なデザインのものを、首を長くして待っていたが、やっと望みどおりの商品が登場した。
とにかくすぐにでも買ってしまおうと、amadanaのサイトを見たら、
発売予定は何と、05年春、ええっ、そんな先なの?
私は誕生日を過ぎて47歳になってるじゃないの、愛知万博がもう始まってしまってるじゃないの・・・
(しばし沈黙)
待つとしよう、あと8、9カ月。
Amadanaが発表している商品は今のところ10製品で、そのうち現在発売になっているのは2種類のみ。
残りの8製品は、どれも、この秋以降の発売となっている。
キュービックタイプのデスクトップオーディオも、なかなか魅力。
これは9月発売らしい。
ファックス電話機より先に、わが家に届きそうだ。
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岐阜市美殿町にある、日本料理店「Entocco(えんとこ)」。
店構えや無機質なテーブル席を見ると、日本料理の店とは思えない。
メニューを見て、あれ、そうなんだと分かる。
料金は少々高めで、基本はアラカルト。
しかし、事前に予算を言っておくと、
その範囲内でおまかせコースを準備してくれる。
店内はすべてテーブル席だと思っていたが、
うなぎの寝床のような店の一番奥が和室になっていた。
よく見ると、大きな金庫室を改装して個室にしている。
聞くところによると、以前は証券会社だったらしい。
帰り際に知ったのだが、オーナーは「Sound inn COA」のOさん。
なるほど、日本料理店なのになぜかメニューにあった
「マグロのカルパッチョ」の味が、COAと同じだった。
来週、店内を貸し切って、オペラ歌手のリサイタルが開かれる。
そういえばOさんは、オペラファンであったはず。
早速、予約を取っておいた。
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July 28, 2004
千夜千曲の中に、サザンオールスターズの曲を何曲入れようか。
10曲?20曲?
今の季節、聴きたい曲に限定しても、ずらりと曲目が頭に浮かぶ。
海や夏をテーマにした曲は数知れず。
そんな中から選んだ「太陽は罪な奴」。
サザンの曲は歌いづらい。
しかしこの曲なら、一度聴いてすぐに歌えそうな気がする。
そんなわかりやすいメロディーラインが、この曲の魅力。
詞も全編、桑田ワールド。
「Aクラスの姐ちゃん達の放射線、悩殺にヨロめくSTAGE、
あこがれた女性(ひと)はなぜか、太陽のニオイがした」
今年は残念ながら開催されなかったが、サザンの夏ライブでは欠かせない曲である。
そして私自身、この時期カラオケに行くと必ず歌う曲でもある。
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July 27, 2004
わが街に、伊東豊雄の設計する建築ができるらしい。
先日、市長の講演を聞いていたら、ぽろりと名前を漏らしたのだ。
では何を設計するのかというと“cemetery park”、つまり墓地公園。
日本を代表する建築家、伊東氏、
最近では、長野県松本市の「まつもと市民芸術館」の設計で有名。
ここの大ホールは、馬蹄形の客席を持つ本格的なオペラハウス。
こけら落としは8月29日で、出し物は、
サイトウキネン・フェスティバルのオペラ「ヴォツェック」(アルバン・ベルク作曲)である。
私はこの日までLAにいるので、残念ながらこけら落としはあきらめ、
1週間後の同じ公演のチケットを購入した。
※こちらも参考に
さて、伊東氏が設計する、斎場を含む墓地公園。
市長の講演時に、プロジェクターでパースが映し出されたが、よく見えなかった。
どんな斎場や公園になるのか、
不謹慎な言い方かもしれないが、胸がふくらむ。
実はこの街には、Richard Rodgersの設計した「テクノプラザ(PDF)」という建築がある。
見事な曲線美のルーフには、ため息が出るばかり。
この世界的建築家の作品、もっと自慢していいのに、だれも何も言わない。
なんでだろ〜、なんでだろ〜
ともあれ、建築大好き少年にとって、巡礼地となりうる建物が、
数年のうちに、またひとつ完成することになる。
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何を隠そう、今までマッサージを受けたことがなかった。
体にコリや痛みがないわけではないが、
あえてマッサージを受けに行こうとまでは思わなかった。
ところが最近、肩こりがひどくなり、知人の紹介で初めて行ったところが「リフレッシュプラザ」。
若い女性がオーナーで、3軒の店舗を持っているという。
私が選んだのは、スポーツショップ「ヒマラヤ」内。
受付を済ませた後、個室で着替える。
最初に、お湯の中に足を漬けて保温と殺菌。
ていねいにタオルでふいてもらい、個室に移動。
ここで、あお向けに寝て、足裏マッサージを受ける。
台湾式なので痛いかもしれませんよ、とのことだったが、我慢できないほどの痛みはなかった。
次に、うつ伏せになって全身のマッサージ。
気持ちが良くなってうとうとし、いつの間にか寝てしまっていた。
そんなわけで、1時間のマッサージはあっという間に終了。
ただ、一時的に肩が軽くなったものの、肩こり自体は今も続いている。
しょせんマッサージは対処療法で、
運動するなど根本的に生活習慣を変えないと良くはならないのかもしれない。
あるいは、この程度の肩こりならマッサージを受けるほどではないのかも。
とにかく初めての経験だったので、よく分からないというのが本音だ。
もう一度行くかと聞かれれば、もっと肩こりがひどくなるとか、
あるいは足に疲労がたまってきているときなら、行こうと思うだろう。
今の状態であれば、マッサージを受けるほどではないのかなと。
さてこのお店の印象だが、清潔感がただよう店内で、スタッフの対応もとても気持ちが良い。
女性の顧客が多いのも理解できる。
60分のマッサージを受け5,000円なら安いと感じた。
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「死ぬほど好きな曲」と題して5曲を挙げてきた。
でもこれ以上死ぬのはイヤになったから、
この縁起でもないタイトルを変更することにした。
「千夜千曲」
名前のとおり、好きな曲を1,000曲紹介していこうと思う。
1日1曲として約3年。
続くだろうか、ちょっと心配・・・
というわけで、今まで掲載してきた5曲と、
ワルツ関連などと称して掲載した4曲の後に続く、記念すべき「千夜千曲<10>」は、
岡林信康の「あの娘と遠くまで」。
アルバム「金色のライオン」の1曲目に収録されている。
岡林には多くの名曲がある。
例えば、第2回中津川フォークジャンボリーのライブアルバムで聴ける「私たちの望むものは」は、
フォークロックの名曲であるとともに、歴史に残る名演である。
このときバックを務めていたのは、はっぴいえんど。
後に、日本のロック&ポップスを語る上で、重要な位置を占めることに4人によるユニット。
バンドの重厚なサウンドを向こうに回した、10分以上にわたる岡林の絶唱を、
当時は何度も繰り返し聴いた。
涙したこともあった。
しかし「私たちの望むものは」ではなく「あの娘と遠くまで」を選んだのは、
メッセージソングよりも純愛ラブソングが、私は好きだということに尽きる。
私は高校時代から、そんな軟弱なヤツであった。そして今でも。
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July 26, 2004
ボブ・ディランの曲から1曲だけ選べというのは難しい。
もちろんそれは、The BeatlesやThe Rolling Stonesでも同じであるが・・・
そんな中で選んだ「I Want You」。
ディランの、いやロック史上に残る傑作アルバム「ブロンド・オン・ブロンド」の1枚目のB面1曲目。
そう、このアルバムは、当時としては珍しいLP2枚組であった。
高すぎて中学生の私は購入できず、代わりに4曲入りシングルというのを買った。
サイズはシングル盤と同じ、ジャケットもLPと同じで、
A面に2曲、B面に2曲の計4曲が入っている。
価格はシングルよりちょっと高い程度で、LPよりずっと安い。
で、「I Want You」。
イントロで流れてくるのはディランの下手なハーモニカ。
そして、とても心を込めて歌っているとは思えない、あの投げやりな歌が聞こえてくる。
何でもない曲といわれればそのとおりだが、
ディランの歌う「I Want You」のリフレインが、当時中学生の私には、ぐっと心に響いた。
「ブロンド・オン・ブロンド」は名曲ぞろいだ。
「Just Like A Woman」「The Memphis Blues Again」「Rainy Day Women」などなど。
でも1曲というなら、このシンプルなラブソングを選びたいと思う。
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July 25, 2004
ミニストップのデザートは季節ごとに変わっていくが、夏は「ハロハロ」に限る。
今シーズンはピーチオレンジが新登場。
この寝苦しさは当分続くと思われるので、
夜な夜な、ミニストップに足を運ぶことになりそうだ。
ところで今日、初めて食べたのは、パフェシリーズの「トロピカルマンゴー」(294円)。
生マンゴーがたっぷり入っており、
ミニストップ自慢のソフトクリームとマンゴーソースが絶妙。
恥ずかしながら、私、これまでマンゴーとパパイアの区別がつかなかった。
早速、GOOGLEのイメージ検索で写真を探してみた。
果実は同じような色でよくわからない。
うーん、分かったのは、皮の色が違うことだけ。
まあ、今日、口に入れたのがパパイアであることだけは理解したつもりだ。
ところで「パパイア」でイメージ検索したら、
「パパイア鈴木」のむさ苦しい顔写真やイラストがいっぱい出てきて苦笑。
追伸
その昔、カネボウ化粧品のCMソングで「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」
というのがあった。
パパイアとマンゴーは何となくイメージが一致するけど、
キウイってちょっと仲間外れのような気がする・・・
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「オリガ・モリソヴナの反語法 」を読了。
タイトルを見て、この小説を読んでみたいと思う人がどれくらいいるだろうか。
たぶんほとんどの人が、引いてしまうのでは。
それどころかタイトルからは、小説であることさえ分からないかもしれない。
40代の主人公(モデルは明らかに作者の米原万里、本人)が、
少女時代を過ごしたプラハのソビエト学校で知り合った個性的な二人の教師。
二人がスターリン時代をどのように生き抜いてきたのか、
主人公は30年後にロシアを訪れ、関係者に話を聞きながら、その謎を解いていく。
次第に浮かび上がる驚がくの事実、そして想像を絶するロシアの歴史・・・
私は昔からソ連、ロシアの歴史が苦手であった。
地名や名前が覚えられなかった。
そして高校1年の夏、英語の宿題として出されたのが
オーウェンの「ANIMAL FARM」の原作。
これが苦手に拍車を掛け、以降、ロシアの歴史はもとより、
ロシア文学にも関心を持つことはまったく無くなった。
この小説はミステリータッチで描かれているが、謎は1つだけではない。
いくつもの謎が組み合わさっており、読者をどんどん引き込んでいく。
次々に登場する人物の描写も実に巧みで、飽きさせない。
そしてスターリン体制、その粛清の現実など
私が避けていた旧ソ連の歴史を学ぶことが出来た。
前作の「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」は、
作者の実体験をつづった感動的なノンフィクション。
「オリガ・モリソヴナの反語法 」のストーリーも似てはいるが、
明らかにノンフィクションである。
作者は、フィクションで書ききれなかったことを、
今回の作品で読者に訴えたかったのであろう。
国家とは、愛国心とは何かを考えさせられる2冊である。
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July 24, 2004
胃カメラによる、胃の検査を受けてきた。
これで4年続けて、この検査を受けていることになる。
職場の定期検診でも、胃検診がメニューにある。
これはバリウムを飲んで、レントゲン検査するもの。
私はバリウムが苦手なため受診を拒否している。
味がついて昔より飲みやすくなったとはいえ、私には苦痛である。
それに検査後、口の周りが白くなるのが何とも間抜けに見えるのがイヤだ。
代わりに、別の日に行きつけの胃腸科で胃カメラの検査をしている。
最初は口から食道、そして胃へ内視鏡を入れるのに違和感があった。
しかし慣れてしまえば、あのバリウムを200ccも飲むより
ずっとラクチンである。
レントゲン検査で、何か異常が認められた場合、
結局、胃カメラを飲むことになる。
それにレントゲンでは見落とす可能性も低くはない。
その点、胃カメラはポリープや腫瘍を確実に見つけてくれる。
で、今日の結果だが、ポリープなどはまったく問題なし。
ただし、食道が炎症を起こしているので、薬をもらって帰ってきた。
レントゲンでは食道の炎症はわからなかっただろう。
というわけで、年1回の胃カメラ検査は、
これからもずっと続けていこうと思う。
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July 23, 2004
カウンターに6人、テーブル席に8人が座れるだけのこぢんまりとした鉄板焼きの店。
この手の店によくある、汚らしさはまったくない。明るく清潔である。
体格のいいママが一人で調理する料理はどれもうまい。
特にお好み焼きが絶品で、最後にこれを食べてからでないと帰れない。
私はミックスチーズのお好み焼きを注文するのだが、
イカ、エビなどの魚貝類がいっぱいで、
一人や二人ではとても食べきれないボリューム。
今夜は6人で分けて食べた。
おいしいだけでなく、リーズナブルなのもうれしい。
場所は、岐阜市役所南庁舎西、おじお家具の北あたり。
所在地はわかりづらいので、
探すのは、苦労するかもしれない。
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July 22, 2004
曲は天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスによるスケールの大きいベースソロから始まる。
印象的なベースライン、次第にからんでいくジョー・ザビヌルのキーボードと
ウェイン・ショーターのサックス。
まくし立てるようなピーター・アースキンのドラムス。
このあたりの曲の展開が、実にスリリング。
ジャズ・フュージョン・グループ、ウェザー・リポートの「バードランド」。
名盤「ヘビー・ウェザー」の1曲目を飾っているが、
私のお気に入りはライブアルバムの「8:30(エイト・サーティ)」。
ここでのジャコの演奏は神がかっている。
グループは、ジャコ・パストリアス、ドラムスのピーター・アースキンが抜けた後、
ヴィクター・ベイリー、オーマ・ハキムが加入。
当時、このメンバーでの来日公演を見た。
中核的存在のジョー・ザビヌルとウェイン・ショーターは健在で、
バードランドも演奏した。
しかしジャコ在籍中の、あのわくわくするような躍動感からはほど遠かった。
グループは死に体であった。
しばらくして、グループは解散。
そして、ソロ活動をしていたジャコは解散の翌年、この世を去った。
なんと35歳の若さであった。
80年代に入り、マンハッタン・トランスファーがこの曲をカヴァーして大ヒット。
斬新でかつ完成されたコーラスワークとアレンジは、この曲に新たな生命を吹き込んだ。
ジェイ・グレイドンによる見事なプロデュースであった。
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July 21, 2004
学生時代、いつも朝一番に聴いていた曲が
ケニー・ロギンスとスティーヴィー・ニックスの
「Whenever I call you "Friend"」(二人の誓い)。
二人のさわやかなハモりから始まるアレンジが、実にかっこいい。
眠気冷ましにもぴったりの1曲。
ケニー・ロギンスはソロ活動をする前、ジム・メッシーナと組んで、
「ダニーの歌」「プー横丁の家」などのヒット曲を連発。
一躍、人気男性デュオとなった。
解散後、ジムが鳴かず飛ばずだったのに対し、
ケニーはシンガーソングライターとしての才能が開花した。
この曲や、ドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルドとの共作
「What a fool believes」(グラミー賞受賞!)、
さらには「Wait a little while」などが入ったアルバム「Nightwatch」は、
70年代を代表するポップアルバム。
スティーヴィーは、当時、人気絶頂だったロックバンド、
フリードウッド・マックの妖精。
ちょっと投げやりなヴォーカルが魅力だ。
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July 20, 2004

やってきました、芝刈りの季節。
わが家には直径10メートルの円形芝生広場がある。
冬場は手が掛からないが、春先から秋にかけては、
芝刈りというやっかいな作業が待ち受けている。
本来ならこの時期は、毎週芝を刈らなければならないのだそうだ。
なまくらな私は、多い月で2回程度、
面倒になって1カ月以上放っておくことも少なくない。
刈る間隔が空くと、芝の丈が伸びすぎて刈りにくくなる。
早ければ1時間半程度で終わる作業が、1時間以上余分に掛かってしまう。
この時期はいくら早朝や夕方でも、気温は30度近く。
炎天下、蚊と格闘しながらの、厳しい作業だ。
この芝刈りのために購入したのは
「電動芝刈り機」「電動バリカン」「電動バキューム」の電動3兄弟。
主役は芝刈り機、際刈りのため使うのがバリカン、
そして、刈り取った芝を吸い取るのがバキュームである。
わが家の芝生広場にはフラットな円形の芝生の周りを取り巻くように、
高さ1メートルほどの法面があるが、ここが刈りづらい。
芝刈り機を斜めに押し進めていかなければならない。
力もコツも必要となる。
今年は雨量も多く、芝生の生長は例年以上。
2週間ごとに刈るように心掛けよう。
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NHK、朝のニュースで知った。
あの、蝶のように舞う指揮は映像でしか見られなくなった・・・
合掌。
ここ
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July 19, 2004
邦題に惑わされてはいけない。
「ウォルター少年と、夏の休日」
だれがこんな陳腐なタイトルを付けたのか。
原題は「SECONDHAND LIONS」、
中古のライオンたち、と訳せばいいのだろう。
昔、中古車のことを「セコハン」と呼んでいたことがある。
そのセカンドハンドである。
「シックス・センス」や「A.I.」のハーレイ・J・オスメント扮するウォルター少年を
主人公に据えたようなタイトル。
そのほうが宣伝しやすかったのだろう。
しかし、明らかに二人の老兄弟が主人公。
そう、中古のライオンたちだ。
ハリポタ、スパイダーマン2など夏休みの超大作の中に埋もれてしまうには
あまりに惜しい珠玉の名作。
ネタばれになるので、多くは語らない。
見るべし。
評価は☆☆☆☆☆の満点。
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理由もなく、とにかく「ほしい!」と思うものがときどきある。
今は7月24日に発売される「iPod mini」。
HDD搭載の携帯型音楽プレーヤーで、
すでにヒット商品となっているiPodの弟分。
iPodは今年初めに購入し、肌身離さず持ち歩いている。
15Gと一番安いタイプだが、私にはこれでも十分だ。
操作性は、決して良くはない。
しかし慣れてしまえば苦にはならない。
何より、うつくしい。
見ているだけで幸せな気分になれる。
それとは別に、今はminiもほしい。
約100グラムと、携帯電話より小さいというコンパクトさがいい。
amazon.co.jpでも、予約も殺到しているようだ。
購入しようか迷っている間に、
新しいiPodが近日中に発表されるという情報が入ってきた。
どんなものか確認してから決断することにしよう。
グリコが、iPod miniが1,000台当たるキャンペーン中。
いつも噛んでいるノンシュガーガムを、
ロッテのキシリトールガムから、グリコのポスカムに換え、
せっせと「glicoマーク」を集めている最中。
14枚で1口の応募ができる。
しかし14枚って、どこから出てきた数字なんだろう・・・
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July 18, 2004
レイトショーで「スパイダーマン2」を見てきた。
スピード感あふれる映像に、主人公ピーターのMJへの揺れる恋心、
コミカルな場面もちりばめられ、時間を忘れさせてくれる、極上のエンターテイメント。
言わずと知れたアメリカン・コミックが原作だが、
人間くさい、ヒーローらしくないヒーローとして、スパイダーマンは描かれていた。
主人公ピーターが、スパイダーマンをやめようと思ったとき、場面は急転し、流れてくる音楽は
なんと、映画「明日に向かって撃て」にも使われた
バート・バカラック作の名曲「雨に濡れても」。
なぜここで、と思いながらも、印象的な場面であった。
ピーター/スパイダーマン役のトビー・マグワイアは、
今年初めに見た「シービスケット」でも好演。
しかし、こちらが当たり役になりそう。
彼なしでは、もはやこのシリーズは成り立たない。
映画では「3」への導入部分もあり、一刻も早く次作を見たい気分に駆られる。
これぞハリウッド映画、だれにでも勧められる娯楽作品。
私の評価は5段階で☆☆☆☆
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July 17, 2004

CAMPER(カンペール)はスペインのシューズ専門ブランド。
私の最近のお気に入りである。
主にレザーのスニーカー、サンダルを扱っており、
何よりも色合いが抜群にしゃれている。
また、見た目以上に履きやすい。
甲のあたりに余裕があって、長く履いていても疲れない。
なかなか良くできた靴である。
流行したのは数年前だが、その履き心地を知って
今でも買い続ける人は少なくない。
ちょっと高価なのと、この地方では扱っている百貨店が少ないのが難点。
ウェブサイト(英語またはスペイン語)もクールだ。
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今回のライブはファンクラブの会員限定。
クラブのチケット規約により、会員本人しか入れないことになっていた。
チケットと会員券そして本人を証明するもの、
例えば運転免許証とか保険証などの
3点セットで本人と確認するまで、入場が許可されなかった。
つまり、3点セットに明記してある氏名が一致していることが絶対条件。
これが一致しなかったために入場できなかった観客は東京では100人以上。
主催者側の弁護士や警察まで巻き込んで大混乱だったという。
友達から譲ってもらったというのではダメ、
家族であってもダメだというのだ。
思い返せば、日韓W杯でも本人以外には入場できないという条件だったが、
チェックはまったくなかった。
大きなキャパシティのスタジアムでは、現実問題として、
すべてをチェックすることは人的にも、時間的にも不可能であろう。
しかし規模の小さいセンチュリーホールでは厳しいチェックがあって、
本人を証明するものを忘れた場合、
用紙に、会員番号、住所、氏名、電話番号、生年月日、会員になった年月を書かせ、
パソコンで照合し、正しければ、やっと証明書を発行してもらえ、
入場できるという徹底ぶりだった。
記入内容がひとつでも間違っていたら、その時点で入場は断られる。
ここまでする必要があるのだろうか疑問に思った。
7月19日に有明で開催されるサザンのシークレットライブ。
テレビで生中継されるため、厳密にいえばシークレットではないが、
これも会員限定で、高倍率の抽選に当たった会員だけが入場できる。
このシステムがおもしろい。
申し込みときに、行く人の顔写真を貼って応募する。
当選した場合、現地で顔を確認し、本人であれば7,000円の入場料を払うというシステム。
オークションに転売することを目的のえせ会員を排除するため、
主催者側はいろいろ考えているようだ。
ただ、こういったファンの囲い込みが、
ファン予備軍を遠ざけていってしまうのではないかと心配する。
CCCD問題と何か通じるものを感じてしまう。
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ライブはおみやげ付きであった。
入り口で30センチ角のトートバッグを手渡された。
中身はTシャツ、バンダナ、写真集、ミニクッション、
バッグも含めれば5点の豪華なセット。
チケットが10,000円と比較的高価であったが、これなら十分満足できる。
ただ、MISIA自身がデザインしたテントウ虫は下手っぴいで、
このバッグを持って、あるいはTシャツを来て街を歩くのはちょっぴり恥ずかしい。
記念品としてタンスの奥にしまっておくことになりそうだ。
ヤフオクを見たら、早速、出品している人が何人もいた。
3.000〜4,000円で落札。
この内容なら、まあ適正な価格かもしれない。
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ハッピーエンドではないけれど、ちょっぴり幸せな気分にさせてくれる、
それが、重松清の小説の特徴といえる。
その、ちょっぴり幸せな気分を味わうため、
ついつい彼の本を手にとってしまう。
私と同世代であることも、作品に共感を覚える理由のひとつ。
彼はわれわれの世代を代弁する一人だと思っている。
「卒業」は学校を卒業することではない。
主人公は皆、何かしらの重荷を背負いながら生きている。
その重荷が解けたときが作者の言う、卒業なのである。
「人生は思いどおりにはいかないけれど、
さあ、前を向いて、歩いていこう」
何でもない言葉に、つい涙してしまう。
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July 16, 2004
MISIAの会員限定プレミアム・ライブを名古屋国際会議場センチュリーホールで見てきた。
1階の30列目、ホールではそれほどいい席とはいえないが、
ドーム公演のことを考えれば上々の席。
MISIAに手が届きそうなくらい近く感じた。
1曲目は、発売されたばかりの「名前のない空を見上げて」。
東京公演では、作曲の玉置浩二がゲストで登場したようだが、
名古屋ではMISIAが一人で堂々と歌い上げた。
この名曲を、生で聴ける喜び・・・
今夜の公演は2時間半あまりで16曲を熱唱。
以下のセットリストを見れば分かるが、ヒット曲はほとんどない。
今までのライブであまり歌ったことのない曲を中心に選曲したとのこと。
聴き(聴かせ)どころは、大好きな先輩たちの曲をカバーした3曲。
「生涯の恋人」はDCTの吉田美和がソロアルバムで歌ったらしい。
私は初めて聴いたが、しっとりとしたいい曲だった。
カバーの2曲目は藤井フミヤの大ヒット曲「TRUE LOVE」。
フミヤとは違う、ソウルフルな歌いっぷりに、目頭が熱くなった。
3曲目の「夏の終りのハーモニー」は井上陽水と玉置浩二がデュエットしてヒットした、
私もカラオケでよく歌う曲。
MISIAは、事務所の後輩という若い女性シンガーとデュエット。
この曲が聴けるとは・・・感涙・・・
ちっちゃくて、かわいいMISIAは、全身を使って歌う。
それにしてもあの圧倒的な声は、どこからあふれ出てくるのか。
ただただ、感心するばかりである。
MCだけを見ていると、ほんと、どこにでもいるような女の子なのに、
歌うとすごい!このギャップがMISIAの魅力のひとつだ。
「Everything」も「つつみ込むように」も歌われなかった。
しかし、ファンには十分に楽しめる、心に残るライブだった。
生MISIAと次に会えるのは、年末だろうか。
SET LIST
01 名前のない空を見上げて
02 sunshine
03 diamond
04 little rose
05 key of love
06 アツイナミダ
07 恋唄
08. 生涯の恋人(吉田美和)
09. TRUE LOVE(藤井フミヤ)
10. あの日のように
11. 夏の終りのハーモニー(井上陽水&玉置浩二)
12. believe
13. eyes on me
14. in my soul
(encore)
15. 赤い命
16. song for you(新曲)
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July 15, 2004

サッカー五輪代表の試合を、豊田スタジアムで見てきた。
生の観戦は、昨年12月の名古屋グランパスvs東京ヴェルディ以来のこと。
あのときは積雪があったため、雪かきでキックオフが2時間遅れ、
しかも試合途中で再度、雪が降り始め、後半からは吹雪くという最悪のコンディションであった。
今日は正反対、高い気温、湿度との戦いであった。
内容は低調だった。
結果は0-1で日本の負け。
失点は、前半終了間際にGK曽ケ端がキャッチミスしたもの。
お粗末としか言いようがない。
この試合は、16日に行われる代表メンバー最終選考の直前の試合のため、
もっと熱い戦いが繰り広げられるのかと思ったが、期待はずれに終わった。
目立った選手は、後半から出場した平山か。
彼が、特にポストプレイで攻撃の軸になっていた。
オーバーエイジで小野が合流することになれば、もっと別の攻撃パターンが見られるだろう。
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July 14, 2004
3拍子でお気に入りの曲の続きを。
地元出身の演歌歌手、舟木一夫の隠れた名曲「夕笛」。
舟木一夫といえば「高校三年生」「銭形平次」があまりに有名だが、
夕笛や、センチメンタルボーイなどが、通好みといえよう。
ヒットしたのはたぶん小学校低学年のころ。
当時、お大尽だったわが家には、
プレーヤーからスピーカーまで一体化した家具調の立派なステレオセットがあって、
父や母が、ヒット曲のシングルレコードを買ってきていた。
今でも思い出すのは、このステレオセット、
レコードを何枚か重ねて、連続プレイ(ヘンな言葉?)が出来るようになっていた。
1枚聴き終わるごとに新しいレコードが古いレコードの上にストーンと落ちてくる。
その間、レコード針のついたアームは、自動で上下左右に動くようになっている。
それはともかく、夕笛、どうしてこんなに印象に残っているのか不思議。
当時、それほど聞き込んだわけでもないし、その後、聴いた覚えもない。
それでも、死ぬほど好きな曲にエントリーするのだから、
よほど幼少の私の琴線に触れた曲なのだろう。
今でもカラオケに行けば、たぶんすぐに歌えるはずだ。
「〜き〜みなけば〜、わたしもないた〜」
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またまた、ローカルネタ・・
レストラン「桜坂」は、岐阜県揖斐郡の池田山中腹にある。
どうしてこんな場所にこれだけの店がと、だれもが驚く。
カウンターばかり12席のこじんまりとしたお店。
しかし本格的なフレンチ懐石を食べさせてくれる。
シェフは、若くして長良川ホテルの料理長まで務めたことのある人。
味は保証付きだ。
ここのメインディッシュは、眼下に望む夜景かもしれない。
岐阜市周辺の街の灯り、ライトアップされた金華山と岐阜城が遠くに見られる。
昼間、空気の澄んだ日には、名古屋のJRセントラルタワーズが見えることもあるという。
ご希望の方には、双眼鏡も貸し出される。
これで、名古屋空港を離発着する飛行機を見ているのも、なかなか楽しい。
団体で訪れるのは御法度。
多くても4人まで、できれば2人で訪れ、雰囲気を味わいたい店だ。
言うまでもなく、要予約。
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July 13, 2004
聖徳大学の岐阜キャンパス近くにある料亭「稲穂」。
のれんがなければ、料亭だとは気づかないであろう。
岐阜には珍しく、一見さんお断り風の店構えだ。
この3月にオープンしたばかり、店内は檜のにおいが心地よい。
個室ばかり3部屋で、プライベートが守られているのはうれしい。
カウンター席もあって、ご主人との料理談義も楽しめるとのこと。
さて料理だが、奇をてらった創作料理は出てこない。
オーソドックスではあるものの、
厳選した食材と凝った器に、ご主人の趣味の良さが表れている。
この時期だと、コースによっては長良川の天然鮎が味わえる。
あまり人には教えたくない、隠れ家にしたいような名店。
昼も営業しており、4,200円〜でここの料理が味わえる。
これはお得。
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3拍子でお気に入りの曲を、もう1曲。
英国のシンガーソングライター、キャット・スティーヴンスの「雨に濡れた朝(Morning Has Broken)」。
朝のイメージにぴったりで、コーヒーのCMに使われたこともある。
印象的なピアノによるイントロ、それに続くキャットの優しげな歌声は、今で言う癒し系だ。
キャットは70年代に次々とアルバムを発表、
しかし突然、音楽活動をやめ、宗教の世界に入っていった。
今は何をしているのかわからないが、この曲を聴くたびに心を洗われるような気分になるのは、
彼のそういった活動と無縁ではないような気がする。
私事ではあるが、今を遡ること16年。
結婚披露宴のときのBGMはすべて私自身が選曲したのだが、
この曲は、お色直しで新婦が入場するときに使わせてもらった。
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先日、車を修理に出したときのこと。
待ち時間にコーヒー(もちろんディーラーのサービス)を飲んでいると、
案内のうつくしい女性から「どうぞ、ご覧ください」と、パンフレットを手渡された。
“BMW Friend-to-Friend Program”
あなたのお知り合いをご紹介ください。
その方が成約された場合、あなたに賞品をプレゼントしますよ、というサービスらしい。
これが、なかなか豪華な賞品なのである。
例えば、ゼロハリバートンのアタッシュケース、バカラのベース(花瓶)、
ゲラン・ショップでのトリートメント・コース3回分、などなど。
約7、8万円分の賞品が並んでいる。
ただしこれは6、7シリーズを購入した場合。
車両価格は10,000,000円以上になるはず。
安い3シリーズだと賞品は、同じブランドでこの3分の1ほどになる。
それでも、なかなか魅力的なラインナップ。
もうひとつ。
今年中に5台以上の成約があったら、もれなくドイツ旅行のご招待!!
最新のパンフレットをたくさんもらってきたので、せっせと勧誘することにしよう。
希望者は連絡くださ~い。
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July 12, 2004
職場までは毎朝、自家用車で出勤しているが、
同じ交差点で、私と同じ時間に、同じ方向で渋滞に巻き込まれる車がある。
向こうはどうか分からないが、私は気になって仕方がない。
この20代の女、いつも車内で喫煙している。
それだけなら何も言わない。
自分の車の中でいくら煙草を吸おうが、知ったことではない。
問題は、女が吸い殻を車の窓から投げ捨てること。
毎日のようにその瞬間を目撃している。
車を降り、「落とし物ですよ」と優しく声を掛け、
吸い殻を車内に投げ返してやろうと、何度、思ったことか。
小心者の私は、いつも、火がついたままの吸い殻をじっとながめているだけ。
しかし、腹の中は煮えくりかえっている。
あずき色のダイハツ、オプティ、
「てめーだよ!ばーか、道路は灰皿じゃねえんだよーーー!!」
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July 11, 2004
うーん、困った小説だ。
昂一、絹子夫妻と絹子の親友、由香里の三角関係を描いているが、
主人公は女性二人であろう。
二人の過去を、昂一が徐々に明らかにしていく。
このあたりはミステリータッチで、心地よく読むことができた。
ただ、霊能力が出てくるくだりからは、ちょっと勘弁してくれよな、と言いたくなる。
白石一文の小説はテンポがいいので読みやすいし、読後感も悪くない。
タイトルも本の装丁も、毎回イカしてる。
しかし、この「見えないドアと鶴の空」に関しては、首をひねらざるを得ない。
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話題の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を見てきた。
特に見たいというわけではなかったのだが・・・
近くにTOHOシネマズがオープンし、
その評判のシートに、一度座ってみたかったというのが一番の理由。
ほかに何も見たい作品がなかったというのが次の理由。
さらには、前2作を見ているから、3作目も見ておこうというのが最後の理由。
いや、もうひとつあった。
ゲイリー・オールドマンが出演していること。
このシリーズは本作品に限らず、小説の方がずっと面白いという人が多い。
わが家でも私以外は、全員読んでいるが、同じことを言っていた。
どうも私にはストーリーがつかめない。
あまりに端折り過ぎている脚本が問題なのではないか。
ハリーの両親と周辺の人たちの関係も、なんだかよくわからない。
ちょっと消化不良ぎみ。
オールドマンは相変わらずいい演技をしていた。
ちょっと怪しげな役をさせたら、彼の右に出るものはいない。
エンドクレジットは楽しかった。
ジョン・ウィリアムスの作り出すファンタスティックな音楽は、いつものことながら素晴らしい。
「座布団3枚、やってくれい!」
ところで映画を見た後はいつも、星印で5段階評価をしている。
1つ星が最低で5つ星は最高傑作。
本作品は☆☆☆。
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MISIAの「名前のない空を見上げて」、伊藤咲子の「乙女のワルツ」と、
3拍子の名曲が続いたので、当分はワルツ関連で好きな曲を取り上げてみたい。
「フレンチ・ワルツ」は、アート・ガーファンクル(サイモン&ガーファンクルのリードヴォーカル)が、
アルバム「シザーズ・カット」で取り上げている、タイトルどおりの洒落たワルツの曲。
ほかにもニコレッタ・ラーソン、アン・マレーなどがカバー。
原曲はシンガーソングライター、アダム・ミッチェル作。
オリジナル・ヴァージョンは彼のアルバム”Red Head in Trouble!”に。
LPは国内盤が出ていたが、CDの国内盤に関しては、情報がないのでわからない。
学生時代、毎日のように聴いていたお気に入りの1曲である。
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数日前から、車のアイドリングが不調だったため、ディーラーに行った。
クランクケース・ベント・バルブとホースを取り換えた。
修理は、時間にして約20分ほどだったが、2万1,000円の請求。
2000年8月に購入したBMW318Touringはもうすぐ5年目に突入、
走行距離も55,000キロとなった。
無料保証期間は過ぎて、これからの修理は有償となる。
アクセルの引っかかりも気になっていたので、注油をお願いした。
詳しいことは説明を聞いてもよくわからなかったが、
本格的に修理をしようとすると5万円以上かかるらしい。
今のところ問題にはならないので、このままにしておこうと思っている。
これから、このペースで故障が続くと買い換えも考えなければ。
しかし、欲しい車種が思い浮かばない。
先日、VWのディーラーからぜひ新車を見に来て欲しいと何度も電話が入ったので
5代目GOLFを店頭で見てきた。
つり目の顔つきが好きになれない。
就職して最初に買った車が初代のGOLF、続いて2代目GOLFと、乗り継いできた。
(その後は、VOLVO240GLワゴンを経由して、現在の車)
GOLFには人一倍、愛着があるので、もっといいデザインを期待していたのだが、
今回は購入することはないだろう。
わが家のセカンドカーは現行のPOLO。
これは、発売になってすぐに購入した。
秀逸なデザインに引かれたのだが、ディティールの仕上げは、国産車にほど遠い。
ワイパーやパワーウィンドウなどで、何度もディーラーにクレームを付けているのだが、
ほとんど直っていない。
ドイツ車は所詮こんなもんなのかと、とあきらめている。
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July 10, 2004
ネット上をサーフィンしていて、偶然見つけたのが伊藤咲子の公式サイト。
まだ歌手活動しているのには驚いた。
先日、デビュー30周年記念のリサイタルを開いたばかりのようだ。
彼女の絶頂期は10代、その期間は短かったと思うが、発表する曲はどれも名曲ぞろいで
特に「乙女のワルツ」は70年代を代表する歌謡曲と言って過言でない。
ゆったりとした三拍子に、乙女心を歌った阿久悠の歌詞が乗っかる。
何度聴いても心地よく、そして胸がきゅんとなる曲である。
伊藤咲子は昭和40年代後半の人気テレビ番組「スター誕生」で発掘され、
アイドルとして「ひまわり娘」でデビュー。
以来、短い期間に前述の「ひまわり娘」「乙女のワルツ」そして「木枯らしの二人」などの名曲を
次々と発表した。
さて「乙女のワルツ」だ。
私が初めて聴いたのは、もちろん伊藤咲子が歌ったもの。
それから約10年後、再びこの曲に出会った。
シンガーソングライター、須山久美子の名古屋ライブでのこと。
しっとりと歌う彼女の声に、熱いものが込み上げてきた。
この曲は? 聴いたことあるけど・・・すぐに伊藤咲子の「乙女のワルツ」だと分かった。
その後も、車のCMに使われたり、
高橋クミコ(須山久美子とは別人)がライブで歌ったりして、
この名曲は、今に受け継がれている。
アイドルの歌った曲から1曲だけ選べといわれたら、
迷うことなく「乙女のワルツ」を選ぶ。
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July 09, 2004
2日前の「レコード洗浄機」の続き。
LPレコードをきれいにする方法で一番手軽なのは、水洗いをすることだが、
一番の難点は、紙のレーベルが傷んでしまうこと。
ところが、やはり世の中には同じことを考える人はいるものだ。
レーベルを濡らさずに洗うことのできる「レーベルカバー」というものが商品化されている。
ゴムのパッキンが付いたアクリルの円盤を3枚使い、レコードを挟み込むようにして、
レーベル部分に水が入らないようにする器具。
手間はかかるけれど、これなら大事なレコードを洗ってもいいなという気になる。
1セット4,200円と、たかが円盤2枚にしてはあまりに高すぎる。
もちろん、この商品がどれくらい売れるかを考えれば、単価が高くなるのは当然なのだが。
買うのはちょっと迷うところだ。
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7月7日に発売されたばかりのMISIAのニューシングルは「名前のない空を見上げて」。
作詞は自身、作曲は玉置浩二、意外なカップリングに驚く。
MISIA得意のミディアムテンポのバラードだが、これまで歌ってきた曲とは随分印象が異なる。
まさしく玉置の作品だ。
淡々とした三拍子の曲が次第に盛り上がっていき、
最後は圧倒的なMISIAの歌唱力が堪能できる。
サビでの玉置のハモりもなかなか。
NHK 連続テレビ小説「天花」の主題歌らしい。
この夏一番の心に染み入る名曲。
来週16日のライブ「名前のない音楽会」が楽しみだ。
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July 08, 2004

自宅から歩いて行ける距離に水族館「アクア・トトぎふ」がオープンする。
昨日、今日と内覧会が開催されており、招待券が手に入ったので出掛けてきた。
ここは海のない岐阜県らしく、淡水魚を中心とした水族館で、
世界の河川・湖沼に生息する魚類や両生類、動植物などを展示している。
魚類・両生類は約220種、2万5000点に上り、淡水魚水族館としては世界最大級という。
淡水魚と聞くと地味な、暗いイメージがあるが、実際はそうではない。
世界には色のきれいな魚、ユニークな形や生態の魚などがたくさんいる。
ここの目玉はメコン川流域に生息するメコンオオナマズ。
どんなごつい顔をしているのかと思いきや、凹凸がなく、つるんとしていてかわいい。
「癒し系」と言ってもいいくらいだ。
ナマズは見かけとは違い、とても神経質で、
メコン川から運ぶときにも、拒食症になって関係者を困らせたらしい。
今は、新しい水槽にも慣れ、元気な姿を見せてくれている。
海水魚に比べ淡水魚は、動きが鈍い。
言い方をかえれば、いつも悠然と泳いでいる。
アマゾン川に住むアロアナ、ピラルクーがいい例だ。
ぼうっとながめているのには、これくらいの動きがちょうどいい。
今までの水族館の機能に、教育とエンターテイメントの要素を加えた
新しい時代の水族館を目指すという。
たしかに、今までにない凝った展示が何カ所かあった。
この水族館、あまり期待していなかったのだが、
なかなか楽しめる、そんな印象を持った。
大人の入館料は1,400円、ちょっと高いか。
ただし、年間パスポートは2,800円。
最初、桁を間違えているのではと思ったが、これで正しいらしい。
早速、家族4人分を購入することにした。
正式なオープンは7月14日。
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July 07, 2004
デスペラードを初めて聴いたのは大学1年のとき。
本家イーグルスではなく、リンダ・ロンシュタットのカバー・ヴァージョンだった。
以来、だれが歌ったヴァージョンでも聴くたびに、胸が締めつけられるような感動をおぼえる。
今年はこの曲の当たり年かもしれない。
あの平井堅が、ビールのCMで歌い、
彼のヒット曲「瞳をとじて」のカップリング曲としてリリースされている。
公開中の映画「ホテル・ビーナス」ではエンディングに流れる。
歌っているのはKOKIAというシンガー。私は知らない。
今年はじめに見た映画「イン・アメリカ」(傑作!)では、
子役の女の子が学校の学芸会で、
この曲をアカペラで歌う感動的なシーンがあり、涙を誘う。
原曲はイーグルスのセカンドアルバムのタイトル曲。もう30年以上前につくられた曲だ。
今の時代に受け継がれ、しかもこれだけカバーされているのは
まさに名曲のあかしであろう。
ちなみにイーグルスは今秋、3度目の来日をする。
日本の5大ドームを制覇するツアーだそうだ。
初来日は武道館公演で、当時大学生だった私は
2回、会場へ足を運んだ。
最後にドラムスのドン・ヘンリー以外の全員が舞台で一列に並び、
TAKE IT EASY を歌ったことをよく覚えている。
ランディ・マイズナーはこのときメンバーとして来ていたのかなあ、
ちょっと記憶があいまいだ。
たぶんすでに離脱していたはず。
このイーグルスの公演前後に、彼の単独来日公演を中野サンプラザで見たような気がするから。
自信はないが・・・
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CCCDをコピーする方法についてネット上で調べていたら、
おもしろいものを見つけた。
「超音波レコード洗浄機」何ともレトロな名称だ。
ほぼ死語と化したLPレコードの大敵は、盤面に付く手あかやカビ。
これを超音波により取り去り、きれいにするとともに、音質も改善されるという。
簡単に言ってしまえば、メガネ洗浄機を大きくしたようなもの。
そもそもLPレコードをきれいにする方法はいくつかある。
一般的なのは、スプレー式のクリーナーでふき取る方法。
次に、水道水と中性洗剤でザバザバと洗い、布巾で拭いた後、乾燥させる方法。
こんな力わざもある。
木工用ボンドを盤面に塗り、乾燥してからボンド部分をめくる方法。
これは、女性の顔パックを想像してほしい。(参考)
一番の方法は、ゴミは取れても、カビなどは歯が立たない。
二番の方法、水洗いは、紙のレーベルが痛むだけでなく、乾燥させるのがとても面倒だったりする。
三番の方法は、盤面にボンドが残ると大変だし、ちょっと怖い。
ということで一番便利で理想的なのが、この洗浄機だ。
わが家には2,000枚近くのLPが眠っている。
プレーヤーもアンプも、最近は使ってないものの、たぶん稼動しそうだ。
もう一度聴いてみたいLPはたくさんあるし、
できればオーディオもすべて買い換えたい。
さらには、プラズマディスプレイを購入し、AVルームを整備するというのが私の夢だ。
まずは、今ある埃にまみれたLPをクリーニングし、整理し直すのが、当面の課題である。
そのためにも、この洗浄機、ぜひ欲しいと思って金額を見たら驚いた。
1台約10万円から20万円。
機能を見ると、ある程度の枚数を処理するためには上級機を買わざるを得ない。
もし2,000枚すべてを洗浄したら、1枚当たり100円で大したことないような気もする。
しかし1枚につき作業時間が2分で単純計算すると、計67時間。
さらには乾燥させるための場所や時間も問題となってくる。
室内で完全に乾燥させるまで最低30分から1時間。
となると、洗浄機の価格というより、作業にかかる問題が時間だろうか。
ともあれ、一度現物を見てみたいものだ。
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July 05, 2004
何ということだ、ギリシャが優勝してしまった。
1−0、まさに虎の子の1点を守り切った形だ。
徹底したマン・ツー・マンのディフェンスで我慢に我慢を重ね、
数少ないというか、たった一度のコーナーキックからのチャンスを得点に結びつけた。
お見事というほかはない。
しかし、この結果を見て、素直に喜べないのは私だけではないだろう。
ギリシャのスタイルは、はっきりいって、つまらない。
これからWOWOWやTBSでは総集編が組まれるであろう。
スペクタクルに満ちた、血沸き肉踊るドラマチックな試合はたくさんあったから、
それを見て、自分自身をなぐさめるとしよう。
EURO2004に関しては、これ以上書かないことにする。
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先月末、近くにダイヤモンドシティが誕生した。
KIRIO(キリオ)という名称でジャスコをキーテナントに、
さまざなま専門店が集まっている。
オープン早々に行きたかったのだが、
駐車場へ入るのに3時間待ちらしいという噂が流れたため、2週間ほど待ってみた。
ところがこの週末も大変な込みよう。
近くまで行ったら、「ここから3時間」のプラカードを持つアルバイトが立っていた。
裏道をぐるぐる回って、何とか40分ほどで駐車することができた。
ここ数年のうちに、私の自宅から半径10キロ圏内で、
大規模ショッピングセンターが続けてオープンしている。
特にダイヤモンドシティを含むイオングループは、
新旧合わせると3店舗も展開している。
当然、商圏が重なる地域が少なからずあって、私がいい例である。
便利なのはありがたいが、いつか共倒れになるのではと心配になる。
さてキリオをひととおり回ってみて感じたのは、
ファミリーをターゲットにしているのが顕著であることだ。
特に子ども服は充実している。
私的にうれしいのは、CDショップ「WAVE」が入店していること。
さらには雑貨の「ヴィレッジヴァンガード」「MUJI」、シネコン「TOHOシネマズ」もありがたい。
当分は楽しませてもらえそうだ。
この時期は無理だが、9月を過ぎて涼しくなってきたら
自転車で行ってみたいと思う。
キリオに向かう堤防道路が、ちょうどいいサイクリングコースになる。
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July 04, 2004
思うことがあって、最近、英会話のレッスンに通っている。
週1回、知人の会社の事務室に集まり、
ネイティブの講師を囲んでレッスンというより、雑談会という雰囲気。
参加者の一人がカシオの電子辞書をいつも携帯しているのを見て、どうしても欲しくなってしまった。
ヤフオクやらヤフショップ、楽天、あるいは電子辞書専門のサイトなどでいろいろ調べた結果、
セイコーインスツルメンツのSR-T7000の新品を2万円ちょっと、定価の半額以下で購入。
今は常時携帯し、仕事中は机上に置き、ことあるごとに使用、重宝している。
特にジャンピングという機能は便利であるだけでなく、
使うことが楽しくなってくる。
使える辞書はジーニアス英和、リーダーズ英和、オックスフォード英英、コンサイスオックスフォード英英、
広辞苑、漢字源、カタカナ語辞典など。
英和、英英ともに2種類入っているのが、この機種を選択した一番の理由だ。
またTOEICテストボキャブラリーや同テスト英文法・語彙問題集もありがたい。
先週から使い始めているが、もう手放せないでいる。
どうしてこの機種を選んだのか。
何よりもうつくしい。
閉じると、ゼロハリバートンのようなシンプルなデザイン。
フタを開けると、フルキーボードになっていて、
少々小さめであることを我慢すれば、入力もまったく苦にならない。
電気店で各社の電子辞書に触れてみたところ、
一番使いやすかったのは、正直言ってカシオとシャープ。
しかし持つ喜びを味わえるのはセイコーであった。
iPodを購入したときのポイントも、この「持つ喜び」。
ほかに選択肢があるなかで、iPodの美しさ、機能美は群を抜いていた。
美しいモノをみると欲しくなってしまうのは、
私の持って生まれた性癖と言ってもいいかもしれない(笑)
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夕方から、宮川彬良(あきら)&アンサンブル・ベガのコンサートに出掛けた。
宮川氏は有名な指揮者兼作曲家の宮川泰のご子息で、
最近はNHK教育テレビで、毎夕、「クインテット」という番組に出演している。
ちなみに、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」を作曲したのは泰氏であることが
今日の彬良氏のMCでわかった。
コンサートは、クラシック半分、ポピュラー半分という内容で、
彬良氏の語りもおもしろく、クラシック初心者、子どもなど、
だれでも楽しめるものとなっていた。
二部構成で、後半には地元の中学生約200人が舞台に登場し、
彬良氏がこの日のために作曲した新曲を全員で合唱した。
(正直言って、あまりいい曲ではなかった)
地元の市が主催する公演で、前売り発売当初は売れ行きが悪く、
市の幹部は5枚ずつ買わされたらしい。
ところが今日、会場へ行ってびっくり。
前売り券完売のため、当日券は出ないとこのと。
そんなばかな!
数週間で、そんなに売れるものだろうか。
会場に入り、第一部が始まっても、空席が目立ち、
結局、終演まで満席にならなかった。
チケットを買ったけれど会場には来なかった人が多かったのか。
実はチケット、まだまだ余っているけど、
見栄を張って完売と虚偽の掲示をしているのではないかと疑ってしまう。
会場には自家用車で行った。
近くの駐車場はすぐに満車になり、徒歩10分以上かかる臨時駐車場にとめた。
ボランティアが駐車場内の誘導をしていたが、
よくみると、A市議が大汗をかいて、ボランティアに精を出しているではないか。
そうか、市議会議員選挙は来年早々。
そろそろ活動開始といったところか。
動機が不純だぜ。
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ASHFORDの5穴システム手帳を購入した。
手帳としてではなく、クレジットカードケースとして使うことにしている。
これまで使っていたカードケースはビニールのAfternoon tea製。
7、8年前に購入したもので、人に見られたら恥ずかしいくらいぼろぼろだ。
ずいぶん前から、新しいものを探していた。
条件としては、皮製であること、カードが10枚程度入ること、
あまり大きくないこと(カードより少し大きい程度)など。
結局、適当なカード専用ケースは見つからなかったため、
システム手帳のカバーと、ビニール製のカード入れのリフィルを6枚購入、
クレジットカード専用ケースとした。
実は以前、TUMIから専用ケースが出ていた。
しかし、いつの間にか製造中止に。
ネットオークションで、ずっとチェックしていたものの、
一度も出品されたところを見たことはない。
というわけで、今日から新しいカードケースを使っている。
ラムスキンのなめし皮は、触り心地も最高。
カード専用として使うには惜しいくらいだ。
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July 03, 2004
蜷川幸雄演出によるギリシャ悲劇「オイディプス王」のアテネ公演が
同市内の野外劇場で始まったというニュースが、
ネットや新聞などで大々的に報道されている。
もちろん五輪がらみのイベントである。
同じ芝居を2カ月前、オーチャードホールで見た。
開幕したばかりで、見どころであり聞かせどころでもある
20人のコロス(群唱隊)の出来が今ひとつであった。
ユニゾンで語る台詞の部分が、合っていなかったため、大変聞きづらかった。
その後、公演を重ねるごとに完成度を増し、
格段に聞きやすくなっていったようだ。
この芝居、主演が野村萬斎と麻実れい、
音楽と舞を担当したのが東儀秀樹というように、
スタッフ、キャストともになかなか豪華。
もちろんチケットは完売で、当日券もごくわずか販売されているだけであった。
会場内は9割が女性で、多くが萬斎ファンという雰囲気。
ときどき私より年上の同性を見つけると、何となくほっとしたものだ。
アテネでは、4000人収容の野外劇場で3日間の公演。
チケットの売れ行きは良いそうだ。
ユーロ2004でのギリシャの快進撃で、国民はテレビに釘付けのはず。
芝居を見ているような余裕があるとはどうしても思えないのだが、
それだけ蜷川の人気がすごいということだろうか。
そう信じたいものだ。
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July 02, 2004
またもや早起きできず、この好ゲームをリアルタイムで見損ねた。
深夜3時45分キックオフのギリシャVSチェコ。
TBSの朝の番組で結果を見てびっくり。
なんと1-0でギリシャがチェコから勝利をもぎ取ったのだ。
詳細は分からない。
今夜のリプレイが楽しみだ。
これで決勝は今大会の開幕ゲームと同じ顔合わせに。
こんなことって、今までにあったんだろうか。
1-2で敗れたポルトガルにしてみれば、願ってもない相手。
これで開催国ポルトガルが優勝し、大いに盛り上がって大会は幕を閉じる。
あまりに出来すぎたシナリオだが、これ以上、想像するはやめにしよう。
あとは決勝のキックオフを待つだけだ。
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July 01, 2004
毎日のように楽しませてもらっているEURO2004も
残すところ準決勝2試合と、決勝の計3試合。
今週末で終わってしまうのかと思うと、少々さみしい。
今夜、リプレイ(再放送)で見たのは、準決勝の1試合目、ポルトガルVSオランダ。
2-1、息詰まるような熱戦で、試合後、勝ったポルトガルの選手が、
芝の上で大の字になって、倒れているのが印象的だった。
2-0から1点を返し、死にもの狂いで攻撃を仕掛けてくるオランダ。
タレントが多いだけに、いつ同点になってもおかしくない情勢だったが、
守勢のポルトガルは耐えに耐えて、試合終了のホイッスルを
やっとの思いで聞くことができた。
この試合のフィーゴの動きは最高だった。
年齢を感じさせない瞬発力、
得点にはならなかったものの、ゴールポストを直撃した後半のシュートにはしびれた。
準々決勝のイングランド戦でのルイコスタのゴールといい、
今大会で代表ユニフォームを脱ぐと思われる黄金世代のベテラン陣は、ここにきて大活躍だ。
マニシェの決勝ゴールも素晴らしかった。
今大会でも5本の指に入るようなファイン・ゴールだった。
明日はもうひとつの準決勝、ギリシャVSチェコ。
いくら波に乗っているギリシャとはいえ、今のチェコには歯が立たないだろう。
開催国ポルトガルと、実力ではNO.1のチェコの両国による決勝は、見どころがいっぱいだ。
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