死ぬほど好きな曲4 Birdland/Weather Report
曲は天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスによるスケールの大きいベースソロから始まる。
印象的なベースライン、次第にからんでいくジョー・ザビヌルのキーボードと
ウェイン・ショーターのサックス。
まくし立てるようなピーター・アースキンのドラムス。
このあたりの曲の展開が、実にスリリング。
ジャズ・フュージョン・グループ、ウェザー・リポートの「バードランド」。
名盤「ヘビー・ウェザー」の1曲目を飾っているが、
私のお気に入りはライブアルバムの「8:30(エイト・サーティ)」。
ここでのジャコの演奏は神がかっている。
グループは、ジャコ・パストリアス、ドラムスのピーター・アースキンが抜けた後、
ヴィクター・ベイリー、オーマ・ハキムが加入。
当時、このメンバーでの来日公演を見た。
中核的存在のジョー・ザビヌルとウェイン・ショーターは健在で、
バードランドも演奏した。
しかしジャコ在籍中の、あのわくわくするような躍動感からはほど遠かった。
グループは死に体であった。
しばらくして、グループは解散。
そして、ソロ活動をしていたジャコは解散の翌年、この世を去った。
なんと35歳の若さであった。
80年代に入り、マンハッタン・トランスファーがこの曲をカヴァーして大ヒット。
斬新でかつ完成されたコーラスワークとアレンジは、この曲に新たな生命を吹き込んだ。
ジェイ・グレイドンによる見事なプロデュースであった。
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Comments
Birdlandで検索していたらこちらに来ちゃいました。
わたしもこの曲大好きです。オリジナルはもちろんですが
ストリング・チーズ・インシデントのカバーが大好き。
一度聴いてみてください。
Posted by: Treyuko | October 26, 2004 08:59 PM
Treyukoさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
ストリング・チーズ・インシデント、まったく知りませんでした。
一度、聞いて見ますね。
Posted by: るうかす | October 27, 2004 12:42 PM